コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

【雑味が多いコーヒーへの対処法】塩ソムリエvsコーヒーカケザニスト

先日、食品の展示会に出展していました。2日間の会期だったのですが私のいるブースの斜め前に気になる団体がありました。
「日本塩ソムリエ協会」です。塩がいくつか展示してあります。書いてある通り塩のソムリエがいるんだろうなとは思います。
 
そして、それ以上に気になったのがそこで来場者に商品の案内をされているお姉さまが美しかったことです(笑)
 
遠目に見とれているだけで、なかなか声をかけることができません。
展示会も残り1時間くらいとなったところで、思い切って声をかけました。
 
「ずっと気になっていたのですが、塩ソムリエ協会ってどんなことしているのですか?」そう言うのが、やっとでした。
 
答えは、予想通り塩の使い方や効能などを広められているようです。
 
マチュピチュの塩やペルシャの青い塩などあります。
天然塩だったら、取り過ぎても喉が乾いて水を飲んで余分な塩分は排出されるので大丈夫ですなどと説明がありました。

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ペルシャの青い塩をはじめいくつか試食させていただきました。なかなか塩の食べ比べをする機会もないのでいい経験が出来ました。
 
浅草にショールームもあるそうです。
 
私がコーヒー屋だと伝えると、コーヒーに塩を入れて飲むこともありますよとのこと。
また、エチオピアではコーヒーに塩を入れて飲むことも多いのですよとのこと。・・・知らなかったです。
 
ググってみると、やはりそのようです。

カリオモンとは、エチオピアで行なわれるコーヒーを飲む儀式のことをいいます。英語では「コーヒーセレモニー」と呼ばれます。

 

これは大切な人をもてなすためのものであり、日本の茶道にもたとえられるものです。

 

冠婚葬祭の場面だけではなく、日常的な社交のときにもカリオモンは頻繁に行なわれます。

 

カリオモンはホストが生豆を煎ることから始まります。来客に対して合計で3杯のコーヒーが出されます。

 

一杯目は「アボル」と呼ばれます。それは感謝を込めて大地に注がれた後に、客の器に注ぎ分けられて、砂糖などが入れられます。

 

二杯目は「トー」と呼ばれ、塩を入れるのが伝統的な作法です。

 

バラ」と呼ばれる3杯目にはバターやカルダモン、クローブなどが入れられます。セレモニーは開始から終了まで2時間くらいかかります。3杯それぞれに大地や家族に感謝する気持ちが込められているのです。

出典: エチオピア|コーヒー百科

 

塩ソムリエのコーヒーの飲み方

その方は、安いコーヒーを買った時に塩を入れて飲むことが多いそうです。
美味しいコーヒーは、そのまま普通にブラックで飲まれているそうです。

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ようは雑味を消したいときに塩を入れると、すごく飲みやすくなるんだとか。
ただし、温度が下がってくるに従って塩が強くなってくるので入れすぎは注意ですよとのことです。
もちろん、コーヒーに入れるのも天然塩ですよと仰られていました。
 

コーヒーカケザニストのコーヒーの飲み方

私は、はちみつをつまみながらコーヒーを飲むことが多いです。

 

雑味が多いコーヒー。苦味が強すぎるなと感じたコーヒー。そんなコーヒーを飲む時は、アカシアのようなあっさりとしていてクセのないはちみつを一口食べてからコーヒーを飲みます。

 

すると、気になっていた雑味がほとんど気にならなくなります。苦味も大幅に緩和されます。コーヒーを飲み終えるまでに、また苦味や雑味が気になってきたら、もう一口食べます。

だいたい、二口も食べたらコーヒーを美味しく飲み終えることが出来ます。

 

まとめ

天然塩を使って、雑味が多いコーヒーを美味しく飲むことが出来るんだと勉強になりました。精製塩ではなく、必ず天然塩ですよと念を押されていました。

 

他に私が試した中では、コーヒーの液体の中に山椒を二ふりくらい入れて飲むと雑味を感じにくくなります。山椒は舌を麻痺させますからね。

 

毎回、買うコーヒーが必ず美味しいとも限りません。忙しくて、コーヒーを家で飲むことが少なく古くなってしまうこともあるでしょう。

 

そんな時、こういった方法で少しでも美味しくコーヒーを飲んでみてはいかがでしょうか。

 

最後まで、読んでいただきありがとうございました。