コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

【コーヒーの皮から出来たカップ】色んな形で、捨てられていた部分が再利用されています

最近は、コーヒーの「豆」の部分以外の再利用が色んな形で進んでいます。以前ブログで紹介させて頂きました「カスカラ」。

 

「カスカラ」は果肉の部分を乾燥させた物ですが、これを紅茶のようにして飲んだりします。ブルーボトルコーヒーでは「カスカラフィズ」というメニュー名で炭酸で割って提供しています。酸っぱいものが好きな人は、きっと気に入ると思います。

 

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そして「コーヒーフラワー」。こちらも、今まで捨てられていた果肉や果皮の部分を乾燥し粉末にしたもので栄養価も高いことから「スーパーフード」として注目されています。

 

 

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そして、今回ご紹介するのは何とコーヒーの内果皮から出来たカップです。

コーヒー豆を覆う皮の層のうち、「内果皮」と呼ばれる部分は現状、脱穀の過程で取り除かれ、ほぼ使われるあてもなく捨てられているという。その皮に目をつけて、よりサステナブルなコーヒー文化を浸透させるべく、新たな挑戦を始めているスタートアップがオーストラリアにある。彼らが開発しているのは、捨てられるはずだった内果皮を利用して作るコーヒーカップ「HuskeeCup」だ。

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ゴミになるはずだった素材は一転、開発チームの手によって保温性に優れ、コーヒーをより長時間、温かいまま保つ美しいカップとなった。コーヒーの皮には弾性があり、HuskeeCupは高い耐久性を備える。カフェなどで長期にわたって繰り返し使用することもできる。

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見た目のデザインも、なかなかお洒落じゃないですか。

保温性に優れているようですが、熱いコーヒーを注いでも手で持つ部分は熱くなりにくいように設計されているようです。

 

また、食器洗浄機にかけてもよく、底面に施された溝によって水切れがよくなるとのことです。よく考えられていますね。

 

自分のお気に入りのコーヒーを、コーヒーの内果皮を再利用して作ったカップで飲む。なんか、良くないですか。

 

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世界のコーヒー消費量は増え続けている。自宅にコーヒーメーカーを備え、食後にコーヒーを楽しむ文化は、もはや欧米だけのものではなくなった。しかし、コーヒーの製造過程で毎年135万トン以上が廃棄されているコーヒー豆の皮について語れる人はどのぐらいいるだろうか。

生産国では果肉や果皮が大量に廃棄されることによって環境破壊にも繋がっています。こうして色んな形で再利用されることで環境保全に繋がればと思います。 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。