コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

【マヌカハニーって何?】マヌカはやっぱり凄い!!

昨日、マヌカハニーの抗菌作用の強さについて書きましたがだいたい「マヌカハニー」って何?という方に向けてまとめておきたいと思います。

 

はちみつが好きです。はちみつを使ったワークショップをしていますと伝えるとマヌカに関する質問多いです。

 

今まで、これだけブログを書きながら全くマヌカに触れて来なかったのにはいくつか理由があります。

 

マヌカハニーについて今までブログに書かなかった理由

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  1. 種類が多く味わいにもかなり差がある
  2. 価格が高い
  3. コーヒーに合わせにくい
  4. 1~3の理由で普段自分が食べることが少ないので馴染みがない

こんな理由です。2の値段が高いということに関しては、はちみつ屋さんに行ってマヌカの試食が置いてあると試食をして味わいの確認をします。高いので、そんなに何種類も買えないのでそういう機会があれば試食させてもらうようにしています。

 

そうしてきた自分の中の経験で言うと”味わい”の差がかなり幅広いこと。メチルグリオキサールの含有量によってももちろん違うでしょうし、その他様々な要因があると思います。

 

それだけ差がある中、自分自身でこの辺が平均かなと思うところのものとコーヒーは合わせにくいなと思います。

 

マヌカを飲み物と一緒にいただくならMGO(メチルグリオキサール)が熱に強いということもあるのでホットココアに入れて飲むのが個人的には一番いいかなと思っています。

 

マヌカハニーとは

マヌカというのはニュージーランドに自生しているフトモモ科の低木で、英語ではTea Treeと呼ばれています。

 

ニュージーランド先住民族マオリ族はマヌカの木を復活・癒しの木と呼んで薬草として大切にし、外傷や病気の治療や健康増進に利用してきました。

 

マヌカの木は11月から12月に約1ヶ月間くらい白やピンクの花が咲かせるのですが、その花の蜜だけから作られた貴重な蜂蜜が、マヌカハニーと呼ばれているのです。

 

もともと蜂蜜には疲労回復や整腸作用、殺菌や沈静の効果があり、世界中で身体にいい食品として親しまれ愛されていますが、中でもマヌカハニーには、他の蜂蜜には無い特別な殺菌や抗菌効果があることで知られ、日本でも人気が高まってきています。

 

マヌカの花の蜜だけで作られるマヌカハニーには蜂蜜の中でただひとつ、メチルグリオキサールという抗菌活性成分が含まれています。

 

このためマヌカハニーは一般的な蜂蜜に比べて8倍もの抗菌活性力を持っていて、腸の中にある大腸菌やピロリ菌、サルモネラ菌などの悪玉菌の働きを抑制して高い殺菌効果を発揮し、感染症の治療に役立ってくれるのです。

 

中でもピロリ菌は日本人の半数近くが感染しているといわれ胃潰瘍胃がんの原因になることもありますが、マヌカハニーにはピロリ菌を殺菌し乳酸菌などの善玉菌の働きをサポートしてくれる働きがあります。

 

蜂蜜を食べるだけで悪玉菌を殺菌することができるのというのは、薬などとちがって副作用の心配も無いので安心ですよね。

 

この他にもマヌカハニーは、風邪の予防や喉の痛み、口内炎の治療などにも役立つと言われています。

マヌカハニーと蜂蜜の違い

やっぱり、マヌカ凄いでしょ!

 

しかも「フトモモ科」の植物です。フトモモ好きの私にとっては、たまりません(笑)

 

英語で「Tea Tree」と呼ばれているのも気になりますね。

 

MGOとUMFについて

マヌカハニーについてよく聞かれる質問の一つに「何か数字が書いてあるけど、よくわからない」というのがあります。

数字がない商品もあります。

マヌカハニーの商品に付いているラベルを見ると、「UMF」や「MGO」といった数値が記載されていることが分かります。
これは、そのマヌカハニーが持つ健康成分を分かりやすくパラメータ化したものです。これらの数値が大きければ大きいほど、そのマヌカハニーを食用した際に多大な健康効果を得られるということです。

 

UMFは、Unique Manuka Factorの略。日本語に訳すと、「マヌカ独自の要素」という意味です。

 

具体的には、マヌカハニーに備わっている殺菌作用を消毒液のフェノール溶液と比較して数値化しています。

 

たとえばUMF 15+と記載されていれば、そのマヌカハニーの殺菌効果は濃度15%のフェノール溶液に匹敵するという意味になります。

 

ちなみに、怪我をした際に患部に塗布されるフェノール溶液の濃度はせいぜい数%程度。マヌカハニーの殺菌パワーがいかに強力かお分かりいただけるのではないでしょうか。

 

一方MGOは、メチルグリオキサールという成分を意味しています。

 

マヌカハニーに抗菌作用をもたらす食物メチルグリオキサールの含有量そのものを表すパラメータで、たとえばMGO 400+と記載されていれば、そのマヌカハニーには1kgあたり400mgものMGOが含まれているということです。

 

もちろん、健康効果を期待する方はできるだけこれらの数値の高いマヌカハニーを購入した方が良いわけですが、UMFやMGOが上がるほど商品の価格自体も跳ね上がってしまうのが難点。

 

一般的には、UMF 10+、MGO 100+程度のマヌカハニーでも十分な健康効果を得られると言われています。

 

マヌカハニーを継続的に食用すると、歯茎の腫れや喉の炎症の抑制、さらには腸内細菌に作用して胃腸系の働きを改善し、感染症予防や皮膚炎回復など様々な免疫力向上効果をもたらしてくれます。

 

また、肌の新陳代謝も活性化されるため、美容効果も抜群です。マヌカハニーは、アンチエイジング用品としても大変重宝するのです。

MGOとUMFについて

ニュージーランドでは、幼児にハミガキをさせる時マヌカハニーを歯ブラシにつけてハミガキをすることも多いそうです。殺菌力が高いので口腔ケアにも最適だと言えますね。

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マヌカハニーMGO別比較表

 

注意して欲しいこと

 マヌカハニーもはちみつです。だから、一般のはちみつ同様1歳未満のお子様には食べさせないで下さい。

 

なんにでも言えることですが、体にいいからと大量に摂取するのもよくないです。毎日、スプーンに1杯だけとか適量を守ることが大切です。

 

そして高額でも人気があるため偽物も出回っているようです。

マヌカハニー自体は余計な添加物を使わず、ありのままの自然の中作られるものですので、その健康効果の高さにも関わらず薬のように副作用の心配も無く摂取できるものです。徹底された管理体制の中収穫された製品には、外部からやって来る有害物質が入る余地もありません。

 

質のよいマヌカハニーは、安全性という面においてはとても優れたものなのです。

 

 

しかしマヌカハニーには優れた健康食品ゆえの弊害として、本物を模倣した質の悪い粗悪品というものが出回っていたりもします。

 

そういった製品は検査も管理も何もかもが不十分ですので、口にするにはやや不安が残りますね。

 

安全なマヌカハニーを手に入れるためには、やたらに低価格なものは買わないようにしたり、メーカーの口コミや評判を見てから購入を決めるのがよいでしょう。

 

マヌカハニーの安全性

最後まで、読んでいただきありがとうございました。