コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

【高校生が作るはちみつ】北海道・市立札幌大通高校の『天然蜜食べ隊 初夏の百花蜜』

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札幌市時計台

私が住む愛知県でも最近は学校で養蜂を行うところが増えているようです。

 

名古屋学院大学、愛知商業、同朋高校など。他にもあるかもしれません。

 

東京・銀座で毎年7月末に開催される「はちみつフェスタ」には、北海道から市立札幌大通高等学校の先生と生徒さんが来て出店されていました。

 

北海道からですと、当然費用もかかりますので昨年は来ることが出来なかったですが今年はまた皆さんにお会いすることが出来ました。

 

昨年は会場に来ることが出来ませんでしたが、見事「天然蜜食べ隊 初夏の百花蜜」がハニーオブザイヤーの最優秀賞と来場者特別賞をW受賞していました。

 

 

市立札幌大通高等学校とはちみつ

”天然蜜食べ隊”という商品名もラベルのデザインも何となく高校生らしさが伝わって来ますよね!

 

私が購入した「初夏の百花蜜」以外に「夏の百花蜜」と「ニセアカシア」が販売されていました。

 

全部、テイスティング出来ましたよ。

 

私がテイスティングした時、ちょうどはちみつマイスターの先輩で元全日本女子バレー日本代表の斎藤 真由美先生がいらっしゃいました。

 

この時点で「初夏の百花蜜」は残り2個でした。

 

テイスティイングをして購入したのは二人とも「初夏の百花蜜」。ということで、この時点で早々に完売しました。

 

こちらの下の写真は会場の準備の時に撮らせていただきました。上から「ニセアカシア」「初夏の百花蜜」「夏の百花蜜」のはずです。

 

こうして並べると色の違いもよくわかりますね。

 

市立札幌大通高等学校では「総合学習」の授業の一環として、この「はちみつプロジェクト」をされているそうです。この「総合学習」の授業は30名の学生が受講されているそうです。

 

このプロジェクトには、活動に共感した地元の企業や専門家。そしてボランティアの方たちの支えがあるそうです。

 

ブースには、昨年受賞したハニーオブザイヤー最優秀賞のトロフィーもありました。

 

『天然蜜食べ隊 初夏の百花蜜』

ラベルを見ているだけで、ほのぼのとしてきます。

 

「ハッチ」と「ミッツ」のキャラクターもいい味出していますね。

 

 

先生にお話しを伺うと、この「初夏の百花蜜」は、あえて糖度を78~78.5度あたりで採蜜出来るようにしているそうです。

 

80度付近よりも、この「初夏の百花蜜」の様々な花を感じられるフローラルさがしっかりと感じられるからのようです。

口当たりは、わりとサラリとした感じです。結構な種類の花が入っているんだろうなと想像させてくれる複雑な味わいの中に程よく酸味がありとても食べやすいです。

 

昨年の「初夏の百花蜜」は、年が明けた頃に少し発泡していました。

 

はちみつマイスターの通学講座が今年2月に名古屋で開催された時、講座で使われていたのですが受講された皆さんが「マスカットだよね」「美味しい」と口にされていました。

 

今年の「初夏の百花蜜」も年を超す頃、同じようになるのかはわかりませんが、これも一つの楽しみです。

 

高校生だったら、絶対こんな授業受けてみたいなと思いますよね!

 

最後まで、読んで下さりありがとうございました。

【缶コーヒーの動向】本格志向のものを各社投入

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昨日は「自販機の減少」について書きました。

 

その中でも少し触れましたが、缶コーヒーも販売数量もおもわしくないです。

 

そんな中、各社色々と試行錯誤しています。

 

まず、昨年あたりからクラフトボスのようなペットボトルタイプの販売が伸びています。少しずつ、ゆっくり時間をかけて飲む『ちびだら飲み』の需要がかなりあるのかなと思います。

 

これによって、缶コーヒーを取り巻く環境はさらに厳しいものとなっているとは思いますが、缶コーヒーがすぐに無くなるようなことは絶対にないと思います。

 

メーカーなどの製造現場などで10~15分くらいの限られた時間にコーヒーが飲みたい時は、やっぱり缶コーヒーのショート缶サイズというのは、ちょうどいいサイズ感だと思います。

 

 

サントリー食品は缶コーヒー「BOSS」の新シリーズ「カフェ・ド・ボス」

サントリー食品は缶コーヒー「BOSS」の新シリーズを立ち上げた

サントリー食品は缶コーヒー「BOSS」に、新シリーズの「カフェ・ド・ボス」を加えた。缶コーヒーの購入者は中高年の男性が中心だが、あえて女性や若者を主力ターゲットに据えた商品を投入した。

カプチーノ味など若者に人気の風味を取り入れつつ、容器は懐かしさを感じさせるレトロなデザインを採用した。テレビCMなどを通じた広告では、仕事の合間に一息つくのにちょうどいい「飲みきりサイズの缶コーヒー」というイメージを訴える

近年はデスクワークをしながら少しずつ飲めるペットボトル入りのコーヒーが消費を伸ばしている。半面、休憩のきっかけがなくなりがちだと感じている消費者もいるといい、商品開発や販売促進のコンセプトに生かした。

缶コーヒー各社、本格追求で消費者「奪還」 :日本経済新聞

サントリーは、あえて缶コーヒーをあまり飲まない女性や若者をターゲットにしました。

 

令和元年となった今年特に『昭和レトロ』が取り上げられることも多かったですが、ここでもデザインはレトロなものを採用しています。

 

このレトロなデザインで流行に敏感な女性や若者のハートをキャッチ出来るのでしょうか。

 

そして、テレビCMでは仕事の合間に飲み切るのにピッタリというのを、やはり訴求しているようです。

 

キリンビバレッジは主力の「ファイア」を刷新

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2019年は発売20周年に当たることから、シンボルである「火」のマークをより強調したパッケージを採用。コーヒー豆の焙煎(ばいせん)法も、従来より高温のじか火で仕上げることで、独特の焙煎香を引き出したという。

キリンは「ファイア」の商品名、シンボルマークである”火”にこだわり高温の直火で仕上げ独特な焙煎香を引き出すようです。

 

まとめ

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しっかりした棲み分けをするために、ペットボトルコーヒーの”逆張り”的なものが多いのかなと言う印象を受けます。

 

ペットボトルコーヒーは、量が多いため”飲みやすさ”を追いコーヒーの味わいや風味は軽いものが多いです。

 

対して、量が少ない缶コーヒーはコーヒーのボディやコクをしっかりと出すものが多いように思います。

 

キャラクターが明確になれば、消費者としては選びやすくなっていいですよね。

 

最後まで、読んで下さりありがとうございました。

【消える自販機】設置台数が10年で10万台減少

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ラグビーワールドカップも盛り上がっていますね。

 

ラグビーの魅力の一つ「ノーサイド」の精神で、試合後の各チームのサポーターが敵味方関係なく楽しそうに交流している姿を見ると微笑ましく思います。

 

そして、当然母国を応援しようとたくさんの外国人の方が日本に来ています。

 

よくテレビ番組で「日本に来て驚いたことは?」と来日している外国人に質問をするような企画があります。

 

昔から、自動販売機の多さに驚くというのはよく聞きます。

 

無防備に、お金がたくさん入ったものを置いておくなんて信じられないというようなもので、ある意味自動販売機は日本の治安の良さの象徴とも言えるのではと思います。

 

ただ、そんな自販機がここ10年で設置台数が10万台も減っているそうです。

 

 

自動販売機が10年で10万台減少

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清涼飲料の自動販売機ビジネスが曲がり角を迎えている。地方の人口減少で台数が減っていることに加え、人手不足で商品補充などの人員を確保するのが難しくなりコストが高騰。値引き販売がない自販機の売り上げは飲料メーカーにとって稼ぎ頭だけに、IT(情報技術)投資などで効率化を急ぐ。各社は市場の構造的な変化への対応を迫られている。

 

■1台当たりの販売量1割減

「この2年間で不採算の自販機を多数撤去した。これからは収益が見込める立地で(台数を)増やしていく必要がある」。8月、コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス(CCBJH)のカリン・ドラガン社長は2019年4~6月期の連結決算(国際会計基準)説明会で自販機の現状をこう説明した。

コンビニエンスストアの店舗網が広がった結果、自販機の売り上げは落ち込んでいる。飲料各社は不採算機の撤去状況などの詳細を明らかにしていないが、飲料総研(東京・新宿)によると18年の自販機稼働台数は233万台と、10年間で約10万台減っている。1台当たりの販売量も同期間に1割以上落ち込んでいる。

消える自販機、人手不足が直撃 10年で10万台減 :日本経済新聞

缶コーヒーに限って言えば、コンビニのカウンターコーヒーが台頭して大幅に販売数が減少したことは容易に想像出来ます。

 

ただ、自販機にはもちろんコーヒー以外の炭酸飲料やお茶などの商品もあるのでそこまで減っているとは思いもしませんでした。

 

自動販売機の設置台数が10年で10万台減っている要因

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  1. 地方の人口減少による台数減少
  2. 人手不足により商品補充の人員確保が困難
  3. コンビニの店舗網の拡大

以上が大きな要因だと考えられます。

 

人手不足により飲食店での飲み物の提供が、フルサービスから店内に自販機を設置するという流れがあるのかなとも思ったのですが、その前段階でも当然人手不足は同じですよね。

 

自販機を設置しても、商品を補充する人がいなければ販売することが出来ませんね。

 

自販機戦略の今後

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コカ・コーラをはじめ大手飲料各社は今後に向けて既に新たな取組をはじめています。

 

コカ・コーラ

日本コカ・コーラは16年4月から無償配布を始めた自販機向けスマートフォンアプリ「コーク・オン」のダウンロード数が、6月に1500万件に達したと発表した。

同アプリにはポイントをためると1本無料になる特典に加え、キャッシュレス決済機能も導入した。20年の東京五輪・パラリンピックのワールドワイドオリンピックパートナーとして、連動した販促なども矢継ぎ早に打ち出している。

アプリを通じた購入者数が増えれば、集めたデータを生かした販促につなげることもできる。商品の企画・開発を手がける日本コカ・コーラと、製造・販売を請け負うCCBJHはこれまで分担を明確にしてきたが、自販機戦略を担う初の共同チームを今年に入って立ち上げるなど、新たな取り組みを始めている。

自販機におけるキャッシュレス決済は、近い将来必須になることは間違いないでしょう。

 

そして、スマートフォンアプリで会員を囲い込み、そこから得られたデータを活用しての商品開発やキャンペーンの打ち出し。

 

少ない人員で効率よく商品の補充が出来るようAIの活用などが進められていくのかなと思います。

 

サントリー食品インターナショナル

業界2位のサントリー食品インターナショナルは、自販機限定商品に力を入れる。昨秋には缶コーヒー「BOSS」ブランドで、「ビストロボス」と呼ぶスープの派生商品を投入した。

容器は通常の190グラム入り缶コーヒーと同じだが、中身はコーンスープやオニオンスープ。「店頭では見かけない商品を自販機に並べれば購買につながりやすく、価値向上にもつながる」(同社)との戦略だ。

自販機の苦戦の背景には、長年売り上げと利益を支えてきた缶コーヒーの低迷がある。コカ・コーラの「ジョージア」、サントリー食品の「BOSS」、アサヒ飲料の「ワンダ」、キリンビバレッジの「ファイア」など、各社看板ブランドをそろえているが、市場の縮小が続いている。

消費者は開栓後も持ち運びやすいペットボトルのコーヒーにシフトしている。最近ではサントリー食品が先駆け、メーカー各社が派生ブランドとしてペットボトルの展開を始めた。ただ生産体制が整った缶コーヒー用の製造ラインは稼働率向上が大きな課題となっており、「ビストロボス」の展開はこうした状況を改善するための試行錯誤の一環とみられる。

この記事を読む限りでは、コカ・コーラが、どちらかというとインフラに関わるものが多かったのに対しサントリー食品は「ビストロボス」という新しいブランドを投入しスープの販売を昨年より販売しています。

 

ダイドー

自販機に強みを持つダイドーグループホールディングスは21年1月期にかけて、自販機の営業人員を新たに約100人採用する計画を持つ安定した購買が見込めるオフィスや工場など企業向けの営業を強化する。従業員がコーヒーを飲んでから短時間昼寝する「カフェインナップ」の取り組み提案や、立地に適した商品構成などにきめ細かく対応することで台数増につなげる狙いだ。

ダイドーは商品を補充する人員の確保を予定。

 

そして、オフィスや工場などへの営業を強化するようです。ここには「カフェインナッップ」の提案も書かれていますね。

 

お昼寝が大好きな私にとっては、これを機にオフィスや工場で昼寝を推奨してくれるようになることは嬉しいです。

 

まとめ

コンビニの24時間営業も今後減ることが予想されます。

 

色んな外的な要因によって自販機の売上も変動すると思います。

 

キャッシュレス決済への対応。

 

より競争力がある商品の開発。

 

人手不足対策としてのインフラ整備。

 

色んな対策をしなければならないと思うので自販機業界も大変かと思います。

 

自販機がこれだけたくさん設置されているのは、日本の文化と呼べると思います。

 

いつでも購入出来る自販機はなくなって欲しくないなと思います。

 

最後まで、読んで下さりありがとうございました。

【香川県・みねやま養蜂の”想い”】”お肉様に捧ぐ”ハチミツ醤油

9月に東京ビッグサイトで開催された「地方銀行フードセレクション2019」。

 

その会場でも、はちみつを扱っている企業の出展が多く見られました。

 

香川県の「みねやま養蜂」も、そこに出展されていました。

 

上の写真「瀬戸内のハチミツ」色が綺麗ですよね!

 

撮影技術が全く向上しない私がiPhoneで撮っても、これだけ綺麗です。

 

はちみつの試食をさせて頂き、少しお話しをしているとお肉の試食もさせてくれました。

 

はちみつのブースで「肉~?」と思いますよね。

 

主役は肉ではなく、その肉の味付けをしている醤油です。

 

もっと言うとはちみつを使用した醤油です。

 

現在、テスト販売をされているそうです。

 

 

みねやま養蜂 お肉様に捧ぐハチミツ醤油 

商品名が素晴らしいですよね!

 

『お肉様に捧ぐ』

 

このハチミツ醤油があなた様(お肉)の持つポテンシャルを最大限に引き立たせていただきますよ!

 

そう語りかけているような商品名です。

 

はちみつは、味噌をはじめ発酵・醸造されたものとの相性はいいです。

 

実は、個人的に私も地元愛知県ならではの「はちみつ醤油」を1年ほど前に商品化してみようかと思ったのですが諸事情があり断念したことがありました。

 

まだテスト販売とはいえ、こうして商品化されたハチミツ醤油を見て、実際に食べさせてもらい嬉しかったです。

 

この時、試食させていただいたお肉の味付けは「お肉様に捧ぐハチミツ醤油」のみです。

 

味はもちろん醤油ベースで、はちみつが入ったことで甘さの部分が加わりさらに”旨味”もプラスされ、複雑な味を感じられます。

 

牛、豚、鶏、羊などわりとどんなお肉にも合わせられやすいと思います。

 

個人的には、豚バラスライスを「お肉様に捧ぐハチミツ醤油」にしばらく漬け込んでシンプルニ肉と玉葱だけ。もしくは、もやしを加えてもいいかな。それらを炒めて、白飯と一緒にガッツリ食べたいなと思いました。

 

みねやま養蜂の”想い”

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 みねやま養蜂さんと、お話しをさせて頂きました。

 

もちろん、一番私が気になったのは「なぜ、ハチミツ醤油を作ったのか?」というところでです。

 

日本には『テーブルハニー』という文化はないです。

 

ダイニングテーブルの上に、いつもはちみつが置いてある。

 

食卓に並んだ料理を食べながら、各々がはちみつをかけたいものにかけて食べる。

 

そんな日本に、もっとはちみつを身近に感じて欲しい。そんな願いから作られたそうです。

 

そして、ただの「ハチミツ醤油」でなく、もっと絞り込みピンポイントで”肉専用”の「ハチミツ醤油」にされたそうです。

 

漠然と「ハチミツ醤油」というよりも「お肉に使うんだ!」と、商品を手にした人にイメージがしやすくていいと思います。

 

そして、ヨーグルトにかけたりパンにかけたりだけでなく様々な料理にはちみつは使えるんだよということを知ってもらえたらというのが、みねやま養蜂さんの想いのようです。

 

 私は、基本的にはちみつはそのままペロペロ食べるのが一番好きですが、もう少しこうした料理への使い方などを学んで、皆様にお伝えしていくことが出来たらいいな。

 

そんなふうに思いました。

 

 香川県発で作られた肉専用の「ハチミツ醤油」。

 

せっかくなら、どこか地元のうどん屋さんも「肉うどん」の肉に使って頂けるお店が出来たら素敵だなと思います。

 

最後まで、読んで下さりありがとうございました。

【コーヒーをゆっくり飲むことが出来る幸せ】フェルナンド・トーレスが語る日本の良さ

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よく「何でもない、ごく普通の生活を送ることが出来ることは幸せだ」と聞きます。

 

こういった、言葉を聞くとその時は「そうだよな」と納得するのですが日々忙しい生活が始まると、そういったことを忘れ去ってしまうことが多いです。

 

私に関して言うと、毎日美味しいコーヒーを飲んで、毎日美味しいはちみつを食べることが出来ればそれはそれで幸せに思います。

 

でも、同じ食べたり飲んだりするにしても”せかせか”と慌ただしく食べたり飲んだりすること。”ゆっくり”食べたり飲んだりすること。

 

この2つの差は凄く大きいことかなと思います。

 

美味しいものをいただくのであれば、気持ち的にもしっかりとゆとりを持って、ゆっくり味わうことが出来れば、それだけでさらに自分にとって豊かな時間となるのかなと思います。

 

 

サッカー フェルナンド・トーレスの現役最後の場所”日本”で幸せを感じたこと

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今年8月23日に、サガン鳥栖に所属していた世界的スーパースターのフェルナンド・トーレス選手がヴィッセル神戸戦を最後に引退しました。

 

スペイン代表での試合は、印象としてポストプレーに強い印象ですがリヴァプール所属時はスピードを活かしディフェンダーの裏へ抜け出してゴールを決めるというのが多かったです。

 

日本にやってきてサガン鳥栖での成績は約1年、35試合に出場し5得点と決していいものではありません。

 

もちろん、ピークを過ぎてからなので仕方のないことだと思います。

 

ただ、世界的なプレーヤーが試合にどのような準備をして臨むのか。チームの戦術やプレースタイルに早く溶け込むためにチームメートと積極的に意見交換をしお互いを理解する。

 

そういった姿勢がチームに残したものは大きなものだと思います。

 

そんな、フェルナンド・トーレスが引退する時に日本の良さを語っていたそうです。

「日本での生活は楽しんでいたみたいです。『コーヒーを飲みに出かけられるのがうれしい』と言っていました。海外ではすぐに人が集まり、サインや写真を求められ、コーヒーも飲んでられないそうです。日本人はトーレスとわかっていても、プライバシーを尊重して近寄らない。それに感謝していました。『コーヒーをゆっくり飲めるのは幸せ』って。世界のスーパースターは大変だなって思いました」

トーレス現役最後の日々。ゆっくりコーヒーが飲めるのを楽しんでいた (2019年8月26日) - エキサイトニュース(3/3)

ここには書かれていませんが、日本の『治安の良さ』『町の清潔さ』についてもコーヒーをゆっくり味わえる要因と話されていたそうです。

 

まとめ

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毎日、何気なく飲んでいるコーヒー。

 

ゆっくりと飲むことが出来ることが幸せなことなんだと改めて思います。

 

もちろん、フェルナンド・トーレス元選手と違い私がどこかのカフェでコーヒーを飲んでいても誰かに声をかけられることはありません。

 

治安の良さによって、安心して飲むことが出来る。

 

そして、もっと川上の話をするとコーヒー生産国で一生懸命生産している生産者の人がいるからこそ、目の前にコーヒーがあるのかなと思います。

 

生産国で紛争等が起きたらコーヒーを輸入することが出来なくなるかもしれないですし。

 

そんなことを考えながら、今もコーヒーを飲んでいますがコーヒーが愛おしく思えて来ました。

 

サッカー以外にもフェルナンド・トーレスは素敵な言葉を私たちにプレゼントしてくれました。

 

最後まで、読んで下さりありがとうございました。

【”ギリシャ”を存分に味わう】ギリシャ産アスファカはちみつとピンクピスタチオ

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ギリシャ料理の会

先日、美味しいギリシャのはちみつを扱っている「イリオスグリークプロダクツ」主催の「ギリシャ料理の会」に参加しました。

 

20年前、新婚旅行でギリシャを訪れた時の料理に対しての印象は決していいものではなかったです。

 

現地のガイドが最初に言った言葉が「多分、ギリシャでは魚介類をそのまま焼いて塩だけで味付けしたものが一番美味しいと思います」。

 

ギリシャに泊まったのは2泊でしたが、その時のガイドの言う通りだなと思いました。

 

わりといいホテルに宿泊し、たしか一泊目が海鮮バーベキューでした。それは、確かに美味しかったです。

 

2泊目のディナーや朝食など、ちょっと手のこんだ料理が並んでいましたが正直ここには美味しいと思う料理がほとんどなかったです。

 

それから、私の中では「ギリシャ料理は美味しくない」とずっと思い続けていました。

 

現地ガイドの言う通りだったと。

 

それが、今回の「ギリシャ料理の会」に出て、その当時の現地ガイドの言った言葉の意味が違ったのだと20年経ち気づくことができました。

 

てっきり「塩だけで味付けしただけの料理が一番美味しい」=「ギリシャ料理は不味い」という意味で捉えていました。

 

そうではなく野菜、塩、ハーブなどの素材がいいからシンプルな料理が美味しい。そう言いたかったのではと気が付きました。

 

今回の「ギリシャ料理の会」では、野菜をたくさん使い良質なオリーブオイルと塩。それにハーブなどでシンプルに味付けされたものが多かったのですが実に美味しかったです。

 

私の大好きな山羊のチーズもありました。

これに美味しいワインと、参加された個性豊かな楽しい人達との会話を楽しみ、会を後にする頃には「ギリシャ料理最高!!」と変わりました。

 

そりゃ、あれだけ綺麗な空と海があるところです。

 

野菜も、魚介も、オリーブイルも美味しくて当たり前だと思いました。

 

ギリシャ産ピンクピスタチオのアスファカはちみつ漬け

そう思うと、無性に”ギリシャを味わいたい”と思いました。

 

そして、有り難いことに我が家にはギリシャを存分に味わうことが出来るものがあります。

 

それが、イリオスグリークプロダクツの「ギリシャ産ピンクピスタチオのアスファカはちみつ漬け」です。

 

ギリシャ産のアスファカはちみつ。

 

アスファカはハーブの一種ですが、そんなにハーブらしい印象は受けません。国産のれんげはちみつに近い印象。それでいて、その味わいは濃厚です。

 

そんなアスファカはちみつにギリシャの特産品であるピンクピスタチオを漬け込んだものです。

 

この「ギリシャ産ピンクピスタチオのアスファカはちみつ漬け」は市販されていないものです。

 

今年のはちみつフェスタで、イリオスグリークプロダクツが、はちみつを購入したお客様に先着でプレゼントしていたものです。

 

これ食べてみると、アスファカはちみつの甘さとれんげはちみつにも似た味わいの中にピンクピスタチオの優しい味わいが交わり、何とも言えない幸福感を感じます。

 

アスファカはちみつもピンクピスタチオも、それぞれ主役になることが出来る器だと思います。

 

けれども、主役同士がぶつかり合うことなくそれぞれの良さをしっかりと残しながら見事なマリアージュを演じてくれます。

 

ピンクピスタチオのアスファカはちみつ漬けを食べながら、新婚旅行で訪れたギリシャ。そして今回参加した「ギリシャ料理の会」を回想すると気分が上がってきます。

 

やっぱり、青い空と青い海が生み出すものは素材がいいなと思いました。

 

最後まで、読んで下さりありがとうございました。

【”喫茶店”って、何なんだろう?】私にとっての喫茶店 『純喫茶とパンの本』を読んで

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先に言っておきます。

 

よくある「喫茶店」と「カフェ」の違いは?というお話しではないです。

 

『純喫茶とパンの本』という本を見ていました。

純喫茶とパンの本 (エイムック 4385)

純喫茶とパンの本 (エイムック 4385)

 

 

ここで出てくる喫茶店は東京と名古屋の喫茶店がほとんどです。

 

冒頭からしばらくは、東京にある純喫茶で提供されるパンメニューの紹介があります。

 

どれを見ていても美味しそうで、機会があったら行ってみたいなと思う店舗もいくつかありました。

 

そしてp.58に『喫茶店ってどんな場所?』というページがありました。

 

ここでは、様々な方に「喫茶店ってどんな場所?」と尋ねて、その答えが紹介されています。

 

 

『純喫茶とパンの本』 ~喫茶店ってどんな場所~

こちらに、答えられている方達の答えをいくつか紹介します。

 

ワクサカソウヘイ(文筆家)

「”大切な人とお茶をする”という、人生における句読点のような時間を過ごすことが出来る、日常と非日常が入り混じった空間」

 

文筆家らしい表現の仕方ですね。人によって喫茶店という場所が”日常”である人もいれば”非日常”という人がいると思います。

 

そうした人たちの生活が交錯する空間ということなのかなと思います。

 

武内勇(三鷹・コーヒーリスボン マスター)

「自分が”こういう空間であって欲しい”と思う場所」

 

これは喫茶店のマスターとしての立場から出る言葉ですね。

 

一国一城の主として、店を切り盛りしているのであれば当然”こういう空間であって欲しい”と、自分の想いを表現できる場所にしたいと思うことは至極当然なことだと思います。

 

そう思うことが出来る空間で仕事がしたいですよね。

 

難波里奈(東京喫茶店研究所二代目所長)

「1人でも独りじゃない。いつでもそっと寄り添ってくれる場所」

 

これは、この本の著者である難波里奈さんの答えです。

 

私も若い頃、通い詰めた喫茶店ではこんなような場所と同じように思っていました。私の場合は、いつも通っている喫茶店がそうでしたが難波里奈さんにとっては、多くの喫茶店を指して言ってられるはずです。

 

この10年間で1,700店以上も喫茶店を訪れているそうなので、難波里奈さんにとっては全ての喫茶店が日常であるとともに、初めて訪れるという非日常的な部分が彼女自身の中で交錯しているのかなと思います。

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纐纈公夫(神保町さぼうるに通い続けて60年、大屋書房店主)

「一日の中になくてはならない時間であり、場所」

 

60年通い続けていれば納得ですよね。一日の中だけでなく、纐纈公夫さんの人生においてなくてはならないものに既になっているのではと推測します。

 

60年通い続けたということは、その喫茶店が60年以上経営されているということなので素晴らしいことだと思います。

 

都築響一(編集者・ジャーナリスト)

 「生活の一部として溶け込み、身近すぎて覚えていないくらいの店 それが、いい喫茶店の条件だよね」

 

なんだか深いですね。

 

あまりにも身近すぎて覚えていないくらいの店。

 

よく夫婦や恋人が長くつきあっていると空気のような存在と例えられることもありますが、この都築響一さんにとって喫茶店はまさにそういった存在なのでしょう。

 

そして「覚えていないくらいの店」がいい喫茶店の条件だと・・・

 

コーヒーが特別美味しいとかではなく、覚えていないくらいの店。

 

自分自身と喫茶店が同調する。ものすごく居心地がいいことを表現されているのだと思います。

 

私にとっての喫茶店

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私にとっての喫茶店も、その時、その時代で違います。

記憶にあるところからたどると・・・

 

小学生~中学生

この頃は、毎週末家族で喫茶店でモーニングをいただくことが習慣化していました。

 

小学生の頃は「家族との憩いの場」

 

中学生の頃も家族で行っていましたが、精一杯コーヒーをブラックで飲もうと頑張っていた頃なので「背のびする場所」かな。

 

大学生

高校がとんでいますが、高校生の時はあまり喫茶店に行っていた記憶がないので大学生の時です。

 

この時は、地元の喫茶店と名古屋駅のアルバイト先の近くの喫茶店にコーヒーチケットを入れて通っていました。

 

地元と言っても、高校卒業後家族で引っ越したので周りに誰も知り合いもいなかったです。

 

引っ越した頃、たまたま入った喫茶店が小中学生の時に家族で通っていた喫茶店に雰囲気が似ていて妙に落ち着いたので通いました。

 

父も、この喫茶店にはずっと通っていて一週間に10回以上通うことが多かったようです。多い日には、モーニング、ランチ、夕食と3回行っていたようなので父にとっても居心地が良かったのだと思います。

 

アルバイト先の近くの喫茶店。アルバイトの休憩中にコーヒーが飲みたかったので近くの喫茶店でどこか良さそうなところはないかと一通り周辺の喫茶店に行きました。

 

決め手となったのは、一番ウエイトレスの女の子が可愛かった喫茶店にチケットを入れました。

 

ということで、この頃の私にとっての喫茶店は「青春」かな。

 

20代

就職した頃は、ほぼ毎日のように昼ごはんは喫茶店で食べていました。

 

そして、休日は実家に戻って来ても彼女(妻)とのデートでやはり喫茶店によく通いました。

 

デートの時に行く喫茶店と、一人で行くときの喫茶店はやっぱり選ぶ店が全く異なりました。デートの時は、それなりに女の子ウケしそうなところを選ぶことが多かったです。

 

仕事中に行くか、デート中に行くかしかなかったので「天国と地獄が味わえる場所」でしょうか。どちらが天国かは、もちろんデート中ですよ(笑)

 

30代

この頃は、転職しコーヒー、喫茶店と関わる仕事となりました。

 

コーヒー屋に入ったのは、コーヒーも好きだったのですがそれ以上に喫茶店が好きだったからです。

 

ただ、それが仕事になると不思議と喫茶店に行く頻度が減ってきました。

 

この頃は「喫茶店=お客様」という意識が強すぎたのかなと思います。

 

もっと、肩の力を抜けば良かったのにと今になって思います。

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40代~今

今は、また喫茶店に行くことが増えてきました。

 

同じ店には通っていません。ずっとここに通いたいなと思える喫茶店を見つけることが課題です。

 

もちろん、スターバックスやドトールにもよく行きます。

 

スタバやドトールを利用する時は、パソコンを開いて仕事をするときが多いです。

 

喫茶店を利用する時は、手帳やノートを広げて自分と向き合うことが最近多いです。

 

だから、今は喫茶店に行く回数が増えれば増えるほど充実した時間を過ごせるような気がします。

 

手帳やノートを広げるだけなら、スタバやドトールでもいいのでは?と思われるかもしれません。

 

もちろんいいですし、私もすることもあります。

 

ただ、喫茶店の照明のトーンやシートの高さやクッション。聞こえてくる人の声。そういったものが、自分の中で心地よく自分と向き合うことが出来るような気がします。

 

今の私にとって喫茶店は「自分と向き合う場所」です。

 

あなたにとって、喫茶店はどんな場所ですか?

 

 最後まで、読んで下さりありがとうございました。