私とプロレス
小学生の時、佐山聡さんのタイガマスクが新日本プロレスのマットで活躍していました。当然、私もタイガーマスクの空中殺法に魅了されプロレスにはまりました。
当時はプロレスを観るのが何よりも楽しかったです。好きになった時は、新日本プロレス、全日本プロレス、国際プロレスくらいでしたが、その後他団体が増えていきました。
W★INGやFMWは様々なデスマッチを催し他とは一線を画していました。FMWの大仁田厚は全日本時代チャボ・ゲレロに勝利しNWAインター王座を奪取した時腹いせにトロフィーで殴られ大流血になっていたのは子供ながら鮮明に覚えています。そんなチャボ・ゲレロも先月亡くなったそうです。
ご冥福をお祈りします。
チャボ・ゲレロさん死去 大仁田「俺のプロレス人生を変えてくれた人」
さて、話はそれましたがそんなデスマッチも次から次に新しいものが出てきました。
ファンも新しいもの、さらに激しいものを望んでいたのでしょう。その新しく生まれるデスマッチのかなりの部分を考案していたのがミスター・デンジャーと呼ばれる松永光弘氏です。現在は「ミスター・デンジャー」というステーキ店を経営しながらリングにあがることもあります。
実業家として成功されている松永氏の本を読んでコメダ珈琲店の店舗拡大について考えてみました。
人生の壁を破る50の反則
そんな松永光弘氏の著書「人生の壁を破る50の反則」を読んでみました。様々な苦難があったが数々の」反則を駆使してそのピンチを切り抜けてきたそうです。
プロレスラー時代から、しっかりと第二の人生のビジョンを描いて計画していたそうです。
本に書かれているのは、とにかくオリジナリティーを磨け。プロレスラー時代も、その想いでオリジナルのデスマッチを考えられていたそうです。そして既成概念にとらわれず原価率を上げろ。思い立ったら、すぐに行動にうつせ・・・などなど。
中学生の時、夏休みの自由研究で「ギネスブックに挑戦」という企画をたてたエピソードが紹介されていました。腕立て伏せは4万6千回など到底中学生では遠く及ばなかったと発表した最後に「あと1回でギネス記録に並んだ種目があります。」と言うとみんな静まり返った。それは縄跳びの六重跳びでギネス記録は1回だが、自分は0回でしたというもの。
まずは、挑戦してみるということと隅々までよく調べてみることの大切さを現したエピソードですね。
コメダ珈琲店
そんな松永氏も、わが愛知県の出身ということでこの本になぞらえて同じく愛知県発のコメダ珈琲店について考えてみました。
ウィキペディアでは2016年の2月末時点で676店舗だそうです。この5年ほどは全国に一気に店舗を拡大していき全国区となりました。コメダ珈琲店がこれだけ店舗を増やすことが出来た理由は色々とあるでしょうが、松永氏の本に書かれているたことを頭に入れつつ私なりに考えてみました。
モーニングサービス
午前中にコーヒーを飲みに行くと、そのコーヒーの価格だけでトーストやゆで卵が付いて来るモーニングサービス。愛知県では当たり前ですが、他の地域にいけばまさにオリジナリティに溢れたサービスですね。パンとゆで卵を販売価格を変えずに付けるので原価率は当然上がります。来店するお客様はドリンク価格のみで、これらが付いて来るので大満足ですね。
シロノワール
そしてコメダの看板メニュー「シロノワール」はデニッシュ生地の丸いパンを温めその上にたっぷりとソフトクリームをのせる。そしてメープルシロップを垂らすというものですがオリジナル商品ですね。パンの温かさとソフトクリームの冷たさが口の中で相まみえるのはたまらないですね~!
駐車場
コメダの店舗は郊外型店舗が多く、それらの店舗は十分な台数の駐車台数を確保しています。さらにスゴイのは店舗設計をする際に店舗の場所から決めるのではなく、その場所でどの位置に車の出入り口をつくれば一番来るまでの出入りがストレスなく出来るかから考えるそうです。目に見えない部分ですが”お客様のため”を思っていますね。
椅子・テーブル
椅子やテーブルの高さ。椅子のクッションの具合なども長時間座っていても、お客様が疲れにくいものをと考えて導入していると聞いたことがあります。
店舗外観と看板
パッと見てコメダだとわかりやすい看板と店舗の外観。その近くに住む人や、道路を行き来する人にはコメダだとみんながわかります。それに駐車場の台数も十分あるので、何かで集まろうとなったときに「じゃあ、コメダにしようか」となることは多分にあると思います。長居しやすいですし。
名古屋では当たり前のコメダも、他の地域に出ることでそこには今までなかったようなオリジナルに溢れた店舗と受け取ってもらえそうですよね。
他にも色んな理由はあると思いますが「モーニング文化」が他の地域に広まることは愛知県民としては嬉しいです。
コメダが近くに出来た喫茶店の方は大変かと思いますが。
その時は、毒をもって毒を制すじゃないですがコメダ以上にオリジナリティとお客様の目線にたったサービスでピンチをチャンスに変えて欲しいです。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。