私は、はちみつが大好きなのでこんなブログを書いています。特に国産のはちみつ好きです。食べるとホッとするというか安心感があります。ニホンミツバチの百花蜜を採蜜した季節がことなるものや、地域が違うもので食べ比べることが出来たら・・・と妄想すると生ツバが出てきます。
でも、そんな日本のはちみつが海外ではあまり人気がないという話を聞きました。海外ではクセの強いはちみつが好まれると聞いたことがあります。反対に日本では一般的にクセの少ないアッサリしたものが好まれると言われています。そのあたりに要因がるかと思いますが、それだけでしょうか?
実は日本と外国では、はちみつの定義が異なります。海外ではコーデックス規格という国際規格を導入している国が多いです。
日本のはちみつの規格
対して日本は社団法人・全国はちみつ公正取引協議会が「はちみつ類の表示に関する公正競争規約」を定め、これを公正取引委員会が認可することになっています。この規約において「はちみつ」とはミツバチが植物の花蜜(かみつ)を採集し、巣房に貯え熟成した天然の甘味物質であって、別表に定める性状を有したものと定めています。
はちみつの性状について「はちみつは、淡黄色ないし暗褐色のシロップ状の液で、特有の香味があり結晶を生じることがあるものである」としています。
しかし、全国はちみつ公正取引協議会が定めているのは「はちみつ類」についてであって「はちみつ」の規定ではないです。加工したり、添加物を加えた「精製はちみつ」「加糖はちみつ」なども純粋な「はちみつ」と同列に扱い「はちみつ類」の中に分類しています。
はちみつの組成基準
成分 はちみつの組成基準 水分 (於 20℃)21%以下(屈折糖度計 78°以上) ただし第 4 条第 1 項第 2 号に規定する国産はちみつにあっ ては、水分 23%以下(屈折糖度計 76°以上)とする。 直接還元糖 65%以上 見かけのショ糖 5%以下(※①) 灰分 04%以下 H.M.F. 5mg/100g 以下 酸度(遊離酸) 100g につき 1N アルカリ 4ml 以下 澱粉デキストリン 陰性反応(※②) ※①5%超は、花蜜が熟成していない間に採蜜したか、ショ糖液を混入した恐れあり。 ※②陽性反応は、水飴等の混入の疑いがある。
わかりましたか?わかりにくいでしょ。
加工したり添加物を加えたものが、純粋なはちみつと同列になっている曖昧さ。それと規格のわかりにくさも一因かもしれませんね。
日本もコーデックス規格に則って、日本のはちみつを海外の人にもっと食べてもらえたらと思いますが、恐らくいろんなしがらみや利権が絡み合い難しいのでしょうね。
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