あまり、年をとったとは言いたくないですが年をとると、ふとした瞬間に昔のことを懐かしく思い出すことがあります。今みたいに、暑くなってくると思い出すのが小学生の時に踊った盆踊りです。
小学5年生の夏休みに家族で岐阜県に旅行に行き、踊った郡上踊り。この時が初めての盆踊りでした。近所のお祭りで盆踊りはやっているけど、お年寄りがほとんどで子供の姿は小学校にあがる前くらいの子しかいません。なんか、盆踊りを踊ることが恥ずかしかったです。
踊ってみたら、その楽しいこと。それから、2~3年の間は近所で盆踊りがあると聞けば駆けつけて一人で踊っていました。小さい子供が少ない地域でしたので、すぐに「盆踊り小僧」とお年寄り達に呼ばれ可愛がってもらいました。
やがて、その熱も冷め大きくなったらディスコやクラブというものに行く友人もいました。が、私は音感は酷いし人前で踊るなんて信じられないというように臆病になっていました。
そんな時、ミツバチはみんな「尻振りダンス」をすると聞きました。
みんながするものなら、恥ずかしさも何もあったもんじゃないですよね!反対に、尻振りダンスをしない方が恥ずかしい。ミツバチになれたら、思う存分ダンスをしてみたいと思いました!
けど「尻振りダンス」って何なんでしょうね?
尻振りダンスとは
蜜源が近い場合には、体を振りながら左右に交互に円形を描く「円形ダンス」をおこなう。蜜源が遠い場合(50m?)は「尻を振りながら直進 - 右回りして元の位置へ - 尻を振りながら直進 - 左回りして元の位置へ」という、いわゆる「 8の字ダンス(尻振りダンス、図1)」を繰り返す。このとき尻を振りながら直進する角度が太陽と蜜源のなす角度を示しており、真上が太陽を示す。つまり巣板上で右手水平方向に向かって尻を振るような8の字を描いた場合、「太陽を左90°に見ながら飛べ」という合図になる。また、ダンスの時の尻を振る速度が蜜源までの距離を表す。すなわち尻振りの速度が大きいときは蜜源までの距離が近く、速度が低いときには距離が遠い。尻振りダンスに追従したハチの多くは、蜜の採集で出巣するが、必ずしも尻振りダンスによって指示された蜜源にリクルートされるわけではない。また尻振りダンスの間にダンサーはフォロアーに対して蜜のサンプルを少量渡す。このことによって蜜源の匂いを伝達することできる。花粉や水の採集、分蜂時の新たな巣の場所決定に際しても、同様のダンスによるコミュニケーションが行われる。
仲間に蜜源を教えるためのコミュニケーションの取り方が「尻振りダンス」なんですね!ただたんに、ストレス発散のためにダンスしているわけではないようです。
踊っているだけのように見せかけ、蜜源までの距離や巣からどの方向に飛んでいけばいいのかなどを教えているのです。
この尻振りダンスがなかったら、いい蜜源から効率よく蜜を集めることは出来ないからミツバチの生活は成り立たないかもしれませんね。
ひとまず、私は人間で良かったような気がしてきました!
最後まで、読んでいただきありがとうございました。