家に長く置いていたはちみつが結晶化すること、ありますよね。もしかして、腐っちゃったかなと心配される方もいると思いますが安心して下さい。腐っていないです。
最近では、結晶しているはちみつが売られているのをよく見かけるようになりましたが以前は日本国内の店頭では少なかったです。なぜか?売れなかったからです。
「結晶している⇒古いのでは」というロジックが働く人が多いからでしょう。
なぜ、はちみつは結晶化するの?
はちみつの成分の多くを占めているのがブドウ糖と果糖の単糖類です。14℃以下になるとブドウ糖が結晶化します。
最も結晶化しやすいはちみつというのは
- ブドウ糖の割合が高い
- 水分量が少ない
そんな、はちみつです。また、結晶化する時ははちみつに含まれている「花粉」を核にして結晶します。ですから、更にいうと花粉が多く含まれているものは結晶化しやすいと言えます。
はちみつが固まることを「結晶化」と言います。冬場の寒い時期、気温が15度以下になると、結晶化が始まってしまいます。はちみつの結晶化は自然の現象で、品質にはまったく問題はありません。
なぜ、はちみつの結晶化する理由を説明する前に、まずははちみつの成分のお話から少し触れていきます。
はちみつの一般的な成分比率
蜂蜜は高濃縮な糖分の液体です。糖分全体で70%以上になります。他に水分が約20%含まれています。
■はちみつの主成分
結晶化した「はちみつ」は、どうしたらいいの?
そのまま食べましょう(笑)
瓶に入っているものは、清潔なスプーンなどでよくかき混ぜて食べるといいです。結晶化しているところと、していないところを食べると風味の違いが出るので混ぜることをオススメします。
それでも、どうしても結晶しているのは苦手!そんな方は溶かしましょう。
必要な分量を容器に取り、40℃くらいの温度で湯煎してゆっくり溶かします。
はちみつが入っている容器をそのまま湯煎するのは、あまりオススメ出来ません。何度も激しい温度変化を繰り返すとはちみつの風味が飛んだり変化してしまいます。
また、結晶化していることを「利用」するのがいいかなと思います。
例えば、トーストにはちみつを塗るとトーストの温度で温められはちみつが緩くなり液垂れしやすくなります。結晶化した、はちみつを塗ることで液垂れがしにくくなります。
他には「食感」を楽しむ!
必要な量を容器に入れ、冷蔵庫でよく冷やしておきます。
よく冷えるとさらに結晶が進みます。
その、よく冷えジャリジャリに結晶したはちみつをバニラアイスに添えて食べるのが私は大好きです。滑らかなバニラアイスに、結晶したはちみつのジャリジャリした食感。なんとも言えないです。
結晶はちみつと、うまく付き合っていくとぐっとはちみつを楽しむ世界が広がりますよ。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。