最近、世の中には色んな人、様々な変人がいるんだな~と思うことが多いです。
先日、学生の頃からの友人に「バタートーストのイベントがあるけど行く?」と誘いを受け昨日8月12日に参加して来ました。
主催者は、日本でただ一人(!?)のバタートースト評論家の梶田香織さんです。バタートーストを掘り下げる・・・かなりの変人だと思います(笑)
めちゃくちゃ興味が湧いて来ますよね!
バタートースト評論家 梶田香織さん
喫茶店王国・名古屋に生まれ育ち、小さな頃から時々、 家族でモーニングを食べに近所の喫茶店に行く生活を送る(名古屋ではごく普通の生活)。
小学生の頃、伯母が始めた喫茶店の伯母が作るバタートーストがあまりに美味しく、 バタートーストに目覚める。様々な喫茶店のバタートーストを食べ歩くようになり、自 作ホームページやブログに写真&コメントを掲載するようになる。食べ歩き歴約35年。 その記録は一部、現在の専用ブログ「バタートーストコレクション」に記録。
本業はナレーター&声戦略トレーナー。番組・CMナレーションやアドリブ満載のフリートークの他、人の 声を聞くだけで骨格や舌の動きを把握し、その人に合った速効性ある声の出し方・話し方指導を得意とする。
バタートースト評論家が教える美味しいバタートーストの作り方とパン食べ比べ講座講師 バタートーストをビールと共に楽しむ「バタートーストナイト」を毎月主催 【略歴】 栄養士の資格取得後、敷島製パン株式会社(Pasco)本社開発部で、パン、その他の試作研究開発を担 当。社内製パン学校に女性第一号の聴講生として入学し、粉から一人でパンを作る技術も習得。 その食べ歩き経験、栄養学知識、パン開発経験から、バタートーストを専門的にも語ることのできる、 非常にまれなトースト評論家。 【こだわり】 「トーストはステーキと同じ!」と唱え、その食パン(素材)をいかにおいしいバタートーストとし て食べてあげるか、ということを最も大切にしている。
引用元: butter-toast
以前は敷島製パンに勤務されていたのですね。学生時代から食品の開発を志していたとのこと。これは、私と全く同じです。私は農学部に進むことが出来ず開発は断念しましたが。
また、本業はナレーター&声戦略トレーナーとのこと。実際、声がすごくよく通リ聞き取りやすく話し方もすごくお上手でした。多才な方です。
バタートースト アフタヌーンショーになぜ参加した?
美味しいバタートーストが食べたい!は、もちろんですが私の大好きなコーヒーとはちみつ。このどちらともバタートーストは相性が良さそうじゃないですか。
バタートーストを学ばせて頂くことで、何か化学反応を起こせないかなと思い参加してみました。
バタートースト アフタヌーンショー(前半)
毎月12日は「パンの日」だそうです。その「12日」に毎月イベントを開催されているそうです。普段は「バタートースト ナイト」・・・夜の開催だそうで昼間に開催されるのは今回が初めてだそうです。
梶田先生(右)とアシスタントの方。
大人気イベントなので早々に「満員御礼」となっていました。ドリンクチケットが2枚渡されます。このチケットでアルコールドリンク2杯と交換するか、2枚渡してソフトドリンクのフリーか選びます。
梶田先生は「バタートーストはビールにあう」と提唱されているので、ビールにするか迷いましたが、この後も予定があったのでソフトドリンクにしました。
パンは敷島製パンの「超熟」を使用してスタート。好みもあると思いますが、市販されているパンの中ではしっとり感と程よいもっちりさで私も大好きなパンです。
食パンの売れ筋の「厚さ」も地方によって違うというお話がありました。関東の売れ筋は6枚切りだそうです。関西は4~5枚切り。その間の中部は5枚切りがよく売れるそうです。私は実家にいた頃は両親が関西出身だからなのか4枚切りでした。結婚してからは5枚切りです。
パン切りナイフも刃物の町、岐阜県関市で作られた高価なものから100均で売られているものまで色々と紹介がありました。そしてパンを切る向きなども説明していただけました。
梶田先生は、パンが焼けてからバターをいかに早く塗るかが肝心と何度も仰られていました。その「早く塗るため」のバターナイフも色々ありました。
下の写真のピンクの物はバターを入れ、ニョロニョロッとバターを押し出すものだそうです。チーズにも使えます。
出来たトーストを、そのままお皿の上に置くとパンの下の部分が湿気ってベタッとするので下の写真のように宙に浮かすといいとのこと。その通りですよね。
この日、使用されていたトースターはシロカというメーカーのものです。「世界一のトーストが焼ける」と言われているバルミューダのライバルとも言われているもののようです。
トーストの美味しい焼き方や、パンの生地の密度の話などなど面白いお話が聞けました。
最初に頂いたのは敷島製パンの「超熟 5枚切り」に雪印の有塩バターを塗ったものです。これでも梶田先生が作られるとホント美味しいんですよ!
そして、このバタートーストを食べると確かにビールに合いそうだと思いました。
繰り返し仰られていたのは「トーストは料理」だということです。
そして、ここで休憩。
この時間を使ってアシスタントの方がトーストに合う缶詰を紹介してくれました。
それが沖縄では普通に売られている「コンビーフハッシュ」です。コンビーフとポテトがほぼ同比率で混ぜ合わされているものです。
タイミングをみて、出てきたバタートーストにのせて食べると美味しいです。
コンビーフの脂分とバターの脂分。パンの糖質とポテトの糖質の部分がうまく合い美味しさの相乗効果がでます。これこそ、ビールに最高に合うと思います。
そして、この缶詰を紹介して下さった方は仕事が忙しいこともあり毎日のように缶詰を食べているそうです。それをインスタグラムに「缶詰ライフ」でアップされているそうです。
そして、この方も文具好きなようで使われていたノートはロルバーンの名古屋ゲートタワー限定のものでした。
バタートースト アフタヌーンショー(後半)
後半、使うパンは京都の食パン専門店「プルンニャ」のものです。見るからに美味しそうです。
ここで、初めて買うパンを買っ時にパンの厚さをどれくらいにするかの見極め方などのお話もありました。
ミミの部分を生で食べさせてもらいましたが、甘味がしっかりとあります。チーズっぽい雰囲気もあるパンです。
最初に塗るバターは雪印の無塩バターです。
パンの持つ甘さ、旨さや風味が存分に高められている感じがします。
その次はフランス産の高級バター「ボルディエ」です。
有塩バター フランス/ブルターニュ産:ボルディエ氏の手作りフレッシュ有塩バター | 冷蔵空輸品 | ジャンイヴボルディエ | 【125g】【※当店は高価な冷蔵のフレッシュバターをお届け致します】【冷蔵/冷凍可】【ご予約販売】
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あまりバターを、そのまま食べることはないですが頂いてみます。しっかりとした塩味と芳醇なバターの風味が感じます。安価なバターだと、そのまま食べるとどうかなと思うのですがこれくらい高価なものだとそのまま食べても美味しいです。
そして、パンに塗るともちろん美味しいです。
美味しいのですが・・・・・・
他の方も仰られていましたが、パンもバターのしっかり主張しているものなので少しケンカしている感じがします。
先に頂いた無塩バターの方がパンとバターの”一体感”が、よく感じられ私は無塩バターと合わせた方が好みでした。
「超熟」に、この「ボルディエ」だったら多分超熟がボルディエのポテンシャルを存分に感じさせてくれるのではと思いました。
このあたりは梶田先生も仰られており、いいものといいものを合わせて必ずそれが「よりいいもの」になるわけではないとのこと。私がやっているコーヒーとはちみつのペアリングも、もちろんその通りで、その「合う」組み合わせを探すのが楽しいんですよね。
パン、バターが変わるだけで同じバタートーストでもこんなに変わるんだというのが体感出来ました。また、パンとバターが同じでもパンの厚さを変えたり焼き加減を変えるだけでもガラッと雰囲気が変わります。
奥が深いですね~。
色々な組み合わせで頂きましたが、このバタートーストならコーヒーはこんな感じのもの。はちみつは、こんなのが合うんじゃないかなとイメトレもしっかりさせて頂きました(笑)
新しい世界を体験でき勉強になりました。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。