コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

【缶コーヒー職人~その技と心~】2007年8月発売の本なので、ちょうど発売から10年です

缶コーヒーを私は普段あまり飲むことがありません。1年で5本飲むかどうかくらいです。今から20年くらい前、社会人になり一人暮らしをしていた時は箱買いして常に缶コーヒーがいっぱいストックしてありました。その時は、コーヒー屋ではなかったです。

 

当時は、コカ・コーラ社のジョージア一辺倒でした。

ジョージア以外のものもそうですが、缶コーヒーに付いているシールを集めて懸賞に応募すると豪華なものが当たりました。そして、その時ジョージアのテレビCMは飯島直子さんが起用されていました。飯島直子さんのファンだった私は、迷うことなくジョージアを手にとっていました(笑)

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それと同じように、その頃缶コーヒーの懸賞で毎年話題になっていたのがサントリーのBOSSです。BOSSジャンに応募している人も周りにいっぱいいました。

 

今回読んだサントリーの高橋賢蔵さんの著書「缶コーヒー職人~その技と心~」は、BOSSの開発秘話です。

 

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【缶コーヒー職人~その技と心~】

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『「BOSS」ブランドの誕生のドラマを開発者みずからが綴った話題書。
新しいブランド作りのために、社内で初めて結成されたプロジェクトチームの威力。
マーケティングからわかった「ヘビーユーザー」の重要性。
そして、こだわり抜いた豆と職人技でつくられ「味」・・・。
「BOSS」の飲料開発設計部長がいま明かす、挑戦と技術革新15年。』

1日1~2本は必ず缶コーヒーを飲む、いわゆる“ヘビーユーザー”の私が読まないわけ
にはいかないと思ったのがこれ。

正直、「専門的な内容だったらどうしよう・・・」と思いつつ読み始めたのですが、そんな心
配はまったく無用でした。
ターゲット設定や仕事相手とのコミュニケーション、ネーミング、広告戦略などなど、
著者が「BOSS」を作り上げる過程で実際に経験したことをわかりやすく綴っているので、
一気に読むことが出来ました。

印象に残っているのは「たかが缶コーヒーされど缶コーヒー」という言葉。
そう、たかだが100~150円の飲料でも、缶コーヒーという形で私たちの手に届くまで
には、コーヒーの産地、コーヒーの樹、コーヒー豆の選定、焙煎、抽出・・・・・・と、大変な
作業を経てきているうえ、多くの人の思いも込められているんですよね。

すぐ忘れてしまうかもしれないけれど、しばらくはそんな多くの人たちの思いを感じなが
ら飲もうと思いました。

ちなみに、「BOSS」のロゴである顔のマークは、当時、入社1年目だった石浦という人の
着ていたトレーナーの柄からヒントを得たものなんだとか。
そんなものが15年も続くブランドのまさに“顔”となるとはねぇ  

katasumide.blog48.fc2.com

 当初、ターゲットは缶コーヒーのライトユーザーにしていたのをヘビーユーザーに切り替え、その層はゴールデンタイムに家でテレビを観ない。観るのは、そっと遅い時間帯の「プロ野球ニュース」だ!などとCMを入れる時間も、かなり絞り込んだというようなお話も書かれていました。

 

そして、商品開発をしていく段階でショックだったのは「缶コーヒーが好きな人はコーヒーが好きではないと気づいた時」と書かれていました。もちろん全員が全員そうとは言えませんが、私も大方そうだと思います。

「缶コーヒーが好きな人は、コーヒーではなく缶コーヒーが好き」なのだと思います。

 

ある程度「BOSS」が軌道に乗ってから、シリーズの中に「いぶし銀」はいるが「4番バッター」がいなかった。4番バッターを求めてアナカフェ(グアテマラ全国コーヒー協会)に接触し協力してもらったそうです。それが当時、話題となった「レインボーマウンテン」だそうです。

www.suntory.co.jp

このグアテマラの豆が「サラブレッド」だとするならエチオピア(モカ)の豆は「可能性を秘めた野生馬」と例えられています。昔のモカに感じられた独特な「モカフレーバー」を求めてエチオピアに渡ったそうです。

 

そして出来たのが「レジェンドブレンド」だそうです。

 

この本が発売された10年前に比べ「缶コーヒー」を取り巻く環境は大きく変わりました。

コンビニエンスストアのカウンターコーヒーが勢力を拡大する中、缶コーヒーの販売状況は厳しいと思います。ただ「コーヒーでなく缶コーヒーが好き」という人も多いと思います。そこで、うまく棲み分けされればと思います。

 

以前「ボス」について書いた記事も良かったら御覧ください。

 

akatra164.hatenablog.jp

 

最後まで、読んでいただきありがとうございました。