三重大学のカフェサークル「ル・リアン」の子たちがオリジナルブレンドを作るのに立ち合いました。昨年の春に2代目「ル・リアンブレンド」がありそれを今回3代目のブレンドとして刷新するのか?それとも、姉妹品にあたるようなブレンドを作るのか?そこから白熱した議論が展開されました。
今回は女子学生2名と男子学生1名の計3名です。
話を聞いていると、とにかくみんな「コーヒーが大好き」というのがひしひしと伝わってきます。若い世代にこんなにコーヒーLOVERがいると、なんだか心強いです!
今回は、3名それぞにオリジナルブレンドを作ってもらい、出来上がったらそれぞれプレゼンをしてもらうことにしました。
既存のブレンドに足りないと思う部分を変えたいという学生もいれば、全く違うコンセプトをもったブレンドを作りたいという学生もいます。
自分が思い描くイメージやコンセプトをコーヒーの味に落とし込むのに、様々な配合を何度も何度も繰り返し作り試飲をしています。
ここまでは、ほぼ予定通りの時間でいったん完成します。
ここから、それぞれ順番にプレゼンが始まります。
出来上がったコーヒーを飲みながらプレゼンを聞きます。
どんなコンセプトで、そのブレンドを作ったのか。
どうして、このような配合にしたのかなど思い思いに語ります。
そして、全員のプレゼンが終わったらそれぞれ質疑をしたり他の学生が作ったブレンド6のこんなところがいいいと思う。ここは、ちょっとおかしいんじゃないかと思う。そんな感じで最初は穏やかに議論が始まりました。
そのまま、ずるずると話は平行線をたどり時間が過ぎていきます。
そろそろ予定していた時間を過ぎようかとしています。
その時、今回参加していた中で最上級生の3年生の女子学生がこのままでは先に進まないと感じてくれて、心を鬼にして他の学生が作ったブレンドを攻撃してくれました。
そこから、徐々にヒートアップし議論は白熱してきます。
こういうのを待っていました!!この女子学生は、常に今何をしなければいけないか。したほうがいいのかというのを、よく考えてくれています。見習うべき姿だと思います。
予定時間を大幅に延長しましたが、最後はみんな納得する形でコンセプトが決定しました。味の部分に微調整があったほうがいいんじゃないかということで、そこからさらに配合比率を変えたものを作り比較し完成しました。
今回、完成した商品のコンセプトは「10年後の私たち」でした。
学生たちの10年後というと、30歳くらいです。
青春の甘酸っぱい記憶はまだ近いところに残しつつも、社会に出て苦い経験もし中には家庭を持つ人もいるだろうな。そんな自分たちの10年後を思い描き、それをコーヒーの味に落とし込みました。
ありそうで、なかなか無いような配合のブレンドが出来ました。
焙煎度合いをしっかりと確認して、焙煎をしてもらいました。
みんな真剣です。そして表情を見ると楽しそうです。
一つの目標に向かって熱い議論をし、みんなで作ったオリジナルブレンドが出来る。
私も学生の時に、こんな経験したかったです!!
こうして焙煎までして出来上がった今回のブレンドは、学生たちに1日限定で販売してもらいます。
その様子は、また明日のブログで!
最後まで読んで頂きありがとうございました。