私が最近特に気に入っているはちみつが「もみの木」のはちみつです。「もみの木」のはちみつは「甘露蜜」と呼ばれるものです。
甘露蜜とは
すごくわかりやすく書かれた記事があるので引用させていただきます。
【甘露蜜とは】
樹木から分泌される樹液をアブラムシなどの小さな昆虫が吸います。その昆虫は樹液からタンパク質だけを体内に取り込み、いらない糖分を排泄して葉に残します。それが『甘露』です。この甘露をミツバチが巣に持ち帰りはちみつとなるのです。もとの樹木はモミの木やカシ、マツなどが用いられるので甘露蜜はドイツやルーマニアで作られます。ドイツでモミの木の甘露蜜は『森のはちみつ』と呼ばれていて、最高級品として扱われています。
【甘露蜜の特徴】
甘露蜜は色が褐色で独特な味がします。渋みや苦味が強く、甘さは控えめです。カラメルを思い浮かべる人も多いようです。
【甘露蜜の効能】
まだまだ未知で不明な事が多い甘露蜜ですが、他のはちみつよりも栄養価が高い事はわかっています。甘露蜜は自然の樹液をもとにしているため、ミネラルや酵素などの栄養素が他の蜂蜜よりも豊富に含まれているのです。
特に抗菌力や抗酸化作用は注目されています。強い抗菌力があり医療用としても使われる事があるマヌカハニーよりもその力は強いことがわかってきて、世界中の研究者から期待されています。
【まとめ】
まだまだ知らない人が多い甘露蜜ですが、今後マヌカハニーに匹敵するくらいの健康食品としてブームが来るかもしれませんね。苦味があってクセがある味ですが、健康には良いはちみつです。一度試してみてはどうでしょうか。
甘露蜜の味わいは「大人」な感じです。ビターでクセがあります。ミネラル分も多く、抗菌力や抗酸化作用も強いと言われています。
今の季節、インフルエンザや胃腸風邪なども流行っていますのでそういったものの予防にも甘露蜜はうってつけではないでしょうか。
私はオーストリア産の「もみの木」の甘露蜜をコーヒーに合わせることが特にここ最近気に入っています。持っている「もみの木」のはちみつは液状のものでしたが、同じ「もみの木」のはちみつの結晶化したものを購入しました。
同じはちみつの液状のものと結晶化したもの。食べた時の舌触りが違うのは容易に想像できますが他に違いがあるのでしょうか。
【液状はちみつと結晶はちみつの比較】
お気に入りの「もみの木」の甘露蜜で液状と結晶はちみつの比較をしたいと思います。
写真の下側が液状、右上が結晶はちみつです。液状のものも、瓶の口あたりは一部結晶化しています。今回は液状と結晶の比較なので、この部分は食べないようにしました。
まずは、普段食べなれている液状のものを。
独特の酸味とちょっぴりビターな風味。いつも通りです。せっかくなのでコーヒーを飲んでみます。この日のコーヒーはモカです。モカの持つフルーティさをしっかりと感じさせてくれます。
そして、結晶はちみつを口に含みます。舌触りだけでなく味わいも違うようです。独特な酸味は結晶化している方が柔らかく感じます。鼻から抜ける香気もいくぶん液状より明るく感じます。
そして、同じようにコーヒーを飲んでみます。
モカのフルーティさをしっかり感じさせてくれますが、液状のはちみつ程ではないです。なんとなくですが、この「もみの木」の結晶はちみつはアフリカの豆より中米の豆の方と相性がいいような感じがします。
また、今度試してみたいと思います。
ということで、結論としては同じはちみつの液状と結晶のものでは見た目と舌触りだけでなく味わいも違いました。
そして、味わいも違うので同じコーヒーを合わせた時に感じる相性も変わりました。
奥が深く、難しいです。
だから、楽しいのですが♪
最後まで読んで頂きありがとうございました。