ようやく5月15日放送分の「ガイアの夜明け」を見ることが出来ました。見てから「しまった」と思いました。
スタバの特集が放送されるようだとチェックしていたのですが、内容がメニュー開発に関して。そして、この放送分で取り上げられていたのが先日ブログにUPした”大人のフラペチーノ”「エスプレッソ アフォガート フラペチーノ」でした。
この放送を見てから、行ったほうがさらにこのアフォガートを楽しめたかなと思いました。
放送中、大人にフラペチーノをまた飲みに来てもらえるよう”甘さを控えた”というワードが何度か出てきていました。
キャラメルソースにココアパウダー。さらに、はちみつを入れた私はやっぱり大人ではないのでしょうか(笑)
ガイアの夜明け 2018年5月15日放送内容
前半はスタバの商品開発。後半は、スクロップコーヒーロースターズがフォースウェーブを見据えてパナマにゲイシャの調達に行く様子から新商品の販売について放送していました。
前半 スターバックス「新商品開発」
離れた客を呼び戻せ!「新商品」開発の現場を独占取材!
全国におよそ1340店(2018年3月現在)を展開するスターバックス コーヒー ジャパン。都内にある本社の小さな一室、限られた社員しか入室できない通称“テスト・キッチン”では、発売のたびに『インスタ映え』を狙う若者を熱狂させる限定商品“フラペチーノ”の開発が行われていた。
この“フラペチーノ”、若い女性の間で絶大な人気を誇り、発売日の夕方前に完売になるお店もあるほどだ。しかし一方で、その華やかな見た目と甘さなどのため、コーヒーを目的に来店する客は興味を示さず、購買層が20代に偏っている、という問題も…。
その状況に危機感を抱いたスターバックスは、この夏、初めて『大人向けのフラペチーノ』の発売に打って出ることを決めた。30代以上の”大人”に、もう一度フラペチーノを買ってもらう…。重大プロジェクトの商品開発を任されたのが、東治輝さん(34歳)。2年前に大手国内菓子メーカーから転職してきた“元パティシエ”という異色の経歴だ。
東さんが商品開発のアイデアを求めて赴いたのは、イタリア・ミラノ。実はスターバックスは、ミラノのカフェ文化を目指してアメリカで生まれた会社。大切なプロジェクトのアイデアを、“原点”に求めたのだ。
現地で東さんが出逢ったものが、新商品開発の大きなヒントとなることに。一体、どんな新商品が生まれるのか? そしてそれは、一度は離れた大人たちを振り向かせることができるのか?
後半 スクロップコーヒーロースターズ パナマへ「ゲイシャの調達」に
新たな市場を拓け!カギを握る 秘境の“ゲイシャ”とは…
東京のベッドタウンとして急成長する千葉・流山市。駅前のショッピングセンター「おおたかの森S・C」には、スターバックスを始め人気のカフェが軒を連ね、しのぎを削っている。
その中に、無名であるにも関わらず行列ができるカフェがあった。「スクロップコーヒー ロースターズ」という店だ。人気の秘訣は、豆へのこだわり。この店が扱うのは全て「スペシャリティコーヒー」という国際的な品評会などで100点満点中80以上を獲得した高品質のコーヒー豆だ。
スクロップコーヒーはこれまで、コーヒーの卸売や企業の社内販売向けの事業を中心としてきたが、国内で「本物志向」が注目されているチャンスに、事業拡大へと乗り出した。狙うのは、“家飲み”。カフェ業界の競争が激しくなるにつれて、家で飲むコーヒーにも拘る人が増えていることに着目したのだ。「スペシャリティコーヒー」を家庭向けに販売することで、知名度と業績のアップを狙う作戦だ。
大手各社に対抗するには、他にはない看板商品が必要だと考えた商品開発の担当者は、ある豆の使用を決めた。それは世界的にも希少で一部のコーヒー通の間だけで飲まれてきた”幻の”コーヒー豆「パナマ産ゲイシャ」。独特の風味と味を持つ一方で、価格も最高級クラスのこの豆で一般家庭向けの商品を作れば、看板商品にできる、と考えたのだ。しかしそこにはもちろん、高いコストの壁が。果たして、その挑戦の行方は…?
ガイアの夜明け放送分から考えるスタバの今後
放送の中で年代別にスタバに何を求めているのか順位付けされたものが出てきました。大人世代の第1位は「禁煙」でした。
時代の流れとともに、全面禁煙の店舗は確実に増えてくるので「禁煙」が第1位というのはスタバも危機感を持つのかもしれません。ただ、このアンケート内容がどのように取ったか詳細はわかりませんが恐らく「複数回答可」だと思います。
複数回答可であれば非喫煙者は、ほぼみんな「禁煙」にチェックを入れると思います。
そして、30代以上では5位以内にフラペチーノを求めているというのが入っていませんでした。
このアンケート結果を踏まえて、スタバが最強の武器である”フラペチーノ”をどのように使うのか考えるのは2つだと思います。
1.大人世代が求めるフラペチーノの新商品開発
今回の放送でクローズアップされたのが、まさにこの部分です。そして、従来の「
甘すぎる」フラペチーノを大人世代が求める「甘さ控えめ」をキーワードとして商品開発をしていく。
そして、私のように大人になりきれていない「甘さ」を求める人は甘くなるようにスタバの醍醐味である”カスタマイズ”で自分好みの甘さになるようにすればいいですね。
従来の甘さが強いフラペチーノは、そこから”カスタマイズ”して甘さを控えるのは困難ですからね。
2.フラペチーノから別の大人が求めるメニューへのシフトチェンジを促す
若い時にスタバのフラペチーノを求めてよく店に通ったな~。最近、フラペチーノという気分もあまりしないからスタバから足が遠のいているな。
そんな人達に「大人になったらコレ」と、明確にわかるようなオーダーするメニューのシフトチェンジを打ち出す。年齢が上がるとこれをオーダーしましょうとはっきりさせるわけですね。
言うのは簡単なのですがね。リザーブの店舗で、こだわったコーヒーの提供をしたりティバーナを展開したりと既に色々手は打っています。
それが、中々浸透しきらないのはスタバにとって「フラペチーノ」の存在が大きすぎることの裏返しでもあると思います。
ガイアの夜明け放送から考えるフォースウェーブの行方
フォースウェーブの行方、どのような方向に進んでいくかの予測はいろんな方がされています。
今回、放送で取り上げられたスクロップコーヒーロースターズさんが考えるのは「家庭での高級コーヒー志向」というものでした。
その前にスクロップコーヒーロースターズさんの紹介を。
スクロップコーヒーロースターズ
スペシャルティコーヒー専門店
スクロップ コーヒーロースターズは、スペシャルティコーヒーを中心に豆の品質にこだわり、国内のロースタリーで丁寧に焙煎しています。 コーヒーのある豊かな生活と安らぎのひと時を大切に、「日常の中の上質」をお届けします。
家庭用コーヒーでは「より美味しいもの」を求める人と「より簡単なもの」と簡便性を求める人の二極化はさらに進むと思います。
他に予想されるフォースウェーブ
誰が提供するコーヒーを飲むのか?
どんなバリスタが淹れるコーヒーを飲むのか。自分のお気に入りのバリスタを見つけ出し、その人の淹れるコーヒーを求めていくというもの。
どこの国のどこの農園の、どこの区画で採れたコーヒーなのか?そのコーヒーの精選方法は?品種は?
今のサードウェーブより、さらに細かいプロファイルを求めると予想する人もいます。
どうなるのか、私にはわかりません。
ただ言えるのは、私も紛れもなくその波に飲み込まれていくのかなということです。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。