今まで、ブログで「コーヒーかす」の再利用を何度か取り上げてきました。カフェレスジャパン2018で、またまた新しい形の再利用を発見しました。
マグエンとコーヒーかすを合わせて建材パネルを作るそうです。
「う~ん、それは凄い!!」と言いたいところですが「マグエンって何?」。
私には、わかりません。
マグエンとは
「マグエン」とは、海水由来のマグネシウム無機塩で構成され、人や環境に安心・安全で無害・無臭な天然の粉状バインダー( 結合材)です。
付着特性のない自然素材などを結びつけ、素材の良さをそのまま表現できる全く新しいバインダーとして開発されました。建築材(塗り壁など)の基幹材料として重要な役割を安全・強靱に果たします。
海水由来で安心・安全な天然の結合材のようですね。これにコーヒーかすを合わせると、どんな風になるのか。気になります。
コーヒーかす✕マグエン
下の写真の壁部分が、実際のコーヒーかすを混ぜたマグエンのパネルです。色合いも質感も見るからにエコな感じがします。
コーヒーかす✕マグエンの特徴
- 人や環境に安心・安全
- ニュートラルなデザイン
- バツグンな施工性
- 機能性もあります
1.人や環境に安心・安全
海水由来の天然素材”マグエン”に合わせた材料も「コーヒーかす」や「かき殻」などの自然素材のため安心して使うことが出来ますね。
さらに、その製造過程でも熱を排出しないなど様々な点で地球環境に配慮されています。
2.ニュートラルなデザイン
コーヒーの色合いを活かしたナチュラルなアースカラー8色に、手仕事で作られる5種類の仕上げパターンがあるそうです。この組合せで幅広いバリエーションが可能ですね。
そして、この製品が主張するのではなくニュートラルなデザインの建材なので自然と空間に溶け込みます。
3.バツグンな施工性
パネルの状態になっている製品です。工事現場では養生や乾燥が不必要なので工期が短縮出来ます。また、現場での切断や釘打ちなどの加工も容易に出来るそうです。
現場の人にも嬉しいことが多いので、今後導入される期待大ではないでしょうか。
4.機能性もあります
マグエンは吸湿性が高いので、湿気を吸って室内をカラッとさせることができます。
そして、「コーヒーかす」や「かき殻」は脱臭・吸着特性があります。もちろん、その特性の効果は使用環境によって変わります。
まとめ
なんか、新しい可能性が感じられませんか。
もちろん、コーヒーかすをマグエンと合わせたパネルだけで日本中で出るコーヒーかすの再利用を全てすることは出来ません。けど、こうして新しい再利用方法が出来上がったことで一歩ずつ着実に進むのではないかと思います。
そして、コーヒーかすとマグエンを混ぜ合わせることはそんなに難しいことではないそうです。
今後の展開で、コーヒーかすとマグエンを合わせる小型の機械の開発も視野に入れられているそうです。パネルにするだけでなく、そうして作ったものを色んなシーンで使えそうです。
カフェで、その機械を導入しコーヒーかすが出た時にこのマグエンと合わせたものを作ります。そうして出来上がったものを、トイレなどに置いて消臭するなどの使い方もできます。
今回、特別にマグエンとコーヒーかすをあわせた粒状のものを詰めた「消臭袋」をいただきました。
くまモンが可愛いですね!
中身は、こんな感じの粒状です。
色んな使い方が考えられるので、ぜひともこのリサイクル広まって欲しいです。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。