コーヒー、皆さんは何歳頃から飲むようになりましたか?
私は、名古屋で生まれ育ったこともあり小学4年生くらいから飲むようになったと記憶しています。少々、ませたガキンチョだったと思います。
週末、父が休みの日に毎週のように喫茶店に家族で行きモーニングサービスで朝食をとっていました。小学校の低学年の頃はオレンジジュースを頼んで、トーストとゆで卵を食べていました。
4年生くらいになってくると、ちょっと背伸びがしたくなったのだと思います。両親の真似をしてコーヒーを頼むようになりました。もちろん、ミルクとガムシロップをたっぷり入れて飲んでいました。
平日の夜、両親が夕食後にインスタントコーヒーを飲んでいたのを見て少し飲んだりもしていました。
その時、母親によく言われたのが「コーヒーばっかり飲んでいるとバカになる」でした。
「バカになる」は、どうかと思いますが今から30~40年前はやっぱりコーヒーはどちらかと言うと体に悪いものと報じられることが多かったと思います。
「コーヒーを每日飲むと体にいい」と言われることが増えてきたのは、ここ5~10年くらいかと思います。
コーヒーが好きな者にとっては嬉しいですね!ダイエット効果がある。動脈効果の予防にいい。がんの抑制効果がある。いろんなことが言われています。
そして、先日ドイツ・デュッセルドルフのハインリッヒ・ハイネ大学が発表したのが心臓の保護に働きかけているというものです。
コーヒーが心臓に良い理由
コーヒーは近年になって、「避けるべき食品」のリストから「適度に取るべき食品」リストに移された。脳や心臓の健康から代謝の促進、がんの予防まで、さまざまなメリットをもたらすと考えられるためだ。そのコーヒーが特に心臓の健康に良いと考えられる具体的な根拠の一つが、特定された可能性がある。
ドイツ・デュッセルドルフのハインリッヒ・ハイネ大学(HHU)とIUF-Leibniz Research Institute for Environmental Medicineが行った研究で、カフェインが心臓細胞のエネルギー貯蔵やミトコンドリアに働きかけることなどで、心臓を保護していると見られることが分かった。研究結果は先ごろ、米オンライン科学誌プロス・バイオロジーに掲載された。
タンパク質「P27」
研究チームが着目したのは、細胞周期などに影響を及ぼすことが知られているタンパク質の「p27」だ。マウスを使った実験で、カフェインによって心臓細胞のミトコンドリア内へのp27の取り込みが促進されることが確認された。また、カフェインによる血管内皮細胞の移動の促進も見られたという。
p27には、心血管にとってのその他のメリットもあることも分かった。心臓発作を起こしたマウスの心筋細胞の再生を促進したというのだ。心臓の適正な機能に不可欠な筋線維芽細胞への、線維芽細胞の分化を促したということだ。
今回の研究結果
心筋の保護と再生を促進するというカフェインの新たな作用機構が確認されたことを示唆するものだ。また、研究ではそのほか、カフェインの摂取による糖尿病前症(糖尿病予備軍)と肥満のマウスの心臓の健康状態の改善も確認された。
興味深いことに、これまでにも示されてきたとおり、適量のカフェインは今回の研究でも、1日当たり4杯のコーヒーに相当するとの結果が得られた。高齢のマウスにこれに当たる量を与えたところ、心血管系の機能が若いマウスに近づいたという。ヘンドラー教授は、高齢者の日常的な食習慣にコーヒー(またはカフェイン)の摂取を含めることを検討すべきだと指摘している。
まとめ
こうして読んでいると、良いことづくめですね。確かにコーヒーが「体にいい」という記事が出ると嬉しいのですが、まだマウスによる実験段階です。私はこういった記事にあまり踊らされたくないので、どこかで懐疑的に思ってしまう自分もいます。
コーヒー以外のものでも「体にいい」と取り上げられると、その商品が爆発的に売れたりしますが、何でも適量を継続する必要があると思います。
百害あって一利あるものの、その”一利”の部分だけ切り取られてしまうと百害の部分は知らされないですからね。
ただ、この記事を読んでいるとコーヒーのカフェインが心臓の健康状態に良いことをもたらす可能性はあるのかと思います。
他の研究結果などを含めて、広い視野をもって自己責任に於いて判断していきたいと思います。
なんか珍しく良いことを言ってるような気がします。
「これは間違いなくいい」と思っても、やっぱり私はバランスの良い食事と適度な運動。これが一番だと思います。
そんな風に言ってしまっては身も蓋も無いですが(笑)
偉そうなことを言ってしまいましたが、そんな私が普段バランスのいい食事をしているのかと聞かれると、炭水化物に偏っています。食べる量も、かなり多すぎるとわかってはいるのですが・・・
もう少し食生活を考えなくてはと思うきっかけをくれた、この研究結果に感謝します!
最後まで、読んで下さりありがとうございました。