最近、何でもかんでも透明になっちゃっていますね。何で、こんなに”透明”のものが次から次に出てくるのか?
ビールだ、コーラだ、コーヒーだ。わざわざ透明にする意味が私には全くわかりません。
物珍しさに、どんなものなのだろ?と1回は試してみようと試すのですが・・・どれも、透明でないものの方が美味しいと思います。
だいたい日本人の”心”和食は、まずは香りと目で楽しむ。そこで期待に胸を膨らませて箸を伸ばして舌で楽しむものですよね。
私は人間が古いからか、なかなかこの「透明ブーム」が受け入れられません。
次から次に色んな「透明」が出るということは、それだけ売れているのでしょうか?
フレーバーウォーター
コンビニの冷蔵ケースを見ると、フレーバーが付いた水や炭酸水が本当にたくさん並んでいます。
これらは、私もリピートして購入しています。特に柑橘系が好きなのでレモンやグレープフルーツのフレーバーが付いた炭酸水は、ちょくちょく飲みます。
「透明な飲料のニーズの高まり」という。水のような外見で、味や香りがついた清涼飲料「フレーバーウオーター」は、飲料市場の調査・マーケティングを行う「飲料総研」の調査によると、昨年の出荷数量が3420万ケース(24本入り)に達し、7年前の約15倍となった。特に、職場が外部の厳しい目にさらされがちな公務員らにとって「飲んでいても批判を受けにくい」ことも消費拡大の一因になっている。
確かに、外部からの厳しい目にさらされる公務員の人にとってこういった透明の飲料は批判が受けにくくいいのかもしれませんね。
こういった需要もあるんだなと勉強になります。
また、こんな理由もあるようです。
「(消費者の)主観的な話だが、『ビールはすぐにおなかいっぱいになる』というイメージが、透明にすることで変わるかもしれない」(広報担当者)という。透明なビールはきわめて珍しいが、サントリーはペットボトル入りの透明なノンアルコール飲料「オールフリー オールタイム」を発売している。
見た目で、条件反射的に感じるビールの「お腹いっぱいになるかも」というイメージを払拭してたくさん飲んでもらえたらということですね。
ただ単にブームに乗っかって「透明」にしているだけでもないようです。
透明なコーヒー
昨年、ちょっと話題になったイギリスの透明コーヒー。
メリットとしてあるのは歯への色素の沈着の心配がないということくらいだと思います。
そして、アサヒのクリアラテ。
これも、どうかなあと思いますが・・・
「透明」にすることでクリアなイメージから「カロリー」や「脂肪」や「カフェイン」をカットしているということに結び付けやすくしているのかと思います。
実際、TVCMでもそのような謳い文句ですね。「色々、余分だったんだ」と。
「アサヒ クリアラテ from おいしい水」 CM 「クリア人間 大人の甘さ」編 15秒 米倉涼子
透明コーヒーエキス
今回「透明コーヒーエキス」なるものを入手しましたので試しに飲んでみました。
水500ccに対して「透明コーヒーエキス」を5cc入れます。
入れると、こんな感じです。上の方にエキスの色が付いていますね。
これを、よく振ると限りなく透明になります。
今回、2種類ありました。一つはブレンドコーヒータイプ。もう一つはロブスタを使用したもの。
味の比較をすると、ブレンドコーヒーの方が飲みやすく感じました。
コーヒー感は、当然ですが少ないですしかなり物足りなさを感じます。
透明コーヒーは、こんな人にオススメ
この「透明コーヒーエキス」は「カフェイ0」「ステイン0」を謳っています。
- カフェインの摂取を控えたい人
- 歯への着色が気になる人
- 公務員のように厳しい外部の目にさらされている人
私が見つけられた利点は、こんなところです。
私自身は、カフェインの摂取はさほど気にしないですしお気楽サラリーマンです。歯への着色は若干気にはなりますが。
そんな私は、やっぱり美味しい”色の付いた”コーヒーを飲みたいです。
コーヒーの茶褐色を見て、香りをしっかりと嗅いで、美味しいと思えるコーヒーを飲む。
そんな、普通の日常が透明なコーヒーを通して幸せなんだと思えました。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。