7月27日(金)は14:00から東京・銀座の紙パルプ会館で「はちみつフェスタ2018」が始まります。
もちろん、日程がわかってから私は開催期間中東京に行けるよう予定していました。
すると5月頃でしたか、今年は「コーヒーマイスター」の資格の更新年ですと案内が届きました。更新に必要なのは、もちろんお金です。
そして、コーヒーマイスターの更新年に更新者は希望すれば無料で特別セミナーを受講することが出来ます。
更新年に該当しない人も受講したければ、可能なようですがその場合は有料となります。
ただ、この特別セミナーは東京と大阪のみの開催なので行くのは難しいかなと思っていたら、今年の東京開催の日程は「はちみつフェスタ2018」の開幕日の7月27日でした。時間も午前の部と午後の部があります。
これ、午前なら行けるよなと思い申し込みました。
これだけ見事にピンポイントで私が行ける日程で開催されるとは、こっと私に来て欲しかったのだろうといいように解釈しておおきます。
そして、今回の特別セミナーのテーマは”チョコレートの匠に教わる「BEAN to BAR(ビーン・トゥ・バー) の世界」”です。
私の周りのコーヒー好きな人。はちみつ好きな人。その共通点として多いなといつも感じているのが「その後、カカオにはまる」人が多いということです。
自転車が好きな人も、自転車から入りマラソンに転向。そして、トライアスロンへという人が多く感じますが、何かにはまりやすい人はその流れを汲むものや似たようなものにも、ハマっていくことが多いようです。
私がコーヒー好きから、はちみつを好きになっていったのも同じかと思います。ただ、他にコーヒー好きが講じてはちみつにハマったという人はそんなには聞かないです。
会場へ
会場は東京都港区でした。「神谷町」駅を降りて会場を目指して歩きます。
そんなに長い距離じゃないですが、さすが東京。興味を惹かれるものが色々現れます。まずはコカコーラの缶コーヒー”ジョージア”でもお馴染みの「猿田彦珈琲」。
そして業務用のエスプレッソマシン「チンバリ」でお馴染みのFMI。
そして、さらに歩くと背の高いもんがあるなと見上げました。これって、もしかして「東京タワー!?」と思い調べると東京タワーでした。
会場に行くまでも結構楽しむことができました。
コーヒーマイスター特別講座”チョコレートの匠に教わる「BEAN to BAR(ビーン・トゥ・バー) の世界」”
講座の概要
コーヒーの「From Seed to Cup」に呼応するかのように、チョコレートの世界においても産地からカカオ豆を輸入し、焙煎・加工し、板チョコレートに仕上げるまで、全ての段階でトレーサビリティや品質管理にこだわって特別なチョコレートを提供する「BEAN to BAR」という表現を目にする機会も増えてきました。
コーヒーとチョコレート(カカオ)は、生産エリアも近く、カフェやレストランに常備されている嗜好品として共通項も多いと思います。チョコレートのことを勉強して、コーヒーの生産~加工までのプロセスと比較することによって新たなコーヒーの魅力を発見できることでしょう。2018年度コーヒーマイスター更新者向け特別講座 « コーヒーマイスターについて | Specialty Coffee Association of Japan
だいたい2010年頃からアメリカで「BEAN to BAR」という言葉が、よく使われるようになったようです。
産地にこだわったカカオ豆を使い、焙煎から加工、販売までを行うというものです。チョコレートの完成品を仕入れて販売するというものと大きく異なります。
講座の内容
座学で「カカオ」について。どんなところで、どのように栽培されているのか。プロジェクターを使い現地の様子を写した写真も多くわかりやすい内容です。
カカオの歴史、品種に関するお話し。
そして、カカオニブやカカカオマスがどのように出来るのか等など・・・
左が焙煎前のカカオで右が焙煎後のカカオ。
カカオニブ。
ハスク。
ハスクは外皮の部分で食べられません。基本的には捨てられるものですが、最近は再利用出来ないかと研究されているそうです。
カカオマス。
ココアパウダー。
ココアバター。
そして、いろんな種類のカカオとコーヒーのペアリングをします。コーヒーはコロンビアの焙煎違いなどです。
ここにはありませんが、ガーナのチョコレートであればほぼどんなコーヒーにもよく合いますと説明がありました。
コーヒーとチョコの相性がいいことは、間違いないところだと思います。
コーヒーを飲む時に、チョコレートを食べることでコーヒーの何を楽しむのかを意識するといいという話が協会の方からありました。
主に①酸味②ロースト香とのことです。
実際、今回出されたコーヒーとチョコレートを色々組合せて楽しみました。
はちみつの時もそうですが、チョコレートでもやはり無意識に「コーヒーの風味をより引き立てるもの」を探している自分がいます。
今回の講座の趣旨もそうなので、それでいいのですが。
そんな中、1つチョコレートの酸味の質と強さをぐっと引き立てたのがコロンビアのフレンチローストを飲んだ後のマダガスカルです。マダガスカルのチョコレートの酸味、フルーティーさをしっかりと引き上げてくれました。
私の意識の中に「ロースト香」を楽しむというのは、あまりなかったのでこれから「ロースト香」をちょっと意識してみたいです。
まとめ
今回は、参加者の質問の多さに驚きました。私も、もちろん質問しましたが。
その様子を見ているだけでも、今後カカオにはまる人が何人かいるんじゃないかと思いました。
そして参加者の方を見ていると、わりと女性は幅広い年代の方が多かったのですが男性は大半が50代以上のように感じました。平日の開催ということで参加するのが難しい人が多いのかなと思います。
そして、全体を通じて聞けば聞くほどコーヒーからカカオにはまって行く人が多いのが理解できました。実際、質問をされる方が「コーヒーと似ているのですが」と仰られることの多いこと、多いこと。
コーヒーでは川上から川下まで。はちみつでは川下の方が、それぞれえカカオとの共通点が多いように感じました。
カカオのことを学ぶ機会が中々なかったので勉強になりました。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。