ネスレは発売20周年を迎える「香味焙煎」を全面刷新すると発表しました。
その新しいコンセプトは「Japanese Craft Coffee」だそうです。コーヒーもビールもクラフト流行りですね。
1杯のカップに至るまでの素材・焙煎・抽出といった全工程にこだわったコーヒーだそうです。
その中で、今回フラッグシップとして位置づけられる「ディップスタイル」。聞き慣れない言葉ですね。ディップソースならわかるのですが・・・
ネスレ ディップスタイルとは
新たに採用する「ディップスタイル」は、お湯を注いで90秒間浸けるだけで誰でも本格的な味わいを実現できる。同社飲料事業本部の島川基レギュラーソリュブルコーヒービジネス部長は、「コーヒーの抽出の問題を解決した新スタイルだ。ワールドブリュワーズカップで優勝した世界一の抽出士である粕谷哲さんと共同開発した。中味はレギュラーソリュブルコーヒーと挽き豆を組み合わせることで、希少な豆の特長を最大限に引き出した香りと味わいを実現できた」と話す。
ネスレ日本「香味焙煎」全面刷新、“お湯を注いで浸けるだけ”「DIP STYLE」で淹れ方提案|食品産業新聞社ニュースWEB
粕谷さんが商品開発に加わったのですね。これは、飲んでみたくなります。この商品「ディップスタイル」の特徴は、まとめると以下のようだと思います。
- ”誰でも簡単に・均一に”本格的な味わいを実現するためにダンク式(ティーバッグスタイル)を採用
- レギュラーソリュブルコーヒーと挽き豆を合わせる
ディップスタイルの商品ラインナップ
「ネスカフェ 香味焙煎 濃厚 クンディナマルカブレンド」 「ネスカフェ 香味焙煎 円やか ジャガーハニーブレンド」 「ネスカフェ 香味焙煎 鮮やか ルウェンゾリブレンド」の深煎り、中煎り、浅煎りの3タイプ。容器は瓶(40g)、エコ&システムパック(50g)、DIP STYLE(ディップスタイル、5P)で展開する。
「濃厚クンディナマルカブレンド」はコロンビア国内で約4%、「円やかジャガーハニーブレンド」はコスタリカ国内で0.25%、「鮮やかルウェンゾリブレンド」はウガンダ国内で約0.9%しか取れない希少な豆をそれぞれメインブレンドに使用したと発表されています。
販売価格
商品の形態は「3.4g×5P」となるそうです。税抜き希望小売価格は¥373だそうです。
税込みで1杯あたり80円強ですね。美味しければ問題ないんじゃないでしょうか。
ネスレ 2018年秋冬戦略
春夏と同様に「プレミアム」「パーソナル」「ウェルネス」の推進だそうです。「ディップスタイル」はフラッグシップとして「プレミアム」の部分にあたります。
まとめ
ネスレの販売戦略の「ウェルネス」は抹茶とコーヒーに含まれるポリフェノールの日常的な摂取を訴求するコミュニケーションを中心に展開するそうです。
「パーソナル」はシステムの浸透加速とスティックの拡大を図るそうです。「バリスタ」も、もう十分に浸透したのではと思うのですが、ネスレさんとしてはまだまだのようです。
しっかりとした販売戦略のもと、こういった商品が世に送り出されているんだなと感じます。
今回の「ディップスタイル」。ダンク式で「3.4g」というのはレギュラーソリュブルコーヒーを使うことにより可能な内容量です。挽き豆であれば、やはり10gくらいが妥当なサイズとなります。
そして希少な豆を使っているとのこと。個人的には「ジャガーハニー」は好きなので「円やかジャガーハニーブレンド」を飲んでみたいなと思います。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。