6月にG7で「海洋プラスチック憲章」が採択されました。日本とアメリカは署名をしなかったそうです。
採択されてから3ヶ月足らずで飲食チェーンに動きが出ています。
この「海洋プラスチック憲章」によってプラスチックストローが、槍玉に挙がりました。
これからプラスチックストローは、どうなってしまうのでしょうか?
海洋プラスチック憲章とは
持続可能な海洋と漁業を促進させ、沿岸及び沿岸コミュニティを支援し、海洋プラスチック廃棄物や海洋ごみに対処するとした「健全な海洋及び強靭な沿岸部コミュニティのためのシャルルボア・ブループリント」はG7すべての国が承認しました。しかし、プラスチックの製造、使用、管理及び廃棄に関する現行のアプローチが、海洋環境、生活及び潜在的に人間の健康に重大な脅威をもたらすことを認識し、効率性の高い資源管理のアプローチにコミットする
プラスチックストローも無くなると不便だと思いますが、持続可能な海洋や漁業を促進させるために必要なことかもしれませんね!
なぜ、日本は署名しなかったのか?
海洋プラスチック憲章には「2030年までにプラスチック包装の最低55%をリサイクルまたは再使用し、2040年までに100%回収する」などの達成期限付きの目標が盛り込まれた。日本が署名を見送ったのは、国民生活や国民経済への影響を慎重に検討する必要があると判断したからだった。先進国以外の取り組みも必要だとの認識もあった。
ここにきて政府が憲章が示した方向性を受け入れることにしたのは、対応が後ろ向きと受け止められるのは避けたいとの思いがある。プラスチックごみの主な輸出先だった中国が輸入規制に踏み切り、ごみの行き場が失いつつあることも大きい。
2016年にスイス・ダボス世界フォーラムでは世界の海を漂うプラスチックの量が2050年には魚の量を上回るという予測を発表しています。
子供の頃、何かの本で読んで瓶に手紙を入れて受け取った海外の人と友達になれたらいいなと憧れたことがあります。
当時であれば、ロマンチックな話ですが現代ではゴミを海に捨てるなと怒られてしまいますね。
チェーン店の対応
まず、スカイラークが2020年までにストローの提供を全廃すると発表しました。紙製ストローなど代替品の提供も行わないとのことです。
ガストは年内にも全廃へとの動きがあるようですが、子供や障害者の方やタピオカ入のドリンクやスムージーには提供されるそうです。
マクドナルドも2015年までにはプラスチックストローを全廃。スターバックスもアメリカのスタバが2020年までに廃止すると発表したので、これに追随すると思われます。
プラスチックストローが無くなるとアイスコーヒーはどうなる?
プラスチックストローが無くなると、どうなるか?
ストローの提供を完全にやめるか、代替ストローを提供するかになります。
代替ストローが、もっと普及すればコストも下がるのかもしれませんが今の状況では価格がプラスチックストローに比べて、かなり高価です。
また、自然に帰ると言われている「生分解性プラスチック」は、温度や微生物の条件が揃わないと分解されません。海に捨てられたら、自然に帰ることはないのです。
一番多くなるのは、プラスチックストローの提供をやめて子供や障害者の方などにだけ提供するお店が増えるのではと思います。
そうすると、アイスコーヒーを飲むにもストローを使わずに飲まなくてはいけなくなりますね。
人によって、もちろん感覚が違うと思いますが私の感覚で勝手に予想します。
今、私が飲む時の行動パターン
「アイスコーヒー」だけではなく、冷たいコーヒーを飲む時のパターンです。
ストローが欲しいもの
- 濃いめのアイスコーヒーにミルクとガムシロップを入れたもの
- 平均的、もしくは濃いアイスコーヒーをブラックで飲む時
ストローが無くていいもの
- コーヒー牛乳
- 最近、増えている軽いアイスコーヒーをブラックで飲む時
私は、こんな感じです。
コーヒー牛乳は、瓶に入っているものを風呂上がりに一気に飲み干したいという願望が強いからかもしれません。
濃いめのアイスコーヒーは、ブラックであろうがなかろうがストローでチビチビ飲みたいです。
軽いアイスーコーヒーは、わりと早いペースでぐびぐびと飲みたいです。
すると、飲食店でストローが提供されなくなったらアイスコーヒーは今より、さらに軽めのものが増えるんじゃないかと思います。
みなさんは、グラスに直接口を付けて飲むならどんなアイスコーヒーがいいですか?
最後まで、読んで下さりありがとうございました。