今年の「はちみつフェスタ」で手に入れたはちみつです。パキスタン産の「ローシドルハニー」。シドルとは「なつめ」のことです。
つまり「ローシドルハニー」とは非加熱のなつめの蜂蜜ということです。
今年は、はちみつフェスタの会場を周ってテイスティングをさせて頂いていると私の姿を見て「コーヒーの人ですよね」とか「コーヒーに、よく合いますよ」と声を掛けて頂きました。
とても嬉しいです!
ただ、恐らくというか間違いなく顔を覚えられているのでなく私の特徴的な”フォルム”を覚えてもらっているのかなと思います。
普段、仕事でも1年以上前に1度だけあったことがあるような方に「松岡さんですよね?」と声を掛けられることがあります。覚えていてくれたんだと嬉しくなります。
そしてニッコリ笑って「そうですよ!」と答えると「顔は覚えていなかったですが、そのフォルムに見覚えがありました。」と答えられることも、しばしばあります。
完全に忘れられているよりはいいのですが、前回会った時からこの体型を維持してしまっているということですね(笑)
今回、ローシドルハニーを販売されているユーラシア・トレーディングさんは私がはちみつの販売をしていた蜂和産業さんのブースの正面で販売されていました。
声をかけさせて頂き、お話をしていると「ローシドルハニーも、わりとコーヒーに合うと思いますよ」とのこと。
その場で早速テイスティングさせてもらうと、たしかにコーヒーに合いそうな雰囲気もあるのですがコーヒーを、かなり選びそうな雰囲気でもあります。
はちみつフェスタの会場でテイスティングした時と、家で落ち着いてテイスティングする時では、大まかな特徴は同じですが感じる印象が少し異なることが多々あります。
それは、なぜか?
- はちみつフェスタの会場では数多くテイスティングをし、舌が疲れている
- 販売で長時間立ち仕事をし、疲れが溜まっている
- 会場内は圧倒的に女性が多く興奮している(笑)
以上のようなことが考えられます。
今回の「ローシドルハニー」は、はちみつフェスタの時にテイスティングをして受けた印象とは異なりました。
ローシドルハニーとは
桜のチップを思わせるスモーキーな香り
一方、味は意外にクセや雑味が無く、
トゲのない強い甘味も舌に残らずスッキリ酸味を感じず、喉ごしの刺激がありません
お肌の手入れ、滋養に、栄養補給に
「生薬にも使われるナツメ」の花の蜂蜜
マヌカハニーと同等の抗菌性を示す研究データ
農薬、公害、抗生物質の心配が無い乾燥地帯の野生の蜂蜜です
ナツメの実は「一日に三粒食べると歳をとらない」と伝えられるように、すごく滋養に富んだ果実です。
ローシドルハニーをテイスティング
ローシドルハニーをテイスティングしてみます。
口に含むと、しっかりとした甘さと独特な風味を感じます。どう表現すればいいか少し難しいですが「生薬」っぽさも感じます。
そして、少しフルーティーな風味も感じますが、酸味は控えめです。
口に含んで10秒ほどしてくると、渋みが少し強く感じられます。
はちみつも、コーヒーも「渋み」は一般的にネガティブな表現として使われることが多いと思いますが、嫌な渋みじゃないです。
上質な赤ワインのような渋みです。
このローシドルハニー、絶対に赤ワインにも合うと思います。
バケットにブルーチーズをスライスしたものを少しのせて、きのこのアヒージョを少しのせ、その上にこのローシドルハニーを垂らして食べる。そして赤ワインを飲んだら・・・合いそうな感じがするのですがどうでしょう。
こうなると、このローシドルハニーを誰かに例えるならもうこの人しかいないです。川島なお美さんですね!
子供の頃、お笑いマンガ道場を見て「なんてキレイなお姉さんなんだ」と憧れていました。
川島なお美さんだったら、このローシドルハニーにどんな赤ワインを合わせるのか。
そして、このマリアージュをどう表現してくれるか聞いてみたかったです。
(パキスタン)ローシドルハニー×(ブラジル)モンテアレグレ
家にあるコーヒーで、このローシドルハニーい合いそうなもの・・・これで間違いないでしょう。
私が大好きなブラジルのモンテアレグレ農園のイエローブルボンのパルプドナチュラルです。
カッピングプロファイルには「蜂蜜」とも書いてありましたが、これは残念ながら私にはわかりません。他には「チョコレート」に「ワイン」とあります。
ビターチョコっぽい風味とワイニーな感じは、私も感じ取れます。
まずは、コーヒーを飲みます。やや焙煎度が深めなので苦味もしっかりしています。そして、フワッと赤ワインっぽい雰囲気も感じられます。
少し温度が下がってからの方が赤ワインっぽい雰囲気がしっかり感じられるので、今回はそこまで待ちます。
そしてローシドルハニーをテイスティングします。
コーヒーを飲んだ後でも、ローシドルハニーの風味はそんなに変わりません。
やはり10秒ほどすると心地よい渋みが顔を覗かせてきます。
はちみつが口の中から消えると、もう一度コーヒーを飲みます。
気持ちいいくらい、思い描いた通りです。
赤ワインっぽい雰囲気がより強調されて感じます。
例えるなら「大人のコーヒー」かな。
コーヒー自体、大人の飲み物かとは思うのですが。
その、しっかりとした赤ワインっぽい風味にコーヒーの苦味が加わり中々いい感じです。その苦味も「キレイな苦味」という感じです。
「クリーンカップ」や「キレイな酸味」とはよく言われますが、あまり「苦味」を”キレイな”と形容することはないと思うのですが、そんな言葉がピッタリな感じがしました。
まとめ
ローシドルハニーは、お値段はまずまずします。なぜなら、世界中でも採蜜出来るのはアラビア半島の南部のイエメンとパキスタン北部の乾燥エリアだけです。
その採れる量も非常に少ないので仕方がないですね。
食べて滋養強壮にいいとも言われていますが、特に女性に人気なのはローシドルハニーを使った「はちみつパック」だそうです。
私の周りにも、このローシドルハニーではちみつパックを続けているという方がいらっしゃいました。
その方を見ていると、かなりその効果が高いのではと思えるくらい美しい肌をされていました。そして美人でした。
美容にはちみつを取り入れてみたいな!という人。
ワイン、特に赤ワインが好きだという人にオススメしたいです。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。