昨年のSCAJで、コーヒーアミーゴス中部の”変態”こと堀さんが出場した「利き珈琲選手権」を見て、来年はオレも出るぞと思いたったので気合を入れて出場してきました。
毎年、SCAJに出展するコーヒー生産国の方のお話を聞いて、その後に利きコーヒーの大会があるという素敵なイベントです。
参加資格はコーヒーマイスターの有資格者のみです。
第5回 利き珈琲選手権
受付開始時間の少し前に行きました。まだ、誰もいないかなと思い行くと一人だけいらっしゃいました。まさかの堀さんでした。
一番乗りで受付をして、二人で仲良く最前列を陣取りました。二人で並んで座ったら・・・なぜだか、かなり圧迫感がありました(笑)
前半の1時間はエチオピアの大使のご挨拶や、エチオピアのコーヒー産業の現状。問題点などのお話がありました。
そして、コーヒーセレモニーがどんなものなのかの説明があり、コーヒーセレモニーで作るコーヒーと同じコーヒーもいただきました。
焙煎度はそんなに深くなく、濃度が少し濃いかなと思いました。
コーヒーと一緒に焼いたお菓子のようなものを頂きましたが、これが結構美味しかったです。この大きな手は、堀さんの手です。
コーヒーを入れる小ぶりのカップも可愛らしいものです。
この写真ではわかりにくいですが、少し微粉のようなものが底に残っていますが気になるような量ではありませんでした。
コーヒーセレモニーが終わるといよいよ利き珈琲選手権が始まります。緊張してきました。
昨年まで、予選は7カ国のコーヒーが用意され10個の検体が、それぞれどの国のものかを当てたそうです。
今年は、4カ国に減りましたがその国の格付け違いが出されました。
下は決勝戦前の画面ですが、こんな感じの4カ国の格付け違いが出題されますので合計8個の検体があります。
時間も短く、1テーブルに6名程でカッピングをします。筆記板が渡されて、記入していきます。私は”勝負ペン”の「ロメオNo.3」で臨みましたが、これが失敗だったかなと反省。
カッピングスプーン、紙コップ、筆記板。そしてボールペンと持つと手一杯です。
ここで、ロメオの繰り出し式は実に扱いづらかったです。やはり、こういうときはノック式の方がいいです。
カッピングをして、さくさくっとまずは生産国のあたりをつけていきます。
8個終わって、ブラジルが3個。マンデリンが1個です。
まずは、時間がないのでわかるものから。
グアテマラのSHBとEPWは、クリーンさの違いで間違いないだろうと書き込みました。
そしてエチオピアのG-1とG-4。よりモカフレバーがしっかり感じられる方。モカらしい方がG-4だろうと記入。結果、これが逆で間違っていました。
そして、マンデリンとブラジルで悩む悩む。マンデリンの焙煎度が浅いです。
なかなか、これだけ焙煎の浅いマンデリンを飲むことがないです。ナチュラルの風味が出ているような出ていないような・・・・・・
ここまで来ると、やればやるほど深みにはまり出しわからなくなりました。回答を最後にどう書いたのかを控えていなかったので、結果残り4問でいくつ当たっていたかもわかりませんでした。
今回は、決勝に進めませんでしたが決勝に進んだ時のためにも、自分がどう回答したかきちんと控えておくべきでした。
ちなみに、前年の決勝戦の答えはマンデリンでした。マンデリンと答えていた方は一人だったので一撃で優勝者が決まりました。
マンデリン、普通ならわかるだろうと思うのですが聞くところによると今年と同じように焙煎が結構浅かったようでわからない人が多かったようです。
今回、決勝に進んだのは5名でした。
5問正解が3名。6問正解が1名。そして全問正解が1名とのことです。
その全問正解者が、なんと堀さんでした。
堀さん、凄いです!!初めてカッコイイと思いました(笑)
決勝の舞台に上がった時には、すでに風格さえ漂っていました。王者の風格です!
決勝は、例年通りサドンデスで行われます。
そして、決勝の一問目。
グアテマラSHBが3名。堀さんもこちらでした。
1名がエチオピアG-1。もう1名がエチオピアG-4でした。
グアテマラSHBかなと思いきや、答えはまさかのエチオピアG-1でした。
唯一の全問正解で決勝に進んだ堀さんが、ここで間違え優勝の盾は他の方の手へ。
利き珈琲選手権は、一度チャンピオンになると翌年以降出場することが出来ません。
堀さんが優勝しなかったので、来年も仲良く一緒に参加することが出来そうなので私にとっては良かったです!!と言ったら堀さんに怒られそうですね。
まとめ
決勝でもそうですが、ギャラリーとして見ているとグアテマラとエチオピア、わかるやろ!と思うのですが、あの舞台に立つとわからなくなります。
緊張や時間による焦りなどによると思います。
平常心を保つ強い心が欲しいです。
チャンピオンになれるまで出場したいなと思います。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。