「地産」とタイトルに書きましたが、実際日本国内でコーヒー豆が採れるのは沖縄や徳之島、小笠原などわずかです。
今回は、温泉で有名な大分県別府市で発売されたコーヒーです。
その名も「温泉藻類地獄蒸しコーヒー」です。なんか、プロレスの技っぽいですね。今年7月に亡くなられたマサ齊藤さんの監獄ロックに通じるものがありそうな、なさそうな・・・・・・ないでしょうね。
温泉藻類RG92とは
Regeneration Gateway の頭文字をとり「RG」、「92」は株番号。再生への道を切り拓く希望の意味が込められています。
RG92 は誰が発見した?
別府の温泉藻類研究所の研究員が発見しました。 研究員たちが試験管片手にフレッシュな温泉を1つ1つ採取してきて、単離し、分析するといったローラー作戦を毎日繰り返し、新型の温泉の藻を発見。RG92 はその内の1種です。
RG92 の発見場所
大分県別府市 別府温泉で発見しました。 温泉には硫黄泉や塩化物泉といった種類が10 種類ありますが、別府温泉にはそのうち8 つが揃っていて、源泉かけ流しでフレッシュな温泉が豊富にある温泉一色の町です。
RG92 の誕生
45 億年前。 地球に生命が誕生した時代に生まれました。
RG92の特徴
炎症・糖化・酸化を抑制する温泉の藻。
・炎症性サイトカインの抑制(抗炎症)炎症で誘導される痛み・痒み因子の抑制(鎮痛・鎮痒)
・IgE の産生抑制(アレルギーの抑制)
・糖化ストレスの抑制(病気や老化原因の1つ)
・酸化ストレスの抑制(病気や老化原因の1つ)
・紫外線によるダメージの軽減
・塩素ダメージの軽減
RG92の一番の特徴は抗炎症作用です。アレルギーやアトピー性皮膚炎による痒み因子を抑制する働きがあります。
他にも酸化や糖化ダメージの抑制も確認されているそうなので、アンチエイジングの期待も出来そうですね。
温泉藻類地獄蒸しコーヒー
今や手軽に楽しめるドリップコーヒーは日本市場に溢れており安価なものから高級なものまでが並ぶ。 今回開発したのは、通常のドリップコーヒー製造工程に温泉藻類採取泉での地獄蒸し工程をひと手間加えた希少価値の高い逸品である。
共同開発を行ったのは、別府で45年の歴史を持つ珈琲製造メーカー株式会社三洋産業と、温泉研究パイオニアの温泉藻類研究所サラヴィオの別府コンビである。三洋産業の2代目社長である中塚茂次は、幼少から珈琲豆に触れるうちに本当の豆のうまさは「甘味」の奥深さにあることを追求。「どんな高級料理店でも料理の最後に出てくるのは安物の珈琲である。これだけコーヒーが普及してもコーヒーが生鮮食品であることや本当のうまさのことはほとんど知られていない。コーヒーの普及は自分たちコーヒー専門家の役割だと思う」と語る中塚社長が、厳選したスペシャルティコーヒー豆のうまみを最高に引き出す焙煎技術を駆使。
一方、サラヴィオ会長の濱田茂は温泉の効能は温泉に生息する微生物が関与していることに着目し15年前に研究を開始。世界中の人を健康にすることを企業理念に掲げ温泉研究に投資してきた。2015年、ついに新種の温泉藻類であるRG92を発見、温泉の効能である抗炎症作用が認められ特許を取得、2018年には経産省サポイン事業でも抗メタボ効果が認められた。今後RG92成分の食品や化粧品への配合による健康・美容の増進が期待されている。
ドリップコーヒーのほかに商品化が進んでいるのが、最高級豆と言われるブルーマウンテンのNo.1ウォーレンフォードを使った「温泉藻類地獄蒸しコーヒー」豆の開発である。土産物や贈答品として、さらにはダイエット食品としても販売が待たれる本商品、出会えたならば絶対に味わいたい1杯である。
価格は1杯抽出の「ドリップバッグタイプ」10g入りが180円。6袋パッックは1,080円だそうです。
まとめ
温泉藻類RG92が採取された源泉で蒸すだけなので、紹介されているような効果が期待できるのかは、いささか疑問があります。
ただ、実際この商品を買われる方は別府に来たお土産に買われることが多いと思います。
お土産を手渡す相手に、この温泉藻類RG92の話を少ししてそのストーリーを手渡す相手と共有することを楽しみたいんじゃないかと思うので、これはこれでいいです。
その健康効果的なことよりも「地獄蒸し」の工程を加えたことでコーヒーの深い甘みが引き出されたとのことなので、その味の方が気になります。
たまには別府の温泉でまったりと過ごしてみたいものです。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。