ブラジル最大のコーヒー生産地区であるミナス・ジェライス州南部に3つの生産ユニットを所有している「イパネマ農園」。
最近ではローソンのMACHI cafeで使われているので聞いたことある人も多いのではないでしょうか。
そんなイパネマ農園で採蜜されたコーヒーの花から採れたはちみつをいただきました。
これは、かなり希少なものだと思います。
ブラジル イパネマ農園
以下、2018年4月時点のデータです。
農園総面積: 6,101ヘクタール
コーヒー栽培面積: 3,254ヘクタール
総栽培本数: 1,400万本以上
年間生産量: 13万袋(表年)
こんな数字を見ても、大きいんだなとしかわかりませんが。
よくある「東京ドーム」に換算すると農園の大きさは、およそ東京ドーム1,300個分になります。
と聞いて、ぴんと来ないですよね。
イパネマ農園 コーヒーの花のはちみつ
食べてみると、純粋なコーヒーの単花蜜ではなさそうです。
シェードツリーとしてバナナの木が多いそうなので、どうもバナナが結構入っていそうです。
食べた雰囲気はザンビアのはちみつに、かなり似ています。そして、いい具合に結晶しています。
発酵したような風味と、しっかりとした酸味でどちらかというと普通に食べるには、食べにくいはちみつです。
けど、この感じがモカあたりと合わせるとモカのフルーティさを引き立ててくれそうです。そして「フルーティさ」が、はっきりとしているスペシャルティコーヒーを飲みながら、このはちみつを食べるとコーヒーの甘味と酸味の感じ方を、さらにしっかりと高めてくれそうな予感がします。
「イパネマ農園で採れたコーヒーのはちみつだよ」と聞いて頂いたものですが、私が持っているグアテマラ、エチオピア、ブラジルのコーヒーの花のはちみつとは、全く雰囲気が異なります。やっぱりバナナが相当入っていそうです。
”コーヒーの花のはちみつの比較”も、良かったらご覧下さい。
イパネマ農園で採れたはちみつの行く末・・・
これは、あくまでも私の予想です。
味わいの雰囲気がザンビアのはちみつと、かなり似ていることを踏まえてです。
ザンビアのはちみつを、頂いた時は今回のイパネマ農園のはちみつよりも、さらに発酵した感じが強く食べにくかったです。
それが、約半年寝かせるとかなり食べやすくなりました。
頂いた時は”バナナが腐っちゃった”感じに近かったのですが、半年経つと”もう少しでバナナが腐っちゃう”くらいのものに変わりました。
普通に食べる分には半年経ってからの方が食べやすく、美味しいです。
ただ、圧倒的な個性は無くなってしまったので寂しいです。
多分、イパネマ農園のはちみつも時間が経つとともに、もっと食べやすくなりそうな雰囲気を感じます。
今のうちに、美味しいスペシャルティコーヒーと合わせてみたいなと思います。
残念ながら、今手持ちのコーヒーで”これに合うだろう”という、ドンピシャなコーヒーがないので、それに相応しいコーヒーが手に入ったら、またブログにUPしたいと思います。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。