コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

【コスタリカから何を学べるか】品質の良いコーヒーが多いコスタリカとは、どんな国なのか

ここ数年、コーヒー業界ではサードウェーブと呼ばれるものがブームになっていましたが一段落しました。

 

サードウェーブ系のカフェでは、様々な国のスペシャルティコーヒーが提供されています。

 

コスタリカのコーヒーを販売している店舗も非常に多いです。

 

コスタリカって馴染みがない方も多いと思います。

 

コスタリカって、どんな国なんだろう?そう思って調べてみると中南米においてはもちろん、世界においても特異な国だと思います。

 

コーヒーの品質も急激に良くなっているコスタリカから学ぶべきところ、多いんじゃないかなと思います。

 

 

コスタリカって、どんな国

コスタリカは中央アメリカの南部にあります。

 

パナマとニカラグアに国境は接しています。そして、国土の大きさは北海道の半分ほどと小さい国です。

 

国土の中央部分は山岳地帯で占められています。品質がいいコーヒーが採れる理由の一つとして標高の高さがあるのだと思います。

 

コーヒーの栽培がされているのは標高1,000m~1,700m付近です。そしてコーヒー栽培に必要な降水量、日照量はもちろん火山灰による豊かな土壌もあります。

 

それだけでも、美味しいコーヒーの生産が可能なんだと思いますがそれだけではないようです。

 

軍隊を持たないコスタリカ

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70年間、軍隊を持たずに非武装・中立を貫いてきたコスタリカ。世界有数の危険地帯に位置しながら、国の予算を軍事ではなく、社会福祉や教育、環境保全に投じてきた。人々の幸福感や環境の豊かさを尺度とする「地球幸福度指数」の世界ランキングでは、何度も1位に輝いている。ドキュメンタリー映画『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方』は、そんなコスタリカの歴史と今を描いた作品だ。

「兵士よりも多くの教師を」 軍隊を持たないコスタリカは、なぜ「地球幸福度」ランキング1位なのか?|KOKOCARA(ココカラ)−生協パルシステムの情報メディア

アメリカと比較しても国家予算も資源も少ないコスタリカが、生活の満足度が高く長寿です。

 

コスタリカには国全体にサスティナブル(持続可能性)やフェアトレードの思想が根付いているそうです。

 

学校教育においても、それらの考えや平和の大切さを教えることに注力しています。

 

また、他の中南米の国と比較し協同組合の数が圧倒的に多いのも特徴です。小規模農家が集まり協同組合をつくって大規模農家に対抗出来るモデルをつくってきました。

 

以前、コスタリカに駐在経験のある新聞記者の方にお話を伺ったのですがコスタリカは中南米において、全く他の国と違う。勤勉で真面目な人が多いとお聞きしました。

 

自国が平和で安心して暮らせる国でしたら、コーヒーの生産に真剣に取り組むことも出来るのだと思います。

 

また国土の3分の1が自然保護区であり環境先進国でもあります。

 

そして国民の9割以上が、国が軍を持たないことに賛成しているそうです。国民が平和の大切さをよく理解しているのだと思います。

 

 まとめ

 恵まれた自然環境や土壌。そこに、コスタリカの人の国民性や気質などが加わり近年のコーヒーの品質の向上に繋がっているのかと思います。

 

軍を持たないことで、国の予算など教育に多く当てられるようになります。

 

それによって平和の尊さを知り、勤勉性も身についたのかもしれません。

 

また、そんなコスタリカに憧れてなのか隣国のニカラグアから人がやって来て真剣にコーヒー栽培に励んでいる人もいると聞きます。

 

 日本にも「憲法9条」があります。世界に誇れるものだと思います。

 

コスタリカがなぜ軍を持たないことが国民の幸福度の高さに繋がっているのかを考えると学ぶべきところが見えてくるのではと思います。

 

最後まで、読んで下さりありがとうございました。