既にご存知のかたも多いかもしれませんが、大気圏突入時の熱を使うことでコーヒー豆がムラなく美味しく焼けるのでは?という実験を試みようとしている方達がいます。
現在、スポンサー企業を募集しているようですがこれだけ話題になっているならどこか手を上げて実現するのかなと思います。
スターバックスの実質的創業者のハワード・シュルツ氏が米大統領選出馬を検討し話題になっていますが、この研究のスポンサーになることも検討してもらえると嬉しいです。
どのような実験か
Space Roastersの創業者であるAnders Cavallini氏とHatem Alkhafaji氏は、いずれもフランスのストラスブール大学で宇宙科学の修士号を取得しているとのこと。2人は「完璧にローストされたコーヒー豆を作る」という目的のためだけに、ロケットを宇宙空間まで打ち上げるという計画を持っています。
品質にこだわった有機栽培のコーヒーを空輸し、そのコーヒーをロケットに載せます。
そして、宇宙空間に発射します。
このロケットは他の目的のためではなく、あくまでコーヒーを焙煎するためだけに発射されるそうです。
宇宙空間で特許も取得したというコーヒーローストカプセルを切り離し、そのカプセルが大気圏に突入します。
真空から、大気圏に再突入する際は物凄い熱が発生するのでカプセルは火の玉のようになります。
そのカプセルの中では無重力の状態で、コーヒー豆が焙煎されます。
その後、カプセルは地表に近づくとパラシュートを開き海などの安全な場所に着陸します。
これを、わかりやすくまとめた動画です。
まとめ
カプセルの中では200度くらいに保たれる工夫がされるようです。
実験を行ったら、Anders Cavallini氏とHatem Alkhafaji氏が言うように実際ムラのない豆が焙煎出来るのかはわかりません。
ただ、そんなことをいい大人が考えつくことが単純に私は凄いことだなと思いますし羨ましくも思います。
普通に今でも美味しいコーヒーを飲むことが出来るわけですし、それをわざわざロケットを打ち上げて莫大な費用をかけてこんなバカバカしいことを行う。
そんなこと、残念ながら私は思いつくことは絶対にありません。
彼らは、純粋にさらに美味しいコーヒーを飲みたい、提供したいという想いと探究心からこんなことを始めようとしているのだと信じたいです。
そんなお金があったら、もっと他の使いみちがあるだろうにとご指摘される方も当然いらっしゃると思いますが、世の中からこんな”素敵なバカバカしさ”がなくなったら、私はつまらない世の中になると思います。
結果、どうなるか楽しみで。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。