コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

【家康、秀吉も愛した蜂蜜入り生菓子】刈谷ハイウェイオアシスで購入した愛知県半田市・総本家田中屋の『蜂蜜生せんべい』

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NEXCOが「ハイウェイオアシス」というものに力を入れてから、サービスエリアがひとつの観光地になってきました。
 
「ハイウェイオアシス」は、その地域の特色を活かしたものが多くショッピングモールのようなものがあったりレクリエーション的な機能を兼ね備えていたり様々ですね。わかりやすいものとしては観覧車があったりします。
 
簡単に言えば従来のサービスエリアと道の駅が合わさったような感じですね。そして高速道路からだけでなく一般道からも乗り入れることが出来るのも大きな特徴だと思います。
 
東海地方で「ハイウェイオアシス」の走りと言えるのが「刈谷ハイウェイオアシス」じゃないでしょうか。
 

刈谷ハイウェイオアシス

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刈谷ハイウェイオアシス イルミネーション
観覧車があったり豪華なトイレ。スパ施設にドクターフィッシュがいたり。もちろん地元のお土産屋、食事を取れる施設も充実しています。
 
2015年にはディズニー、USJに次ぐ全国3位の遊園地として話題になったこともあります。遊園地のくくりに淹れ入れるのはどうかとも思う部分はありますが(笑)
 
この刈谷ハイウェイオアシスの土産物売り場を見ていると、地域色が高いだけでなくアイデアで勝負しているお土産が多く面白いです。
 
そして新元号「令和」に関連したものもかなり多かったです。

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令和グッズ
そんな中に「蜂蜜」の文字を発見し購入したのが愛知県半田市にある総本家田中屋さんの「蜂蜜生せんべい」です。

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総本家田中屋の『蜂蜜生せんべい』

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総本家田中屋 蜂蜜生せんべい
この「蜂蜜生せんべい」以外にも「はちみつ入り」を謳っている商品が思っていた以上に多く、はちみつ人気の高さを感じました。
 
NHK大河ドラマ「真田丸」で蜂蜜生せんべいを秀吉が好んだという描写があったそうです。「真田丸」は全て見ているはずなのですが全く記憶にありません。
 
ただ総本家田中屋さんのホームページに記載されている「生せんべいの物語」を拝見すると徳川家康に関してしか書かれていません。
永禄三年(1560)、桶狭間の戦いで今川義元に加勢した徳川家康は織田信長勢に押され、やむなく母(伝通院)のいる坂部城(今の知多郡阿久比町)に逃れて来ました。そこから伝通院の妹の嫁ぎ先の岩滑(やなべ)城(今の半田市)を訪れようと、さらに南下。矢勝川を渡り半田に着いた時は昼近く、疲労と空腹のために駒の足もにぶっていました。
家康は、とある百姓家の庭先に干してあるせんべいを目にしました。娘みつは、そのせんべいが生であることを恐る恐る申し上げたところ、「いや、生のままでもよい」と、家康はたってそれを所望。いかにも美味しそうに頬ばりました。
そして、家康が半田に滞在中はせんべいを生のまま献上するように申し付けて、百姓家を後にしました。

翌日、献上品を持って岩滑城を訪れ、再び家康に会ったみつは思わず目を見張った。この方が昨日のお人・・・・。その天下をのむ気概と精悍な面持ちに心を奪われ、一人ひそかに慕うようになりました。

しかし所詮届かぬ思いのはかなさを知ったみつは、家康が陣をととのえ三河に去ったそのとき、知多の山の緑にかこまれた美しい池に姿を消しました。そのしらせに村人がかけつけた時は折りしも昇る朝日にきらきら輝く雲母があるばかりであったそうです。
のちにその雲母にちなんで一枚一枚重ね合せた生せんべいを作るようになったと伝えられてます。

生せんべいの物語 | 知多 知多銘菓 生せんべい | 総本家田中屋

 
 
蜂蜜生せんべいは3層になっているそうなのですが、それを知ったのは食べ終わってからです。
 
黒糖を使用している茶色と砂糖を使用している白い部分があります。
 
真ん中部位分が白で両端が茶色になっています。ですので2/3は茶色です。

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少し茶色の部分を食べてみると黒糖の風味が強く蜂蜜はほとんどわからないです。ただ、蜂蜜を使うことで黒糖の風味をより一層引き立てているような感じはします。
 
せっかくなのでコーヒーと一緒に頂きたいと思います。
 
中深煎りのペルーを淹れます。
 
いつもマグカップで飲む時は15gのコーヒー豆を使用しますが、この黒糖の風味に負けないしっかりしたコーヒーを飲みたかったので17g使用して抽出しました。
 
普通にコーヒーだけで飲むにはかなり濃いように思いますが「蜂蜜生せんべい」と一緒に飲むのであれば黒糖の風味もコーヒーの風味もどちらもしっかりと楽しめます。

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砂糖の白い部分を食べると、もちろん黒糖の風味はありません。黒糖と比較するとあっさりした感じです。私は黒糖が好きなので茶色い部分の方が好きですが、好みが分かれるところだと思います。
 

まとめ

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地域色の強いお菓子。それが家康ともゆかりがあり、さらに蜂蜜を使ったものということで私には嬉しい自分へのお土産となりました。
 
そして、結構腹持ちがいいのでちょっと小腹が空いた時のおやつとして最適だと思います。受験生の勉強の合間のおやつとしても良さそうですね。
 
最後まで、読んで下さりありがとうございました。