4月15日にフランスのノートルダム大聖堂で大規模火災が起きました。
フランス国民、カトリック教徒をはじめ多くの人に悲しみと衝撃をもたらしました。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領はノートルダム大聖堂の再建を近い以下のように声明を発表しました。
ノートルダムが燃えている。国中に動揺が走っている。全てのカトリック教徒とフランスの人たちに、心からお祈り申し上げます。私は、同胞のフランス市民の皆さまと同じように、私たちの一部であるノートルダム大聖堂が燃えるのを目にするのは心苦しいです
ノートルダム大聖堂の火災に「明日への再建に向かっていくのが、私たちだ」 各国首脳らが悲しみと応援ツイート | ハフポスト
そして、各国首脳達も声明を出しています。
イギリスのテリーザ・メイ首相
フランス国民とノートルダム大聖堂で起きた凄惨な火災に消化活動に当たる救急隊のみなさまの無事をお祈りしています
アメリカのドナルド・トランプ大統領
パリのノートルダム大聖堂の大規模火災を目にするのは、おぞましい気持ちだ
バラク・オバマ前アメリカ大統領
ノートルダム大聖堂は、世界最高峰の宝です。悲しみの淵にいるフランスの皆さまのことを思っています。歴史が失われるのを目にした時、私たちは悲しみにくれます。それと同時に、明日への再建に向かっていくのもまた私たちです。可能な限り、堅固なものにするために
ノートルダム大聖堂の火災で残ったもの
十字架や祭壇は残っていますがまわりは瓦礫で埋め尽くされています。
有名なバラやパイプオルガンも消失を逃れたようです。
大聖堂から運び出されたものもありパリ庁舎で保管されています。
彫像の多くは火災前から行われていた改修工事のためすでに工房で保管されていました。
出典元:【写真で見る】 ノートルダム大聖堂の火災 焼失したもの、残ったもの - BBCニュース
出火原因はこれから解明されるかと思います。
火災前より行われていた改修工事が原因かもしれないとも言われていますが、改修工事のために運び出されていたものも多くあります。
ノートルダム大聖堂で飼われていたミツバチ
そして、この火災からしばらく経った4月18日に報道されたのがノートルダム大聖堂の屋上でミツバチが飼われていたことです。
その報道では、ミツバチが活動している様子は確認されていないというものでした。
2019年4月18日、海外網によると、フランス・パリ中心部にあるノートルダム大聖堂で起きた大規模火災で、養蜂家の男性が大聖堂の屋上で飼っていたミツバチ1万8000匹の安否を心配している。
男性は17日に受けた取材で3つのハチの巣が元の場所に見えることを説明。涙ながらに「警察と消防が近付かせてくれない」と訴えたという。
男性によると、ノートルダム大聖堂の屋上でミツバチを飼う夢が実現したのは12年のことだ。男性は15日(現地時間)の火災発生以降、ミツバチの群れを確認できていない。
ノートルダム大聖堂の屋上で飼われていたミツバチ1万8000匹はどうなった?―中国メディア (2019年4月18日) - エキサイトニュース
2012年からノートルダム大聖堂の屋上で養蜂をされていたようです。そのミツバチの数は1万8000匹だそうです。
その2日後、4月20日にミツバチの姿が確認されたと報道されました。
ニコラ・ジェアンさんは取材に、「ノートルダムの広報担当者から電話があり、ハチが巣箱を出たり入ったりしていると聞いた。つまり、まだ生きるということだ」と語った。火災直後に無人機の写真で巣箱が燃えなかったことを確認したものの、ハチの安否を知る手段はなかったといい、「活動していると分かって本当に安心した」
ノートルダム大聖堂では2013年から巣箱3つが設置され、各巣箱には約6万匹がいる。場所は聖具室の上の屋根で、ステンドグラス「バラ窓」の下方に位置する。
今回、ミツバチが火災の難を逃れた理由についてジェアンさんは火の手が上がった大屋根の30メートル程下に巣箱があったからだとみています。
ミツバチの巣を構成する蜜蝋の融点は63℃。この温度になるとロウが溶けてミツバチ同士が接着して死んでしまいます。
このミツバチの生還は奇跡といっていいんじゃないでしょうか。
まとめ
ノートルダム大聖堂の火災はフランス国民やカトリック教徒だけでなく世界中に衝撃をもたらしました。
そんな悲しい火災の中にもこうした奇跡があったことは喜ばしいことだと思います。
既にノートルダム大聖堂の再建に向けた寄付金も集められているようです。
火災の原因究明と再建が一日も早く叶うことを願っています。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。