私達の身体は何で出来ているのか?
遺伝子で出来ています。
その遺伝子を全くと言っていいほど私は理解していません。
だいたい遺伝子とDNAって、何がどう違うのかさっぱり理解していません。
そして、最近多い「コーヒーは○○に良い」という報道。
例えばコーヒーに含まれるカフェインは健康に良い効果もありますが、血管を収縮させることで血圧を上げる可能性もあります。
一方で、コーヒーを飲むことで心臓に良い効果を得られる人もいます。
これらの差は一体どこから生まれるのか?
それは「トレジャーDNA」から生まれるのではという『NHKスペシャルシリーズ人体』に関連した記事がありました。
この番組の放送は、この記事で知ったので私は見ていないです。再放送があったら見てみたいですね。
遺伝子とDNA
そもそもDNAと遺伝子は混同されがちですが、DNAの中で人体の設計図を持つものを遺伝子といいます。すべてのDNAのうち遺伝子は2%とごくわずかで、今まではこの遺伝子を中心に研究が進められてきました。のこりの98%のDNA(non-coding領域)は「何の働きもしないゴミだ」と、長年考えられていたのです。
ところが技術の進化によって、この98%のDNAには、遺伝子をコントロールする役割があり、健康や能力に関わる情報が眠る“宝の山”だということがわかってきました。これが1回目の放送で取り上げる“トレジャーDNA”です。
トレジャーDNAをコーヒーで説明
番組では、コーヒーの摂取が体に及ぼす影響から、トレジャーDNAを解説しています。
コーヒーに含まれる抗酸化物質には、血管を若返らせ、心臓を健康に保つ働きなどがあって、「体に良い」とされています。一方、カフェインには、健康に良い効果もあるのですが、血管を収縮させ血圧を上げる可能性も指摘されています。コーヒーを飲んで心臓に良い効果が得られる人は、このカフェインの作用を、どうやって帳消しにしているのか。それが、大きな疑問でした。
遺伝子やDNAの研究が進むにつれて、トレジャーDNA(DNAの98%のnon-coding領域)がカフェインを分解する肝臓内の物質の多寡を決めていることが分かってきました。カフェインを素早く分解できるDNAを持つ人だけで調べると、コーヒーを一日2杯以上飲むと、心筋梗塞のリスクが3分の1まで下がることが明らかになりました。まだ研究の途中ですが、逆に極端に分解が遅い人では、心臓に負担がかかってしまう可能性があると研究者は指摘しています。
カフェインを素早く分解できるDNAを持っている人にとってはコーヒーを一日2杯以上飲むと心筋梗塞のリスクは下がりますが、そうでない人にとっては心臓に負担がかかり逆にリスクが高まる可能性があるようです。
番組ではコーヒー以外にも色んな例を紹介されたようです。
さらにトレジャーDNAは、体質だけではなく「人間の多様性」をも下支えします。
たとえば、水深70メートルまで潜って、10分くらい潜水し続ける「バジャウ」という海洋民族がいます。彼らにそのような能力が備わっているのは、酸素を供給するための脾臓が発達しているからで、こうした進化には、98%の領域の突然変異が関わっています。他にも、チベットなど4000メートルの高地で酸素が薄くても暮らせる人や、極端な動物食に頼るエスキモーにしても同様です。
突然変異は、特異な能力を持つ民族だけに起こるのではありません。自分では気づいていないだけで、ものすごい才能や能力が、私たち自身のDNAにも潜んでいるかもしれないのです。
まとめ
私自身、カフェインを素早く分解できるDNAを持っているのかいないのかわかりません。
今のところ、そんなDNAがあるのかないのかの検査をする予定ももちろんありません。
じゃあ、私にとってコーヒーが体にいいのか悪いのかわからないじゃないか。
その通りです。
特段、その答えを知りたいとも思いません。
もともと、私がコーヒーを飲み始めた頃は「コーヒーは体に悪い」「コーヒーばかり飲んでいたらバカになる」などと言われながら飲んでいたので。
私にとってコーヒーは体にいいから飲んでいるのではなく、その風味や味が好きだから飲み続けているので、これからも飲み続けていきます。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。