七夕に素敵な出会いがありました。
昨年より「味覚教育labo TASTE CLUB」様からご依頼頂いていた「なごや環境大学」の「共育(きょういく)講座」を担当しました。
お話を頂いた時「なごや環境大学」・・・聞いたことあるような無いようなという状態でした。
なかなか、このような機会もないので快諾させていただいたのですが「何をやればいいのか?」。
7月を予定されているということだったので、ペーパードリップでアイスコーヒーを極力簡単にそれなりに美味しく淹れてみるということをやろうと思いました。
そして、その前に座学でコーヒーの精選方法のお話をしてそれぞれの特徴が比較的わかりやすいかなという豆を用意して飲み比べていただきました。
そして最後にコーヒーの「2050年問題」について、どんなことが言われているのか。どんな風になる可能性があるのかなどお話させていただきました。
なごや環境大学とは
なごや環境大学は、市民・市民団体、企業、学校・大学、行政が協働でつくる、環境活動のネットワークです。
「環境首都なごや」そして「持続可能な地球社会」を支える「人づくり」「人の輪づくり」を進め、 行動する市民、協働する市民として「共に育つ(共育)」ことを目指しています。
「なごや環境大学」「味覚教育labo TASTE CLUB」というところに集まって下さる方に相応しい内容にしなければと思いましたが、そんなに背伸びして立派な話をすることも出来ません(笑)
座学 コーヒーの精選方法~2050年問題
参加していただいた方にお聞きしたら、普段それなりにコーヒーを飲むという方が8割くらい。全く飲まない、苦手だという方が1割程でした。
最初に、コーヒーってどんなところで採れるのか。どんなものなのかとお話させて頂きロブスタを試飲していただきました。
これが美味しいと感じられた方もいました。その後で色々お話を伺ったのですが、コーヒーが苦手で普段お茶ばかりのんでいる。
コーヒーも好きで飲むけど、普段は圧倒的にお茶をよく飲みお茶が好き。
今回の参加者の方に限って言うと「お茶が好き」な方は、一番お茶に近い感じがしたということでロブスタが美味しいと思いましたという意見が多かったです。
その後、主な精選方法。なぜ、生産国によって主な精選方法が異なるのかお話をし
- ナチュラル(ブラジル No.2)
- ウォッシュド(コロンビア スプレモ)
- パルプドナチュラル(ブラジル)
- スマトラ式(インドネシア マンデリン)
以上を飲み比べていただきました。
一番人気が高かったのが、予想に反してマンデリンでした。僅差でパルプドナチュラル(ブラジル)、ナチュラル(ブラジル)と続きました。
今回、一番不人気だったのはウォッシュド(コロンビア)でした。圧倒的に「酸味が強い」という意見が多かったです。
ナチュラル(ブラジル)が一番良かったという方の意見は「一番、飲み慣れているコーヒーに近い」という意見が多かったです。
実技 ペーパードリップでアイスコーヒー
ペーパードリップ自体1回も抽出したことが無い人でも「家に帰ったら器具を買ってやってみようかな」と一人でも思ってもらえるくらい出来る限り要点だけ伝えることにしました。
まず「浸漬法」と「透過法」の違いを簡単に説明しました。
そして、前日の夜市販の「水出しコーヒーバッグ」で作ったアイスコーヒーを飲んでいただきました。
「すっきりしている」「優しい感じ」など、ご意見はほぼ教科書通りでした。
そして、実際抽出して頂くのはアイスコーヒー用の深煎りのブレンドコーヒーですが私が実演する時に使ったのはエチオピア(モカ)のナチュラルを使いました。焙煎は中煎りです。
フルーティーさ、酸味がしっかりと際立っています。
女性からは「美味しい」という意見が多く、さらに言えばワインが好きな方はこのアイスコーヒーを大絶賛していました。
そして、その後グループに分かれて順番にアイスコーヒーを抽出していただきました。
みなさん、飲み比べられていましたが何で同じコーヒーを使い同じように淹れたのに味が全然違うのかとかなり驚かれていました。
実食
全員がアイスコーヒーの抽出が終わる頃、段取り良くお料理が出てきました。
まずは、愛知県の伝統野菜「渥美アールスメロン」。渥美産ではないものだそうですが。
そこに、参加して頂いていたブルーベリー博士のブルーベリーが3種類添えられています。
今回、「コーヒーに合うフレンチトースト」を!とわがまま言ってリクエストさせていただきました。
卵にもこだわられています。お値段を聞いてビックリしました(゚∀゚)
そして、フレンチトーストにお好みではちみつをかけていただければとしっかり持参しました。
さらに、きのこ博士が怪しげなきのこを持ってこられていました。自己責任でと仰られていましたが、もちろんいただきました。
今のところ元気に生きています。
七夕の日に、美味しいものをたくさんいただき私にとってはまさに”たなぼた”でした。
素敵な人達とたくさんの出会いもあり楽しい七夕となりました。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。