子供の時、私は”プロレスバカ”でした。プロレスが最高、最強と思っていました。
当時は今のように総合格闘技のようなものもなく、プロレスが比較されるのは私の周りではボクシングが多かったです。
だから”プロレス命”だった私はライバルであるボクシングを子供の頃は見ることは全くなかったです。
大人になると、さすがにそんなことはなくボクシングも好きになり見るようになりました。
いざ、見ると応援している選手に感情移入してアドレナリンが出まくります(笑)
村田諒太(帝拳)選手が今月WBA世界ミドル級タイトルマッチでロブ・ブラント(米)に見事雪辱を果たし、ベルトを取り戻しました。
見ている私ももちろん嬉しかったです。
その試合後、試合の3ヶ月前から村田選手がコーヒー断ちをしていたという記事を見かけました。
村田諒太選手のコーヒー断ち
昨年10月のフルラウンド完敗から一転、劇的な2回TKO勝ちを飾った村田は「プロとして恥ずかしくない試合だったと思っている。自分の中では合格点」と納得顔。
リベンジを達成した思いを問われると「相手というより、自分自身のパフォーマンス。(前回の試合前は)ハングリーになっていない練習だったし、試合もひどいものだった」と、今回の試合はふがいない自分への雪辱だったと強調した。
いま最もやりたいことを問われ、「3ヵ月くらいコーヒーを飲んでないので、パンとコーヒーを飲んでゆっくりしたい。好きなときにコーヒーを飲みたいですね」と話したのは、リベンジマッチへの強い思いを示すエピソードだ。
殊勲の村田諒太が会見「コーヒーが飲みたい」 リベンジのために3ヵ月のカフェイン断ち | Boxing News(ボクシングニュース)
昨年10月に敗れたことの敗因を相手がどうこうではなく自身のパフォーマンスだと振り返っています。
練習でもハングリーになっていなかったと言われています。
そして、試合後に”今一番やりたいこと”を聞かれコーヒーを飲んでゆっくりしたいと答えられています。
”モチベーション”と”テンション”
村田がコーヒーを絶っていたのは、練習で、スパーリングで、最高のパフォーマンスを発揮するためだ。「カフェインを飲んで、変にテンションを上げて体力をちょっと使った状態でスパーリングに臨まないようにした」と村田。練習での集中力を高めるため、ここまで細かいところまでこだわった結果が勝利につながったと言えそうだ。
今後を問われると、今回の勝因の一つがモチベーションの高さだったとした上で「モチベーションの高まるような相手を望みたい」と語り、再び“トップ・オブ・トップ”を目指す意気込みを示した。
ここに似たような言葉が出てきました。”モチベーション”と”テンション”です。
モチベーションとは
モチベーションとは、やる気や動機といった心の状態のこと。ふつふつと内側から湧いてくるようなものです。
人が目的(動機)によって行動を起こし、それを継続する”心の力”ですね。
テンションとは
テンションとは、その瞬間の気分や気持ちの抑揚のこと。
そして、ハイテンションとはある種の興奮状態のことです。
それに対してテンションは瞬間的な気持ちや気分の高まりです。
例えるなら・・・
先日、映画「キングダム」を観に行き「長澤まさみ、めちゃ綺麗!カワイー!最高!」と映画を観ながら、また観終わった興奮しているのはテンションが上がっているということです。
そして、映画を観て長澤まさみさんに惚れてしまい長澤まさみさんと結婚出来るよう男を磨くぞ!と生活習慣を改め男磨きを続けるのがモチベーションが高まっていることなのでしょう。
まとめ
今回の村田諒太選手のように、一流の人がモチベーションを高く維持するために目に見えないところで様々な工夫をされていたのだろうなと想像出来ます。
そして、試合後「モチベーションの高まるような相手を望みたい」とすぐに次を見据えています。
強い相手と戦い勝つことを動機としてモチベーションを高めたい。そして最高のパフォーマンスを見せたいということだと思います。
そして思い出されたのが貴景勝関が大関昇進が決まった時に、貴乃花親方(当時)からいつも「平常心を保て」と言われていたということです。
普通なら稽古の時にテンションを上げた方がいいのかなと思いがちですが、それはダメということです。
稽古の時も本場所での取組の時も常にテンションは上げずに平常心で。
そうすることが結果、本番でいいパフォーマンスが発揮できるということです。
村田諒太選手が今回の対戦で最高のパフォーマンスを発揮するために大好きなコーヒーを3ヶ月断った。
目的を果たすために、出来ることは全てやるということ。そして無駄にテンションは上げない。そんなことが”一流の流儀”なのかなと思いました。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。