コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

【”JR東日本”新幹線でのコーヒー販売終了】JR東日本とJR東海の施策の違い

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令和になった今でも「新幹線」と聞いてパット頭に思い浮かべるその姿は「0系」です。私以外の昭和生まれの人、まだまだ「0系」のイメージを強く持っている人多いのかなと思うのですが、いかがでしょうか?

 

新幹線が開通したのは昭和39年10月1日です。よく東京オリンピックに合わせて開通したと聞いていたので10月?と思いましたが、東京オリンピックは昭和39年10月10日から10月24日までの開催だったそうです。

 

7月か8月なのかなと思っていたら違ったのですね。

 

そして、来年はその時以来2回目の東京オリンピックですね。

 

その間、56年です。

 

そして同じように時を歩んできた新幹線で大事件がおきました。

 

2019年6月末をもってJR東日本が新幹線の車内でのコーヒー販売をついにやめました。

 

新幹線に乗ると、車内販売にコーヒーがあることは当たり前だと思っていたのですがそうでもなくなったようです。

 

コーヒーが好きな人にとっては、もちろん寂しく感じるでしょうし当たり前にあると思っていた私と同世代以上の方も寂しく感じる人が多いのではと思います。

 

 

JR東日本がコーヒーの販売をやめた理由

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JR東日本では、コーヒー販売中止の理由としてエキナカ店舗の充実を挙げていて、乗車前に飲食物を購入する客が増えているためと説明しています。

現在、JR東日本で車内販売が行われているのは、新幹線「はやぶさ」「はやて」「つばさ」「こまち」「かがやき」「はくたか」「とき」と、在来線特急の「あずさ」「かいじ」「ひたち」「スーパービュー踊り子」「いなほ」です。

これらの車内では、今後、車内販売が行われていても、ホットコーヒーを購入できないことになります。

なお、新幹線のグランクラスサービスと、スーパービュー踊り子号「グリーン車サービス」についてはこれまで通り継続します。

新幹線でコーヒー販売終了のなぜ? 車内販売は首都圏普通グリーン車並みに | タビリス

エキナカ店舗で購入し持ち込む人が増え、車内販売の数量が落ちた。その落ち方がどれくらいなのかはわかりませんが、少々であれば利益率が高い商材なのでやめることはないと思うのですが・・・

 

車内販売のホットコーヒーといえば、利益率の高い商品として有名で、売り上げもナンバーワンです。実際に車内に乗ってみていても、特に朝は飛ぶように売れていて、車内販売の主力商品であることが察せられます。それをなぜやめるのでしょうか。

JR東日本の関係者に尋ねてみると、「利益率は高いけれど、手間もかかるので、販売数が落ちるとたいして儲からない」という答えが返ってきました。

コーヒー販売は、確かに車内販売の収益を支える屋台骨です。しかし、エキナカでコンビニやカフェがコーヒーを安価で売るようになってから、車内での販売数は減少し、車内販売全体を支えきれるだけの収益を生み出せなくなってきています。

そしてご存じの通り、車内販売のホットコーヒーは、あらかじめポットにコーヒーを入れておき、客の前でコップに注ぎます。

そのため、事前にポットに詰める設備が必要で、手間もかかります。車内販売スタッフには、客の目の前で注ぐという業務負担があり、ある程度の熟練が求められます。

車内販売は人手不足にも悩んでおり、ホットコーヒーを廃止すれば、業務の簡素化が実現できます。

弁当とコーヒーがなくなれば、「生もの」が車内販売から消えることになり、商品管理も格段にラクになります。

販売数の現象に加え、やはり人手不足というのも背景にあるようですね。

 

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JR東日本は、2019年4月1日に新会社「株式会社JR東日本サービスクリエーション」を設立し、7月1日に事業を開始します。新幹線グランクラス、在来線普通グリーン車内でのアテンダント業務、新幹線・在来線特急車内での車内販売、案内の業務を、同社に集約します。

つまり、これまでの日本レストランエンタプライズから、車内販売業務が新会社に移管され、その新会社はアテンダント業務も担うのです。

ホットコーヒーの販売終了にともなう車内販売の簡素化は、新会社の事業開始と同時に行われます。

となると、今後は、新幹線に専任の車内販売スタッフは置かず、複数の業務を行うアテンダントが、車内販売も兼任する形になるのかもしれません。

もう少しはっきり書けば、以下は予想ですが、新幹線の車掌を削減し、業務の一部をアテンダントに移し、アテンダントが車内販売も兼任するのではないでしょうか。まさに、首都圏グリーン車のような形です。

新幹線でのホットコーヒーや弁当類の販売終了は、その環境整備の意味もありそうです。

こうした周辺環境の変化によるところもあるのでしょうか。

 

JR東海は・・・

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一方、JR東海はどうなのでしょう。

 

JR東日本と同様にコーヒーの車内販売の数量はやはり減っているようです。

 

そして、JR東海は販売をやめるのではなく「もっと売れるように」と、いわば前向きに考えているようです。

JR東海では、2018年9月に、東海道新幹線の車内で販売するオリジナルホットコーヒー『AROMA EXPRESS CAFE』をリニューアルしています。

2019年5月16日には、車内販売の新幹線スイーツに、超有名店の『メゾンカイザー』と『オーボンヴュータン』のフィナンシェやクッキーを投入しました。コーヒーとセットで買うと50円引きという施策も展開し、販売をてこ入れしています。

東海道新幹線でも、黙っていてもコーヒーが売れる時代ではないということなのでしょう。

そんな前向きな姿勢が良かったのか、最近はまた新幹線の定番「スジャータスーパープレミアムアイスクリーム」が話題となっているようです。

 

以前から「#シンカンセンスゴイカタイアイス」でTwitterなどで話題となっていましたが、ここへ来てさらに人気が高まっているようです。

 

昨年は固いアイスの頂上決戦 「#シンカンセンスゴイカタイアイス VS あずきバー」食べ比べセットをプレゼントするという企画もされていました。

otakei.otakuma.net

 

まとめ

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JR東日本とJR東海を単純比較することはできません。

 

もともとの利用者数の差や他にも色んな部分で異なりますからね。

 

ただ、やっぱり何とか販売を継続していこうとしているJR東海を応援したくはなります。

 

新幹線で飲みたい時にコーヒーを飲むことが出来る今の当たり前が、近い将来完全に無くなってしまうかもと思うと寂しいですね。

 

新幹線に乗ったら、コーヒーを注文して応援していきたいと思います。

 

最後まで、読んで下さりありがとうございました。