今年のハニーオブザイヤー国産部門で最優秀賞を受賞した岩手県の巣鴨養蜂園「春の花・さくら」です。
今年ははちみつフェスタには出店されていませんでしたが会場でお会い出来、お元気そうでした。
お父さんが養蜂をし、娘さんが販売をされています。
巣鴨養蜂園
雑味のない天然のはちみつの良さを、できるだけ多くの皆様にお届けしたいという思いで、故郷の岩手県西和賀町で巣箱つくりから瓶詰めまで、すべて手作業でおこなっており採蜜方法にもこだわりをもってはちみつ作りを行っております。
蜜ごとに変わる花の香り、ご自身の身体が変わっていく感動を皆様に味わっていただけましたら幸いです。
はちみつを採る父とはちみつを売る娘が親子二人三脚で奔走中!
お客様の対応を担う娘は、はちみつマイスターの認定講師・アスリートフードマイスターとして活躍中。
理想的と言うか、うらやましい親子関係ですね。娘さんは、日本はちみつマイスター協会の認定講師のほかアスリートフードマイスターとしてもご活躍されています。
ちょっと張り合いたくなってしまったので・・・
私は娘と二人で、食べ放題イベントなどに参加しフードファイターとして頑張っています(笑)
巣鴨養蜂園のはちみつが美味しい理由
- 場所
- 隔王板の使用
- 思い
巣鴨養蜂園のはちみつが美味しい理由は、この3つが大きいのではと思います。
養蜂の場所
岩手県と秋田県の県境に位置する岩手県西和賀町。
三方を標高1000メートル級の奥羽山脈に囲まれ、残りの一方は秋田県の横手盆地に面しています。岩手県随一の豪雪地帯でもあります。
私たちが養蜂を行っている和賀岳は国の自然環境保全地域に指定されています。
隔王板(かくおうばん)を使用した採蜜方法
自家採蜜方法に徹底的にこだわった質の高いはちみつを、お客様へ届けたいという思いで私たちは、あえて手間暇かかる隔王板(かくおうばん)を使用した採蜜方法を取り入れています。
隔王板(かくおうばん)の隙間を調整して、女王蜂が上に移動しないように制限をかけた採蜜方法です。とれる蜜量は減りますが、雑味のない天然のはちみつの良さを多くのお客様に知ってもらいたいです。
安心安全なはちみつを届けたい
異業種から飛び込んだ養蜂の世界だからこそ見えたもの、できたものがたくさんあります。
美味しいそして安心安全なはちみつを一人でも多くのお客様にお届けしたいという思いで、独自の養蜂技術を確立し養蜂に取り組んでいます。
採蜜するのに適した豊かな自然。手間を惜しまない。安心・安全なものを届けたいという想い。
それらが形になったものが巣鴨養蜂園のはちみつだと想います。
巣鴨養蜂園 春の花・さくら
はちみつフェスタの会場でハニーオブザイヤーのコンテストの時にテイスティングしてました。テイスティングはブラインドですが他の国産部門2品と違いは出ていたのでこれだろうというのはわかりました。
そして頭に真っ先に浮かんだ言葉は「綺麗!とにかく綺麗!」でした。
あまり食べ物を食べたり、飲み物を飲んで私の中で真っ先に「綺麗」という言葉が出てくることがないのですが。
そして、この感覚少し前にも感じたなと思い思い返したら一年前でした。
同じ巣鴨養蜂園の「あかしあ」をテイスティングしたときです。
同じように「綺麗」と感じましたがニュアンスはちょっと違います。
「あかしあ」はコーヒーに例えるとブルーマウンテンNo.1にように、とにかくバランスに優れている感じでしょうか。
「春の花・さくら」はブルンジあたりのスペシャルティコーヒーのような。確かにバランスもいいけど甘さや品のいい酸味がそれなりに主張はしている。
わかりにくい例えですね。
瓶のフタを開けて香りを嗅ぐと春の爽やかな風が吹き抜けたような香りです。色も美しいですよね。
この「春の花・さくら」はソメイヨシノや山桜を中心とした百花蜜になります。
山桜の単花蜜などと比べてしまうと桜感が弱く感じられます。
口に含んですぐは、私には全く桜らしさがわからなかったですが舌の上で広げていき10秒ちょっと経過したら桜らしい風味も感じられます。
同じようなタイミングで酸味が少し前に出てくるのですが、その酸味が何とも心地よい爽やかさです。
何の花かはわかりませんが、味のイメージ的に黄色っぽい小さな花が頭に浮かびます。
何かをやった後にご褒美で食べるというよりは、何か始める時に気分を上げるために食べたいはちみつだなと思いました。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。