1年前、初めて飲んでその味わいに驚いたエルサルバドルの「温泉ブルボン」。コーヒーなのに、確かに”塩”のような味がするのに驚きました。
そして、今年もその「温泉ブルボン」を少し分けて頂きました。
昨年と同じ方に頂いたのですが・・・・・・
「去年の”温泉ブルボン”と全然違うからね。今年の温泉ブルボンは美味しいよ!去年のは、ちょっと酷かったからね・・・」とのこと。
昨年、飲んだアノ面白さを期待していたのですが。そんなに違うのでしょうか。
エルサルバドル・温泉ブルボン
エルサルバドルコーヒーの中でも変り種として知られているものに、「温泉コーヒー」があります。
これは国内最西部にあるアウアチャパン県にあるサンタ・テレサ農園で生産されているコーヒーで、間欠泉が噴出す土地に囲まれた中でパカマラのコーヒーノキを育て、摘み取ったコーヒーチェリーも冷ました温泉水でウォッシュト処理するという、非常にユニークなもの。
温泉水や土壌に含まれるミネラル分の影響で、酸味や苦味からとがった印象が抜け、全体的にまろやかな飲みやすい口当たりになっているそうです。
この温泉水で水洗処理するときの温泉水の温度は30℃くらいだそうです。
温泉水に含まれる豊富なミネラルによるのか昨年飲んだものは確かに塩のようなしょっぱさを感じました。
今年は、どうでしょう?
ペーパードリップで抽出し、飲んでみました。
残念ながら、美味しいです(笑)
昨年のものと比較すると圧倒的に美味しいのですが、面白みは圧倒的に昨年のものが勝っています。
全体的にまろやかな感じになっているので、酸の質も丸くなり明るさがぼやけた感じです。
バランスが良いのですが、ちょっと複雑な味わいも感じられます。このあたりが、温泉水で水洗処理をしたからなのかなと感じます。
味のイメージが掴めたので、次に飲む時はフードペアリングを楽しみたいなと思いました。
近所のスーパーに行き、この温泉ブルボンに合いそうなもの何か無いかなと物色します。
この時点で、何がいいかと全くイメージ出来ていなかったのですがこれを見た瞬間、手に取りレジに向かいました。
温泉ブルボン×パスコ・ブランデーケーキ
ブランデーベースのリキュールが入っているし、レーズンも入っています。
実際、これを食べてみたのですが一般的なブランデーケーキと比べるとだいぶブランデーの風味が弱いです。
温泉ブルボンを淹れ、このブランデーケーキをいただきます。
温泉ブルボンだけで飲んでいた時よりも、感じた複雑な味わいがブランデーケーキを食べていただくことで、さらに増す感じです。
そしてレーズンのおかげかなと思うのですが、酸味がぼやけた感じだったのが、ちょっと晴れた感じに変わります。
ブランデーケーキを食べたことで、圧倒的にこれが突出したという感じは無いのですが総合的に1ランク上の味わいを楽しむことが出来ました。
欲を言えば、もう少しブランデー感があるブランデーケーキで試したかったかなと思います。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。