昨日は「自販機の減少」について書きました。
その中でも少し触れましたが、缶コーヒーも販売数量もおもわしくないです。
そんな中、各社色々と試行錯誤しています。
まず、昨年あたりからクラフトボスのようなペットボトルタイプの販売が伸びています。少しずつ、ゆっくり時間をかけて飲む『ちびだら飲み』の需要がかなりあるのかなと思います。
これによって、缶コーヒーを取り巻く環境はさらに厳しいものとなっているとは思いますが、缶コーヒーがすぐに無くなるようなことは絶対にないと思います。
メーカーなどの製造現場などで10~15分くらいの限られた時間にコーヒーが飲みたい時は、やっぱり缶コーヒーのショート缶サイズというのは、ちょうどいいサイズ感だと思います。
サントリー食品は缶コーヒー「BOSS」の新シリーズ「カフェ・ド・ボス」
サントリー食品は缶コーヒー「BOSS」に、新シリーズの「カフェ・ド・ボス」を加えた。缶コーヒーの購入者は中高年の男性が中心だが、あえて女性や若者を主力ターゲットに据えた商品を投入した。
カプチーノ味など若者に人気の風味を取り入れつつ、容器は懐かしさを感じさせるレトロなデザインを採用した。テレビCMなどを通じた広告では、仕事の合間に一息つくのにちょうどいい「飲みきりサイズの缶コーヒー」というイメージを訴える。
近年はデスクワークをしながら少しずつ飲めるペットボトル入りのコーヒーが消費を伸ばしている。半面、休憩のきっかけがなくなりがちだと感じている消費者もいるといい、商品開発や販売促進のコンセプトに生かした。
サントリーは、あえて缶コーヒーをあまり飲まない女性や若者をターゲットにしました。
令和元年となった今年特に『昭和レトロ』が取り上げられることも多かったですが、ここでもデザインはレトロなものを採用しています。
このレトロなデザインで流行に敏感な女性や若者のハートをキャッチ出来るのでしょうか。
そして、テレビCMでは仕事の合間に飲み切るのにピッタリというのを、やはり訴求しているようです。
キリンビバレッジは主力の「ファイア」を刷新
2019年は発売20周年に当たることから、シンボルである「火」のマークをより強調したパッケージを採用。コーヒー豆の焙煎(ばいせん)法も、従来より高温のじか火で仕上げることで、独特の焙煎香を引き出したという。
キリンは「ファイア」の商品名、シンボルマークである”火”にこだわり高温の直火で仕上げ独特な焙煎香を引き出すようです。
まとめ
しっかりした棲み分けをするために、ペットボトルコーヒーの”逆張り”的なものが多いのかなと言う印象を受けます。
ペットボトルコーヒーは、量が多いため”飲みやすさ”を追いコーヒーの味わいや風味は軽いものが多いです。
対して、量が少ない缶コーヒーはコーヒーのボディやコクをしっかりと出すものが多いように思います。
キャラクターが明確になれば、消費者としては選びやすくなっていいですよね。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。