ミツバチの大量失踪と大量死
日本だけでなく世界中でミツバチの大量失踪と大量子が問題となり取り沙汰されることが近年多いです。
その要因は様々なことが挙げられています。
ネオニコチノイド系農薬であったり地球の温暖化。環境ホルモンやミツバチが抱えるストレス。
どれが直接の原因となっているかわかりませんが、これらが複合的に原因となっているのではと思いますし他にも原因があるのではと思います。
先日、ドイツのハニーさんがホッフェンハイム大学の養蜂学科で受講されている「ビーボーレン、プロポリスプロポリス講座」でミツバチの大量死に関する講義を受けられたそうです。
無花粉ひまわり
日本にも以前よりありますがドイツでも最近、人工的に作られた無花粉のひまわりが増えているそうです。
日本では無花粉のひまわりは主に観賞用のために作られているそうです。花粉が無いことで夏以外にも栽培が可能になり、花もちも良くなるそうです。
また、家の中で花粉が落ちないことも人気の理由です。
ドイツでは、無人販売の花畑でその無花粉のひまわりが販売されているそうです。
通常のひまわりですと花粉があるので販売している所のテーブルクロスに花粉による黄色いシミがつきます。
無花粉のひまわりの下には花粉がないので、当然綺麗なままだそうです。
ミツバチは冬に備えてタンパク質が豊富な花粉を集めに行きますが、そのような人工的に無花粉となっているひまわりかどうかは判別ができず、一生懸命花粉を集めようとしているうちに力尽きてその場で死んでしまうそうです。
ドイツでは主に効率よくひまわり油を収穫するために 、無花粉のひまわりが栽培されているそうです。確かにひまわり油を取るのに花粉は邪魔かもしれません。
また、ひまわりだけでなく無花粉の菜の花も増えているそうです。
ひまわりにしろ菜の花にしろ食用油を取るためには確かに花粉は邪魔です。
そして花粉がなければ農家にとって効率よく油を取ることができるでしょう。
ただその効率を求めることがミツバチの大量死につながっているとすれば何か対策を考えなければ近い将来私たち人間にとっても大きな食料問題を迎える原因となりかねません。
まとめ
私たちの口に入る食べ物のうち7割ほどのものが、ミツバチをはじめとした蜂による花粉媒介に頼っていると言われています。
日本では人口が減りだしていますが、世界の人口は増え続けています。
現在でも貧困により、まともに食べ物を食べられない人たちが多くいる中ミツバチが減り続けたらさらに飢餓により亡くなる人たちも増えると思います。
目先の便利さや効率が招く、将来の私たちや子孫に跳ね返ってくる問題にもう少ししっかりと目を向ける必要があるのではと思います。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。