増えるサブスク”サブスクリプションサービス”
最近、いろんなところで「サブスク」と言う言葉を耳にすることが増えています。
初めて「サブスク」と言う言葉を聞いたとき、「サブちゃんがクスっと笑ったのか!?」と思ったのですがちょっと違いました。
「さぶちゃんがクス」はサブクスですね。
サブスクリプションサービスとは「定額サービス」のことです。
この「サブスク」は私たちの生活が豊かになる新しいライフスタイルとも言われています。
「サブスク」と言うと、そんなもの自分に縁はないかなとも思うのですが、よくよく考えてみるとAmazon Prime や楽天マガジン、Spotifyなど使っています。
よく混同してしまうのがこの「サブスク」と「レンタル」との違いです。
「レンタル」は特定の商品やサービスに対して代金を支払います。対してサブスクリプションとは一定期間貸し出すことにお金を支払います。
一番わかりやすいのは車の例ではないでしょうか。
レンタカーは特定の車種を一定期間貸し出し、通常はその車を利用して終わりですがサブスクリプションでは、その期間中に新しい車に乗り換えたりすることも可能となるわけです。
借りること自体は変わりないですが、レンタルとは違いサブスクリプションは期間も長くなることが多いので私たちの生活により根付いたサービスともいえます。
コーヒーマフィアのサブスクリプションサービス
名古屋でも少しずつ定額の喫茶店が増えていますが、やはりコーヒーの定額制サービスを世に知らしめたと言うのは「コーヒーマフィア」ではないでしょうか。
コーヒーマフィアの料金は月額3000から6500円(税込)です。料金に応じて1杯ずつハンドドリップで入れたコーヒーも飲むことができます。
この「コーヒーマフィア」を運営するファビーではサブスクリプションの肉料理店「29ON(ニクオン)」なども運営しています。
現在4店舗を展開するコーヒーマフィアの営業利益規律は3割近くあるそうです。
このファビーの強みはコーヒーマフィアの利用者に対し会員IDを付与し、そのIDから会員の来店頻度や注文履歴、ついで買いした食べ物などの購入データが蓄積されることです。
ネット系のサービスとは違い、リアルな飲食店での顧客のデータを収集、分析するのは難しいですが、ファビーはデータを品揃えや運営の改善に改善につなげてきました。
高い営業利益率はその成果と言えるのではないでしょうか。
コーヒーマフィアは当初、週5日の営業で一人当たり月16回の利用を見込んでいましたが、データを見ると思ったより多い 22.8回だそうです。
予想を大きく上回った利用者の来店頻度により赤字になりましたが、サービス開始当初にはほぼコーヒーだけだったメニューが最近ではドーナツなどのサイドメニューを豊富にすることによりしっかりとした営業利益を確保しています。
コーヒー豆も比較的上質なものを使うためコストがかさみました。
そして赤字が続きましたが蓄積されたデータをもとにサイドメニューを充実させることによってスタートから9ヶ月で黒字化したそうです。
そしてこの運営元ファビーではこのサブスクリプション顧客管理システムの外部への販売を始めたそうです。あの串カツ田中ホールディングスなどもそのシステムを導入したそうです。
実際の顧客データを蓄積、分析するコーヒーマフィアはこれからさらに広がりを見せるのではないかなと思います。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。