大坊珈琲店のコーヒー
11月16日に岐阜県美濃加茂市にあコクウ珈琲の10周年イベントで大坊珈琲店のコーヒーを購入いたしました。
イベントの当日、大坊さんが手付きネルで抽出されている様子をしっかりと見ましたので、せっかくなのでこのコーヒーを手付きネルで抽出してみます。
普段、私は家ではやはり手入れが大変だと言う理由もありますがほぼペーパードリップでしかコーヒーを抽出しません。
ネルで抽出したこともそんなに多くは無いのでイベント当日に大坊さんからお聞きしたいくつかの要点だけを押さえて抽出してみたいと思います。
ネルドリップ
今回、カリタの手付きネルを使用しました。
家に手付きネルが無かったので購入し新品のものです。
最初に鍋に入れコーヒーかすと一緒に10分ほどしっかりと煮ます。
これによって実についてい糊などを取り除くことができます。
煮沸が終わり寝るを水洗いししっかりと水気を拭き取ります。
これで下準備ができたので早速抽出してみたいと思います。
「粗く」「ゆっくり」「穏やかな気持ちで」
大坊さんから抽出に関していくつかお話を聞きましたが、そんなにたくさん実践するのは無理です。
そこで意識したのは
- コーヒーは粗く
- 抽出温度は80度で
- とにかくゆっくりと
- 穏やかな気持ちで
以上です。
ネルは表面がツルツルな方とざらざらな方がありますが、大坊さんはツルツルな面を中側に使用して抽出されていましたのでこれも同じようにしました。
かなり粗めで大坊さんは抽出されていたのでカリタのナイスカットミルのメモリを7.5で挽きました。
そして温度は80度でゆっくりと抽出します。
後は深呼吸をして気持ちを落ちつかせてゆったり穏やかな気持ちで、コーヒーの成分をしっかりと出すぞと思いながら抽出しました。
飲んでみました
抽出し終わったコーヒーをカップに移して早速飲んでみます。
すると少し口にカップを近づけただけでイベントの時に大坊さんのコーヒーを飲んだ感覚が蘇るような何とも言えない香りが鼻腔をくすぐります。
ただやっぱり、その強さは大坊さんが抽出したものよりは弱いです。
そして飲んでみると甘さがしっかりと感じられました。少しの苦味とわずかな酸味も感じ取れます。
普通にこれを飲んでいたら、感動するぐらい嬉しいのですが、やはりイベントの時にいただいた大坊さんがドリップしたコーヒーのインパクトが圧倒的に強すぎてそこまでの感動は得られませんでした。
見よう見まねで抽出した割には上出来かなと思います。
香り、甘さ、苦さ、など雰囲気は近いのですがその後感じられる複雑な味の奥行きが私が淹れたものでは物足りなさを感じてしまいました。
家庭でネルドリップを使うとなると、やはりコーヒーかすの処理など手間がかかりますが久しぶりにネルドリップを購入したのでこれでしばらくネルドリップを楽しんでみたいなと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。