ロハスコーヒー
コロンビアの会社「ロハスコーヒー」の島田様が講師を務められました。
2017年に日本法人も立ち上がり同年5月に南青山に「lohasbeans coffee」というカフェもオープンしました。
スペシャルティコーヒーと認証コーヒーに特化したロハスコーヒーは世界に約4000トンのコロンビアコーヒーを輸出しており、そのうち約1割にあたる400トンほどを日本に輸出しています。
コーヒー輸出業者の裏話~生豆の美味しさを左右するツボ~ 【コロンビアコーヒーのこれまでとこれから】
コロンビアの公用語はスペイン語で、英語がほとんど通じないそうです。タクシーに乗ってストップと言っても通じないほどだそうです。
近年、コロンビアではコーヒーはハイブリッド種に植え替えが進められています。
現在、栽培品種は「カスティージョ」(カトゥーラ+ティモール)、「コロンビア」(カチゥーラ+ティモール)、「カトゥーラ」で90%以上を占めているそうです。
ハイブリッド種はティピカなどの原生種に比べ3倍ほどの実がつくそうです。
これは肥料の量が同じでも、3倍ほどの実がつくそうです。
FNC(コロンビアコーヒー生産者連合会)は栽培農家に対して原生種の2倍は肥料を与えるように指導しているようですがなかなかすべての農家にそういった指導も行き渡らないのが実情のようです。
ハイブリッド株である「コロンビア種」がリリースされたのが1983年です。
同じく「カスティージョ種」の配布が開始されたのが2005年です。
ティピカのコーヒーチェリーの糖度が28%に対してカスティージョの糖度は18%ほどでした。
その辺が「コロンビアのコーヒーはおいしくない」と思う人が増えた理由なのかもしれません。
それがようやくカスティージョの糖度が最近は23%ほどに上がったそうです。
原生種の完熟豆は深紅に染まったら採取すればいいのですが「コロンビア種」はそこからさらに2~3週間ほどおいて紫色に近い色になってから採取すると糖度が23%ほどに上がったそうです。
それがわかったのも、つい最近だそうです。
それがわかってもなかなかピッカーが待てないと言う事情もあるそうです。
現在コロンビアのピッカーは7割ほどがベネズエラ人だそうです。
コロンビア人は結構真面目な人が多いそうなのですが、ベネズエラ人は割とおおらかな人が多いようなのでこの辺は指導するのがなかなか難しいようです。
コロンビアの生産農家は小規模なところが多いです。
また、ここ数年はコーヒー相場が低迷していることにより生活の苦しい生産農家が多いです。
ロハスコーヒーでは品質の良いコーヒーを生産した農家に対して、しっかりと対価を払うことで支援をしているようです。
そのため糖度計など数値化の導入を始められたそうです。数値を示すことによって生産農家の方にわかりやすくし、再現性を高めるのが狙いのようです。
他にも様々な面白い話を聞くことができました。
コーヒーアミーゴス中部忘年会
その後はコーヒーアミーゴス中部の忘年会です。
今回の講演のテーマに合わせて一部コロンビア料理も出てきました。
もちろん、最後にコーヒーも出てきました。
既に、酔っ払っているのでいつもに増して写真がボケボケです。
コロンビアのコーヒーコンテストで2017年に2位になったコーヒーだそうです。
お値段を聞いてびっくり!!
素面で飲んでみたかったです。
来年もまたコーヒーアミーゴス中部による楽しい講座が開催されると思うので楽しみにしています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。