カレーライス
今やカレーライスはラーメンと並ぶ日本の国民食と言われています。
私は子供の頃から今に至るまで食の好みはかなり変わってきたと思いますがカレーライスに対する愛だけは変わりません。
今は亡きあのウガンダ・トラさんの名言「カレーは飲み物」と言うのも私には納得できます。
なぜ、こんなにもずっと長い間カレーライスが好きなのか?
コーヒーや蜂蜜よりもずっと長い期間カレーライスが好きなのはなぜか。
私が生まれたのは昭和47年です。
当時、カレーと言えばやっぱり「ハウスバーモントカレー」です。
当時、人気絶頂だった歌手の西城秀樹さんが13年にわたりハウスバーモントカレーのTVCMに出演していました。
その期間が、昭和48年から60年までです。
私が生まれて、まもなくから中学1年生になるまで、ずっと西城秀樹さんのハウスバーモントカレーのCMを見ていました。
「ハウスバーモントカレーだよ~♪」「秀樹、感激!!」などのフレーズはよく知られていますね。
当時のカレーのイメージを変えた「りんごとはちみつ」
ハウスバーモントカレーは昭和38年に発売されたそうです。
当時、カレーは大人向けの辛い料理とのイメージが強く、子供が食べるものではないと言う認識が強かったようです。
そんな中、アメリカのバーモント州に伝わる民間療法にヒントを得てリンゴとハチミツを使い、子供たちも食べられるマイルドな味に仕上げたのがバーモントカレーです。
ハウス食品はバーモントカレーを大人だけでなく”若い世帯”に売り込もうと始めたテレビCMが西城秀樹さんの起用につながりブレイクしました。
当時、バーモントカレーのCMを見ていると必ず「りんごとはちみつ、こんにちは」など必ず「りんごとはちみつ」と言うフレーズが出てきたように思います。
この「りんごとはちみつ」と言うフレーズを子供が聞くと甘さや甘酸っぱさを強くイメージすると思います。実際に当時の私がそうでした。
「はちみつ」と聞いて何を思うか?
そう尋ねると、多くの方がやはり「甘い」と答えると思います。
「りんご」と聞いて何を思うか?
赤い、甘い、甘酸っぱいなどとイメージする人が多いかなと思います。
当時、絶大な人気を誇った西城秀樹さんをCMに使い、「りんごとはちみつ」と言うフレーズを流し続け、団塊ジュニアと言われる世代の子供たちにカレーは辛いだけではないと言うことを刷り込んだイメージ戦略は見事だったと思います。
もちろん、当時から私はバーモントカレーが大好きです。
大人になると、子供の時ほどバーモントカレーを食べる機会は多くないですが、それでもたまに無性に食べたくなることがあります。
そして、その当時から30から40年経ち今では『はちみつ』にはまっているというのもちょっとおかしなものかなと思います。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。