『妊娠中・授乳中にはちみつを食べて大丈夫か?』という疑問がなぜ起こるのか?
世の中、ものすごい勢いで色んな情報が押し寄せてきますね。
どれが正しく、どれが誤っているのか見極めるのにも苦労しますね。そういったことを考えるだけでもストレスを感じてしまいます。
心理学にもありますが、思考停止状態に陥ると、その時に入ってくる情報は何の疑問も持たずすんなり受け入れてしまうそうです。
普段、生活しているだけで様々なところから大量に情報はやってきます。そうすると、知らず識らずのうちに瞬間的でも思考停止に陥っているのではと不安になることがあります。
タイトルの『妊娠中・授乳中にはちみつを食べて大丈夫か?』という疑問がわくというのは、まだ考えることが出来ていますが、思考停止に近い状態の時に疑問に感じてしまうのではと思います。
まず、この疑問を抱くのは圧倒的に女性が多いのかなと思います。
そしてやっぱり、その時妊娠中や授乳中の人が多いのかなと思います。
妊娠して嬉しい反面、様々なことに不安を抱えたりホルモンバランスが崩れたり。
出産後、育児に疲弊し育児ノイローゼに近い状態になったり。
女性は、普段の生活で受けるストレスに加えホルモンバランスの変化や、出産や初めての育児への不安などを抱えています。
そんな状態の時に、落ち着いて”考える”ということも出来なくなってしまうと思います。
『妊娠中・授乳中にはちみつを食べて大丈夫か?』
これに対する結論は『妊娠中でも授乳中でも、はちみつは普段どおり食べても大丈夫です』。
なぜ、妊娠中・授乳中にはちみつを食べても大丈夫なのか?
『妊娠中・授乳中にはちみつを食べて大丈夫か?』と疑問を抱く人の多くは「よく、はちみつは赤ちゃんに食べさせたらダメと聞くけど・・・」そんなところからなのかと思います。
はちみつを食べたらダメだと言われている赤ちゃんが、今私のお腹の中にいるけど私がはちみつを食べても大丈夫なのか?
はちみつを食べた私のお乳を赤ちゃんに飲ませても大丈夫なのか?
1歳未満の赤ちゃんが、はちみつを食べたらダメだと言われるのは『乳児ボツリヌス症』を発症することがあるからです。最悪の場合、乳児ボツリヌス症を発症すると死に至ることもあります。
はちみつには土壌細菌であるボツリヌス菌が入っていることがあります。
はちみつは殺菌力が強いので、ボツリヌス菌は普通にはちみつの中で生存することは出来ません。じゃあ、どうしているのか?
ボツリヌス菌ははちみつの中では芽胞(がほう)の状態になっています。
芽胞という硬い殻の構造物を作って休眠している状態です。この芽胞の状態では、100℃以上の温度で加熱調理をしても、中々完全に死滅しないです。
完全に死滅させるなら、180℃以上の温度で30分以上加熱が必要だとも言われています。
この芽胞の状態のボツリヌス菌をはちみつと一緒に大人が食べても、ボツリヌス菌は他の腸内細菌に負けてしまうため全然問題ないです。
ところが、1歳未満の赤ちゃんは腸内細菌の環境が整っていないのでボツリヌス菌が活発に行動し毒素を排泄します。この毒素によって「乳児ボツリヌス症」が引き起こされます。
症状は、便秘が数日間続き、全身の筋力低下、脱力状態、哺乳力の低下、泣き声が小さくなる、特に、顔面は無表情となり、頸部筋肉の弛緩により頭部を支えられなくなるといった症状を引き起こすことがあります。ほとんどの場合、適切な治療により治癒しますが、まれに亡くなることもあります。
乳児が1歳になる頃には離乳食によって、腸内細菌の形成がなされるのではちみつを食べても大丈夫というわけです。
妊娠中・授乳中のお母さんがボツリヌス菌が入ったはちみつを食べても、赤ちゃんのお腹の中にそのボツリヌス菌が入ることはないので、お母さんは妊娠中・授乳中にはちみつを普段どおり食べても大丈夫なのです。
妊娠中・授乳中は普段以上に栄養を摂る必要があるので、ビタミン類やミネラルが豊富なはちみつを普段以上に食べるくらいでいいと思います。
ただ、妊娠中に過剰に摂取しすぎると体重増加の原因になりかねないので、そこは注意が必要です。
ですが妊娠中。特に15週目くらいまでは『葉酸』は普段よりかなり多めに摂った方がいいと言われています。
はちみつには葉酸も豊富に含まれているので、やっぱり1日30gくらいは摂った方がいいかなと思います。
妊娠中、オススメのはちみつ3選
オークはちみつ
ヨーロッパナラの木が主な蜜源となっている甘露蜜です。
ちょっとクセはありますが、メープルシロップをこの「オークはちみつ」に置き換えて使ってみると、そんなに違和感はないと思います。
このオークはちみつは、甘露蜜なので一般的なはちみつに比べ殺菌作用はかなり高いです。
妊娠中、風邪をひかないことに越したことはないので風邪予防のためにもオークはちみつはオススメします。
タイムはちみつ
タイムのはちみつは抗酸化作用が強く「アンチエイジングハニー」とも呼ばれています。
妊娠中、ちょっと精神的に不安定になったときでもやっぱり女子は美容には手抜きをしたくないですよね。
体調が優れなく美容にまで気を使ってられない。そんな女子の強い味方になるはずです。
ローズハーモニー
精神的に不安定になり、妊娠中の生活を楽しむ余裕が全くない!
たまには特別なご褒美が欲しい!そんなときには、この「ローズハーモニー」がイチオシです。
さっぱり食べやすいオーストリア産のアカシアはちみつにオーガニックのダマスクローズの花びらを漬け込み香りを移したはちみつです。
(お届け時、花びらは取り除かれています)
お口いっぱいに広がるローズの香りが、日常とは異なる特別感を演出してくれるはずです。
ローズハーモニーを食べ、目を閉じるときっとあなたを白馬の王子様が迎えに来てくれるはずです(笑)
まとめ
残念ながら、男の私には妊娠時や授乳時の大変さはわかりません。
ただ、どちらも絶対に男の私には経験することが出来ないことなので羨ましくもあります。
だからこそ、妊娠中や授乳中の期間を少しでも前向きな気持で楽しんで欲しいと思います。
最近、SNS経由で色々質問を受けることが増えてきました。
はちみつで少しでも女性の応援を出来ればと思っていますので、これからもよろしくお願いいたします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。