姉さん、事件です・・・
「姉さん、事件です・・・」
私に姉はいませんが、そう叫びたい気分です。
高嶋政伸さんになりきってドラマ『HOTEL』で、声しか出演することのなかった姉さん=沢口靖子さんに叫びます!!
このドラマ『HOTEL』の初回放送は1990年だったので、もう30年経つのですね。時が過ぎるのは早いです。
今回、山崎製パンが引き起こした事件を解決したのは”ゲーム好きの養蜂家”「Bee Concierge」の齊藤さんです。
山崎製パン『ランチパック はちみつ&マーガリン』の”はちみつ出ないやつ事件”
うちの社長(弟)がヤマザキパン相手にマウント取ってて草
— ゲーム好きの養蜂家 (@kuro_kamo) 2020年4月19日
しゃっちょ「ランチパック美味いんご!でもアカシアの画像おもっきし間違っとるやん…せや電話したろ」
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しゃっちょ「画像のアカシアは蜂蜜出ないやつやで!」
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ヤマザキP「そマ?」
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調査担当「マジやん」
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ヤマザキP「お礼送るわ」 pic.twitter.com/CCfX2GmT88
3月1日から発売されている山崎製パン『ランチパック はちみつ&マーガリン』。
「はちみつ&マーガリン」美味しそうじゃないですか!!
これの何が事件なのでしょうか?
下の写真をご覧ください。
赤い枠で囲ってあるアカシアの花のイラスト。黄色くカワイイ花ですよね!
この黄色が大事件を引き起こしたのです!!
黄色い花を咲かすアカシア。これは『ミモザアカシア』です。
へぇ~、アカシアの花って黄色なんだ。
そうなのです!ミモザアカシアは黄色いカワイイ花を咲かせます。
日本では「ミモザ」とか「ギンヨウアカシア」と呼ぶこともあります。
ちなみに「ミモザ」という植物はありません。
「ミモザ」とは、たくさんあるアカシアの花を総称して呼びます。
しかし「Mimosa」という学名を持つ植物があります。それはアカシアではなく「オジギソウ」です。
子供の頃、訳合ってしばらく親戚の家に預けられたことがありました。
その時、その親戚の家にオジギソウがありました。
小学生になるかならないかくらいの時期だったので、寂しく気を紛らわすのにオジギソウを指で何度も何度も弾いていました。
小さい頃のワタシ・・・カワイイでしょ!
しかしオジギソウの学名が、「Mimosa」というのもややこしいですね。
話を戻します。
黄色い花を咲かせるミモザアカシアからは、はちみつは採れません。
私たちが「アカシア」と読んでいるはちみつは『ニセアカシア』から採れます。
”ニセ”って偽物みたいですが『ニセアカシア』から採れたものが一般的に『アカシアはちみつ』と呼ばれます。
ニセアカシは、このように白い花を咲かせます。
だから、山崎製パン『ランチパック はちみつ&マーガリン』に描かれるべきアカシアの花の色は”白”だったのです。
恥ずかしながら、私もはちみつマイスターの資格取得後しばらくの間ニセアカシアは偽物のアカシアだから、アカシアはちみつは採れないと思っていました。
そして、今回立ち上がったのが”ゲーム好きの養蜂家”「Bee Concierge」の齊藤さんです。
間違いに気づいた齊藤さんが山崎製パンに連絡すると、電話口での真摯な対応に加えて、後日お礼の手紙とお菓子まで届いたといいます。Twitterでは、プロならではの視点でミスに気付いた齊藤さん兄弟に称賛のリプライが寄せられ、また顧客の声に耳を傾ける山崎製パンの姿勢も「株が上がった」「素晴らしい」とポジティブに受け止められているようです。
今回の件について山崎製パンに事実確認を行ったところ、確かに「弊社お客様相談室にお電話を頂戴し、『ランチパック(はちみつ&マーガリン)』の包装紙にプリントしたミモザアカシアからはハチミツが採れないことを教えていただきましたので、感謝のしるしとしてグループ会社のお菓子詰合せ製品をお送りさせていただきました」とのこと。
「ランチパック はちみつ&マーガリン」パッケージに思わぬミス 養蜂家「その花は蜂蜜出ないやつ」→ヤマザキから感謝の手紙が届く - ねとらぼ
そして、山崎製パンは白色の花に変更したパッケージが準備出来次第、変更されるそうです。
今回、コナンのような大活躍をみせた齊藤さん兄弟のブランド「Bee Concierge」の公式ページです。
”真実はいつもひとつ”
最後まで、読んで下さりありがとうございました。