ミツバチの生態
ミツバチは社会性の高い動物だと言われています。
それらは全て、自分たちが子孫を残し生き残っていくために身につけたものなのかなと思います。
ミツバチの針
一番よく知られているのは「針」かなと思います。敵対する昆虫や哺乳類。さらには、他のミッツバチが攻撃してくると、針で相手を刺し毒を注入したり死に至らせることもあります。
針を出す装置は、腹部の先端にある産卵器官が変形したものです。
このため雌だけが針を刺す事ができます。
そして、ミツバチは簡単に針を刺すことはないです。毒を作るにはたくさんのエネルギーがいるので、本当に必要な時に蓄えておきます。さほど、大きな危機ではない時は何もせず逃げ去ります。
無駄なエネルギーを使うこと無く、本当の危機にしっかりと備えるという知恵をしっかりと身につけていますね。
熱い蜂球(ほうきゅう)
出典:
熱殺蜂球を形成するミツバチの脳活動 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
ニホンミツバチは天敵であるオオスズメバチを見つけると、フェロモンを出し巣の入口付近にいる働き蜂に隠れるよう伝えます。
するとスズメバチは簡単にニホンミツバチの巣に入ることが出来ますが、その先で500匹程の働き蜂が待ち伏せしています。
働き蜂は侵入してきたオオスズメバチにつかみかかり、飛翔筋を素早く震わせて、スズメバチを真ん中に置いた小さな蜂のオーブン「蜂球」(ほうきゅう)を作ります。
急速な温度上昇は二酸化炭素濃度も上げ、酸素の減少と熱さに耐えられなくなったオオスズメバチはやがて死んでしまいます。
長い歴史の中で、ニホンミツバチたちは天敵からどうやって自分たちの巣や仲間を守ればいいのかを身につけてきました。
こちらの動画は蜂球を作ってオオスズメバチを撃退する様子です。
現在、日本でも養蜂の中心となっているセイヨウミツバチは、明治時代に日本にやって来ました。長い歴史の中でみたら、最近のことなので残念ながらセイヨウミツバチはまだオオスズメバチから身を守る術をセイヨウミツバチは身につけていません。
アメリカのミツバチたちがはちみつを取り返す
はちみつを取り返そうとするミツバチ集団 image credit:twitter
海外のTwitterで、ミツバチたちのある行動が話題になっていた。それはなんと、はちみつを取り戻そうと、はちみつの瓶に群がり、キャップを外そうとするミツバチ集団の姿だ。確かにはちみつを作っているのはミツバチたちだ。自分のものを取り戻そうとするミツバチたちのふるまいは、多くのユーザーに動揺をもたらしている。
「それうちらが作ったやつやん?」瓶に入ったはちみつを取り戻そうとするミツバチ集団 (2020年5月5日) - エキサイトニュース
なんと、はちみつが入ったビンのフタをミツバチの集団が開けています。
こちらの記事では「それうちらが作ったやつやろ」とはちみつを取り返しているのかとありますが、果たしてミツバチが本当にそう思ってフタを開けたのかはわかりません。
Bees working together to remove the cap from a honey bottle. pic.twitter.com/wKcZoYvSnn
— Earth's Beauty (@PhysicsAndAstr1) April 24, 2020
この動画、凄くないですか!
ただ、頑張ってフタを取ることができましたがフタの穴が小さいので残念ながらはちみつを取り返すことは出来なかったようです。
ミツバチの生態などについて興味ある人は『ミツバチの教科書』がオススメです。
厚さはありますが、わかりやすいので最初から読むのも良し。辞典のように調べたい時に読むも良しの一冊ですよ。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。