コーヒー教室
今年の頭から、ご縁をいただき某施設で「コーヒー教室」開催される講師をさせていただいています。
私だけでなく、何人かの講師で交代で務めさせていただいています。
期間としては、1クール3ヶ月ほどです。
最初の3ヶ月は、初めてということでなかなか授業内容を組み立てるのに苦労をしました。
他の先生方はベテランなので、色々と助けていただき何とかやっています。
初めてのクールが無事終了し、次の新しいメンバーに変わってまた始まるかなというタイミングで新型コロナウィルス感染拡大により、スタートが大幅に遅れました。
ですが、ようやく緊急事態宣言が解除され、2回めのクールが始まりました。
受講者の方は、性別や年代も幅広いです。
どちらかというと、私より年齢が上の方が多いです。
そんな中、受講者の中で1番若い女性が淹れるコーヒーが理解不能です。
正確な年齢は分かりませんが、おそらく20代前半だと思います。
不思議女子が淹れるコーヒー
講座のスタートが大きく遅れたこともあり、今回は授業数を減らしての開催となっています。
ペーパードリップは、カリタとハリオ使って抽出していただいています。
回を重ねるごとに、皆さんそれぞれが求める味のコーヒーに少しずつ近づいています。
そんな中、普段あまりコーヒーを飲まないという不思議女子が入れるコーヒーは最初から衝撃を受けるくらいめちゃくちゃおいしいです。
いや、味というよりも独特な舌触りを感じることに衝撃を受けました。
最初は、ビギナーズラック的にたまたまなのかなと思いました。
まるでネルドリップでじっくりと時間をかけ低温抽出したかのようなトロ~ッとした舌触りです。
それが、カリタで淹れてもハリオで淹れても同じような舌触りを感じます。
自分が淹れるのと、どこがどう違うのかをじっくりと最初から見てみます。
彼女は、今回の講座で初めてペーパードリップをしたそうです。
教えたのは私や他の講師の先生です。
自分と、どこが違うのか?
最初から何度か見ました。
違いは、強いてあげれば2投目のお湯の線が少し彼女の方が細いかなと言うくらいで他に大きな違いを見つけることができません。
私が彼女の抽出している方法を可能な限りマネて淹れてみます。
もちろん、同じコーヒーを使い、豆の量も同じ。メッシュも同じ。抽出温度も同じ90度で湯量も同じです。
しかし、何度真似てみても彼女が入れるようなトロットした舌触りのコーヒーにはなりません。
飲んでみると、おいしいことはおいしいのですが、どうしてもその独特な舌触りを表現することができません。
そして、相変わらず彼女が入れるコーヒーはいつも安定してトロットした舌触りです。
彼女から、何か”気”のようなものが出ているのかとしか、考えが及びません。
と言うことで、まだまだ勉強して精進しなければと痛切に感じております。
けど、そんなことを考えながらコーヒーを淹れているとやっぱり何だか楽しくなってきます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。