珍しく興奮していた工場長
最近は、在宅ワークは週に1日あるかないか位のペースになりました。
そんなことで、大体会社に行くようになっています。
先日、出社しいつものように仕事をしていると、いつもわりと冷静な工場長が珍しく興奮して「すぐに、カッピングルームに来てもらっていい」と内線がありました。
なんだろうと思い、カッピングルームに向かうと当然カッピングをしていました。
6個並んでいるカップがあり、これから順番にカッピングして!と言われるがままにカッピングをしました。
1つ目のカップから4つ目のカップまで、どれも似たような雰囲気ではあるのですが、明らかに今まで自分が飲んだことのないような風味を強烈に感じるコーヒーでした。
5個目と6個目のカップは、さらにその風味が強烈に感じられました。
ここまで、強烈に感じられるのはアナエロビッコ(嫌気性発酵)かなと思ったのですが何なのか聞いてみました。
それはコロンビアのコーヒー豆を、ラム酒をつけていた樽で発酵させたもののようです。
強烈に感じられたものは、ラム酒の樽の風味だったのですね。
1個目から4個目のカップは、その豆を他のコーヒー豆と合わせてブレンドしたものだでした。
5個目と6個目のカップは、ブレンドしていないストレートのものでした。
ブレンドしたものでも、その風味は十分に個性を発揮していました。
以前にも、芦屋にあるエビアンコーヒーのウイスキーにつけたコーヒーあも飲んだことがあります。
昨年は、スターバックスリザーブロースタリー東京で限定販売されている「ウイスキーばれるエイジドコーヒー」も飲みました。
どれも、個性がしっかりと感じられます。
好みは人それぞれ大きく分かれるかと思います。
「コーヒーを美味しく楽しむために」というところで考えると、私は今回飲んだこのラム酒の樽でつけたコーヒーが1番好みです。
「ウイスキーの風味を楽しむ」なら、やはり直接ウイスキーに漬け込んだエビアンコーヒーのインパクトは大きかったです。
コーヒーの新たな楽しみ方として、今後こういったものもさらに増えてくるかなと思います。
コーヒーとラムとサツマイモが出会ったら
「これは、すごいですね」と工場長に言うと「でしょう」とまだまだ興奮した感じでうれしそうでした。
少しまだ豆が残っているから持って帰る?と聞かれたのでもちろんいただいてきました。
その量、20グラムほどですが(笑)
そして、家でコーヒーを淹れました。
まず、しっかりと密閉してあった袋を開封したのですが、その時の香りが強烈です。
カッピングの時に、生豆の香りを嗅がせていただいたのですが、生豆の香りも強烈でした。
ミルでコーヒーを挽き、香りを嗅ぐと挽く前とは雰囲気が変わりました。
ある程度の量をミルで挽くと、しばらくの間はミルに香りが残りそうなので注意が必要ですね。
そして飲んでみると、もちろんラムなるによる独特の風味を感じられます。
ただ、比較すると袋を開けたときの香りのインパクトの方が飲んだときのインパクトよりも大きい気がします。
ちょうど、小腹が空いていたので何か腹の足しになるものはないかと食べ物を漁っていたら、フジパンの金時芋を使用したスティックパンがありました。
チョコレートなどがあればよかったのにと思いながら、そのパンを食べてコーヒーを飲んだら…
そのコーヒーのラムによる風味が、熟成して濃厚になったような感じに変えられました。
ラム酒に例えるなら、1本1,000円だったラム酒が1本10,000円になった位の印象です。
そして、サツマイモのスティックパンもそのサツマイモの味わいがより豊かに感じられます。
ラムの風味とサツマイモの味わいはそんなに合わないだろうなと思っていたのですが、これは意外や意外でした。
少し先ですが、このコロンビア産のラム樽のコーヒーを数量限定で販売する予定ですので、ご興味ある方はご連絡いただければ販売する時にお知らせします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。