コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

【紅茶飲料の販売金額が急落】「タピオカ離れ」が直撃

1年前は…

1年前を振り返ると、まだ名古屋のタピオカ店は行列をなしていたと思います。
 
仕事では、タピオカドリンクの試作品を飲む機会は何度かありましたが、タピオカドリンクを店舗で購入して飲んだのは2回しかありません。
 
どちらも、家族で出かけた時に飲みました。
 
最初に飲んだのは、比較的価格としては安いチェーン店でした。
 
そこそこおいしいとは思いましたが、そこまで並んで飲むほどのものではないなと思いました。
 
次に飲んだのは、タピオカブームがかなり落ち着いてから某人気店で飲みました。
 
タピオカブームの頃、よく名前を耳にした店舗です。
 
初めて飲んだときの店舗よりも明らかにおいしかったです。
 
まぁ、値段も1.5倍以上していましたが。
 
タピオカは大粒で食感も良く、そして何よりベーストなるミルクティーがおいしかったです。
 
やはり、タピオカと紅茶は切っても切れない関係ですね。
 
そして、一年ほど前はそのタピオカブームに後押しされるように紅茶の販売が好調だという記事をよく目にしました。
 
それが、1年後の今どうなっているか。
 
やはり、タピオカブームが落ち着いたのと比例するように紅茶の販売額も低下しているようです。
 

紅茶飲料はコーヒーの約3分の1

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飲料メーカー等で組織する「全国清涼飲料連合会」のデータによると、清涼飲料水商品の品目別生産量水はコーラなどの「炭酸飲料」がトップで、2番手はミネラルウォーターだそうです。
 
3番目の「コーヒー飲料」は過去10年間にわたって増加しており、2019年の生産量は300万kl台前半を記録しています。
 
それに対して「紅茶飲料」の生産量はどうなのでしょうか。
 
コーヒーと比較すると3分の1程度にとどまる100万kl台前半のようです。
 
紅茶の順位は「緑茶飲料」より、「果汁飲料」より、さらには麦茶等の「その他の茶系飲料」よりも低い12品目中9番目です。
 

リプトンの頑張り

ここ何年か夏場にリプトンが展開する期間限定のティースタンド「Fruits in Tea」では、好みの紅茶(アイスティー)と様々なフルーツを選んで、ハーブやシロップ等と一緒にタンブラーボトルに詰めて楽しむ新感覚のドリンクです。色とりどりのフルーツがたくさん入るので、見た目もよくSNS映えすることから特に若い世代の女性に人気があります。
 
さらに、夜の20時45分からは同店舗で「Lipton TEA BAR」も開店中です。(週末限定、予約制)
 
提供されるのは、紅茶を使ったカクテルとスイーツそれぞれ3種類。アールグレイとりんごをベースにしたカンパリスプモーニに、りんごのタルトタタン、アッサムとミルクを使ったピニャコラーダに、パイナップルのバターサンドなど、紅茶入りカクテルとスイーツのペアリングが楽しめるのが特徴です。
 
バーカウンターごしにプロのバーテンダーが作る紅茶カクテルは製造工程も、完成品の見た目も斬新で「思わず写真や動画に残したくなるような非日常の体験」と言うのが売りなのだそうです。
 
リプトンは、このようなカフェを展開することで紅茶の新しい楽しみ方を多くの消費者に知って欲しいのだそうです。
 
そして、コーヒーにはない紅茶ならではの強みの1つとして、他の様々な食材やドリンクともマッチし、合わせたり混ぜたりすることで楽しみの幅が広がることを提案していきたいようです。
 
コーヒーも最近は、コーヒー以外のものと混ぜ合わせるドリンクなどもありますが、イメージとしてはより紅茶の方が様々なものと合わせやすいような気がします。
 
そして、食事の時にコーヒーを飲むのは「食後」のイメージが強いですよね。
 
コーヒーが大好きな人でしたら、どんな料理を食べた後でも最後においしいコーヒーを1杯いただくことで大きな満足感が得られると思います。
 
ただ、食事を食べながら同時にコーヒーを飲むという事はあまりしない人が多いのではないでしょうか。
 
それに対して、紅茶は食事をしながら飲んでも違和感なく飲むことができると思います。
 
この辺をもっとしっかりと消費者の方に認知してもらえれば、紅茶の販売量も伸ばせるのではと思います。
 
今年もテレビCMでありましたが、日本人の国民食とも言えるカレーライスを食べながら飲む飲料として「紅茶」をもっと推してみてはと個人的には思います。
 
私は、紛れもないコーヒー党ですがたまには少しおしゃれなカフェでおいしい紅茶なども嗜みたいと思います。
 
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。