フレンチプレスのトラウマ
「フレンチプレスを使ってみようと思っている人に」とタイトルをつけたのですが、冒頭で、そのやる気をそぐようなことを書いてしまいます。
せっかく、フレンチプレスを使ってみようと思っていたのに…と思う人は、ここを読み飛ばしてください。
今から、ちょうど10年ほど前です。
仕事で、コーヒー教室のような講座のアシスタントをしました。
その時に、フレンチプレスを使用しました。
講座終了後、片付けをしていました。
普段は、コーヒー器具を洗うのに洗剤を使用する事はほとんどないのですが、その時の講師の先生が「洗剤をつけて洗ってください」とおっしゃられたので、スポンジに洗剤をつけ軽く洗いました。
いやいや、洗おうとしました。
ほんとに、力を入れることなく軽くフレンチプレスの内側にスポンジを入れようとしたその瞬間、ガラスが砕け散り私の手はみるみる血で真っ赤に染まりました。
鈍い痛みが走り、血が止まる気配がなくちょっとこれやばいんじゃないかなと思いました。
軽く血を流し清潔なタオルで抑え、、腕を心臓よりも高いところに上げましたが、一向に血が止まる気配がありませんでした。
周りの方たちも心配してくださり、だんだんと私もどこか変なところを切って何か障害が残ったらどうしようかと不安になってきました。
心なしか少し気分も悪くなったような気もしていたところで、他の方が「病院へ行きましょう」と車を出してくださり病院に連れて行ってくださいました。
傷口を見るのも怖かったのですが、治療を受け、おかげさまで障害が残ることもなく今に至っています。
フレンチプレスのガラスは、強化ガラスなので年数が経つともろくなるそうです。
その時、使っていたフレンチプレスも持ち主の方に聞くとおそらく10年以上は使っているようなことをおっしゃられていたのでごくごくわずかな力で砕け散ったのかと思います。
なかなか使えるものを、捨てたりする事は難しいですが、こういったこともあるのだと言うことを認識し、取り扱いには注意していただければと思います。
フレンチプレスでの抽出
コーヒー好きな方が、家でレギュラーコーヒーを飲もうとしてフレンチプレスを最初に購入する方がどれぐらいいるのか私には全く見当がつきません。
しっかりと、コーヒーの豆の使用量、お湯の量、お湯の温度、蒸らし時間、コーヒー豆の効き具合などを決めれば、抽出するのは比較的簡単だと思います。
金属フィルターを使用しているので、カップに注がれたコーヒーの表面にはコーヒーオイルが浮かぶことが多いです。
そのコーヒーオイルの風味が好きな人、嫌いな人ではっきり別れるのかなと思います。
そこそこの品質のコーヒー豆で、なおかつ鮮度の良いものであれば比較的簡単においしいコーヒーを入れられると思うので私としては初心者の方にもお勧めしたいと思います。
ただ、家でレギュラーコーヒーを淹れてみようと思う方は、家庭用のコーヒーメーカーか、ペーパードリップをされる方が最初は多いのではと思います。
おそらく、ペーパードリップで抽出してみて、そこからコーヒーに対する興味や関心が高まり他の抽出にもトライしてみようと思ってフレンチプレスを購入する方が多いのではと思います。
そうすると、当然ペーパードリップとは大きく抽出方法が異なるので戸惑う方も結構いらっしゃるかもしれません。
そんな時に、とても強い味方になるのが「コーヒー計算機」です。
残念ながら、英語版しかないようなので私には敷居が高いです(笑)
ただ、見ている感じそこまで難しい英語でもなさそうなのでなんとなくは私でもわかるような気がします。
コーヒー計算機の使い方
コーヒー計算機を使うには、最初にどれくらいの量のコーヒーを入れたいか決める必要があります。
基本的には、使用するフレンチプレスの大きさが基準となります。
次に、コーヒーの濃さを決めます。
最終的なコーヒーの味の濃さを決める要素はいくつかあり、フレンチプレスのような紳士方の場合は、お湯の量に対してコーヒー豆を増やすか、減らすかと言う簡単な選択で味が変わります。
コーヒー計算機は、コーヒーとお湯の割合の代わりに、1 (濃い・重い)から7 (薄い・軽い)までの味の濃さの基準を使っています。
この2つの数字を入れるだけで、コーヒー計算機は必要なコーヒーとお湯の量を正確に弾き出します。
キッチンスケールを使う場合は、厳密なグラム数を知ることができ、キッチンスケールを使わない場合は、大さじ何杯のコーヒー豆に何オンスのお湯かを教えてくれます。
コーヒー計算機では、豆の挽き方までは教えてくれませんが、粗挽き・中挽き・細挽きでコーヒーの味の濃さは大きく変わることを覚えておいてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。