11月1日は「紅茶の日」
「紅茶の日」の由来
海難にあってロシアに漂着した日本人、伊勢の国(現在の三重県)の船主、大黒屋光太夫他2名は、ロシアに10年間滞在せざるを得なかった。
帰国の許可を得るまでの辛苦の生活のなかで、ロシアの上流社会に普及しつつあったお茶会に招かれる幸運に恵まれた。とりわけ1791年の11月には女帝エカテリーナ2世にも接見の栄に浴し、茶会にも招かれたと考えられている。
そこから、大黒屋光太夫が日本人として初めて外国での正式の茶会で紅茶を飲んだ最初の人として、この日が定められた。
このことに基づいて、日本紅茶協会が1983年(昭和58年)に11月1日を「紅茶の日」と定めた。
「紅茶の日」に合わせてLINEリサーチが行ったアンケート『あなたはコーヒー派or紅茶派』
コーヒーと紅茶ではどちら派かについては、全体では約7割がコーヒー派、約3割が紅茶派という結果になりました。
男性、女性ともにコーヒー派の方が多く、特に男性は7割強となっています。また、年代があがるにつれてコーヒー派が増える傾向があり、50代の男女ではコーヒー派が7~8割となりました。
コーヒー派の中でも、男性は5割弱、女性は約3割が「だんぜんコーヒー派」と回答しており、特に男性の40代・50代の割合が高く、5割を超えています。
一方の紅茶派ですが、男性にくらべて女性は紅茶派が多く4割弱でした。紅茶派は若い年代になるほど増える傾向があり、特に女性の10代・20代では紅茶派がもっとも多く、5割を超えコーヒー派をうわまわっています。「だんぜん紅茶派」も女性の10代・20代に多く見られました。
コーヒー派・紅茶派 それぞれの楽しみ方
出典:
コーヒー派?紅茶派?どっちが多い? : リサーチノート powered by LINE |LINEリサーチ運営の調査メディア
コーヒー派、紅茶派ともにTOP3は「仕事/勉強/家事などの合間・休憩しているとき」、「くつろいでいる・のんびりしているとき」、「リラックスしたいとき」という結果に。いずれも心身を休めるときに飲むことが多いようですね。
コーヒーは紅茶にくらべ、仕事/勉強/家事など何か作業をしている合間に飲まれることが多く、6割弱でTOP。また、5位には「眠気ざましをしたいとき」「朝起きたとき」がランクイン。モーニングコーヒーという言葉もあるように、毎朝の習慣としてコーヒーを飲む人も多いですよね。ほかにも、9位に「集中したいとき」がランクインしているのも特徴的です。
一方の紅茶は、「くつろいでいる・のんびりしているとき」「リラックスしたいとき」がTOP2となり、リラックスタイムで飲まれる傾向があるようです。また、4位に「おやつのとき」がランクイン。イギリスでは紅茶をスコーンやクッキーなどと一緒に楽しむ“afternoon tea”も親しまれていますが、それも紅茶の楽しみ方のひとつなのかもしれませんね。一方で、8位には「甘いものが飲みたいとき」もランクイン。ミルクティーをはじめタピオカ入りのものや、ふわふわのチーズフォームが乗ったチーズティーなど、紅茶そのものをスイーツ感覚で楽しめるものもたくさんありますよね。無糖の紅茶は食事にも合わせやすいからか、9位に「食事のとき」もランクインしており、紅茶は様々な食事のシーンで欠かせない存在であることがわかります。
日中の休憩時に飲むのはコーヒー。くつろぐ時に飲むのが紅茶。「休憩」と「くつろぐ」という微妙なニュアンスの違いが、今ひとつピンと来ないかもしれませんね。