これはいいのか、悪いのか?
自分が好きな食べ物や飲み物。
果たして、それは体の何かに良いのか。はたまた、悪いのか。
そんなことが気になる人は、結構多いようですね。
今回、コーヒーが好きな人が眼科を受診した時に、コーヒーは目に良いのか悪いのかということを気にした人がいたところから、コーヒーと眼圧の関係を研究したそうです。
健康診断で、眼圧検査をすることもありますが眼圧が高いとどうなのでしょうか?
眼圧が高いと、緑内障などの目の病気のリスクが高まるそうです。
緑内障とは
「緑内障」とは、本来眼圧が高くなることによって、視神経が障害され、視野(見える範囲)が狭くなったり、部分的に見えなくなったりする病気です。
ただし眼圧が正常範囲内の人でも、緑内障が起こることがあって、これは「正常眼圧緑内障」と呼ばれています。
眼圧を下げる目薬もあるそうです。
コーヒーと眼圧の関係
京大は滋賀県長浜市の市民約1万人の生活習慣や身体データを記録して追跡する調査「長浜スタディ」に2007年から取り組んでいる。今回の研究では、調査参加者のうち、眼圧を下げる目薬を使っている緑内障の患者ではない9418人を対象に、コーヒーを飲む頻度と、健康診断で測った眼圧の関係を調べた。飲む頻度は問診で聞き、インスタントやレギュラー、缶コーヒーといったコーヒーの種類は問わなかった。
すると、コーヒーを1日3回以上飲む人は、1回未満の人と比べて眼圧が低く、その差は眼圧の平均値の約3%だった。飲む回数が1回や2回と増えるにつれて、眼圧はだんだんと低くなる傾向があった。
インスタントコーヒーや缶コーヒーなど、コーヒーの種類は問わないそうです。
1日に1杯コーヒーを飲む人より2杯飲む人。
2杯より3杯飲む人の方が、眼圧が低めになる傾向があるそうです。
ただ、因果関係もわかっていない。
さらに、緑内障と診断された人とそうでない人たちとの間に、コーヒーの飲用杯数の明らかな差は見つけられないそうです。
また、通常の眼圧でも緑内障は発症することもあります。
緑内障になりたくないと、誰しも思うところでしょうが、緑内障の予防や治療目的でコーヒーを今までよりたくさん飲むというのはおすすめ出来ないです。
ただ、しっかりとコーヒーと眼圧の因果関係がはっきりとすることを期待したいです。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。