冬に売り上げが伸びるキーワード
雪印メグミルクが2016年に行ったアンケートによると、秋から冬の季節には乾燥が気になると言う理由から「水分」と「ビタミンC」が意識的にとられているとの結果を得たそうです。
これらが背景にあると思いますがその中でも「柑橘系フレーバー」「はちみつ」「ビタミンC」の組み合わせは特に人気があるそうです。
秋から冬にかけての寒い時期、はちみつとビタミンCと言うのは何となくイメージができる人が多いのではと思います。
「柑橘系フレーバー」は、ビタミンCからのイメージによる派生かなと思います。
これらを踏まえて雪印メグミルクは12月8日に、約1ヵ月半の期間限定で「Dole はちみつみかんミックス」を発売するそうです。
雪印メグミルク「Dole はちみつみかんミックス」(450ミリリットル)
『DoleⓇ はちみつみかんミックス』は、冬に旬を迎える「みかん」の甘さと、ほんのりはちみつの香りが楽しめる風味です。みかんのほか、りんごとオレンジを使用し、果汁らしい自然な酸味と甘味のバランスに仕立てました。1 本(450ml)で、1日分のビタミン C※2が摂取できます。
パッケージは背景に暖色を使用して、温かみを感じさせるデザインにし、中身の味がイメージできるよう、パッケージ中央に果物とはちみつのシズルを入れています。パッケージ上部に「冬限定」のアイコンを入れ、季節感・限定感を演出しました。※2「栄養素等表示基準値(18 歳以上、基準熱量 2,200kcal)のビタミン C の 100%が摂取できます
商品画像を見ると、はちみつは「0.5%」使用です。ということは2mlちょっと使われています。
商品説明を読んでもわかるように「ビタミンC」を摂取することが出来ることを強く謳っていますね。
今回の商品に限らず、同じ用に「ビタミンC」と「はちみつ入り」と謳い、はちみつに関しては少し使っているというだけの商品が圧倒的に多いように感じます。
商品を作るメーカー、開発者の人たちが消費者は「漠然とはちみつは体に良い」というイメージを持っているだろうというところから「とりあえあず蜂蜜入り」を謳え!というところから来ているのかなと思えてしまいます。
もちろん、それでたくさん売って、売上を上げることが使命なので至極当然といえば当然ですね。
「ビタミンC」との違いは何なのでしょう?
冬場にビタミンCというと、「風邪の予防に直結する」というイメージが、しっかりと根づいているとメーカーの人たちは思っているのかなと思います。
ここが、まさに”はちみつの悲劇”かなと思えてしまいます。
はちみつって、かなり色んな点で良いことがあります。
ビタミンCと合わせて摂ることでの風邪の予防。口腔ケア。保湿や、細胞修復。他にも細かいものを上げればきりがないくらい・・・
この万能さが「はちみつは、何となく体に良い」という風に思われ、明確に何にいいのかというのが認知されにくいのかなと思います。
もう少し「はちみつ入り」だけで終わらせず、「だから、はちみつが入っているのです!」と、はちみつを入れた理由が明確にわかる商品が増えて欲しいなと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。