国産ウイスキー樽に長期熟成させるノンアルコールティー
ウイスキーやワインの樽に入れて熟成させる。それによってその香りを移す。
ウイスキーにしろワインにしろ、その香りは独特で、飲まなくても香りを嗅ぐだけで酔いしれることもできそうですね。
コーヒーの世界でも同様に香りを移すというものが増えてきています。
こういったもの、賛否両論あるかもしれませんが特に添加物を加えているわけでもなく、新しい楽しみ方として良いのではと思います。
ちなみにコーヒーでは、コロンビアのラム酒の樽で発酵させたものが最近のオススメです。
東急ハンズとティールームが業務連携
そして、株式会社TeaRoomと株式会社東急ハンズは国内初となる国産ウイスキー樽に長期熟成させたのんアルコールティー「ウイスキー紅茶」の販売に関する協業を開始するそうです。
ティールームでは、20221年1月末頃の販売開始に向けて、ソーシャル経済メディア「NewsPicks」が運営するプロジェクト型スクール「NewSchool」の受講者向けに、販売戦略の立案を課題とした特別授業も実施しました。
東急プラザ7階で営業しているNewCafeでは実際に「ウイスキー紅茶」の提供も開始し、ビジネスパーソンをメインとするお客様に対して幅広く休憩したらいただけるよう今回の協業を通して取り組んでいられます。
この「ウイスキー紅茶」と言う呼称は、私でも思いつくものですが、これを「ノンアルコールティー」と位置づけることで、さらに幅広い人たちに興味を持ってもらえるのではと思います。
協業の背景
今回、なぜティールームと東急ハンズとでこのような協業が行われるのか?気になりますよね。
一見意外かもしれない両社の共通点は、お互いが持つ「クラフトマンシップ」です。
TeaRoomは、日本文化を手を掛け、育て継ないでいく立場で、東急ハンズはそれを応援、キュレーション・販売する立場において奮闘しております。その中で、今回「NewsPicks」の運営する NewSchool での繋がりがきっかけとなり意気投合しました。東急ハンズの目指す次世代のお客様との関わり方と、新たな販売実験の一環として、協業へと至りました。今後、日本各地に眠るクラフトマンシップの伝承や、新たな商品開発、文化継承に対して継続的な取り組みを行って参ります。
国産ウイスキー樽に長期熟成させた「ウイスキー紅茶」とは
TeaRoom は2019年に茶葉の生産に参入後、お茶の新たな付加価値創出に力を注ぐことができました。その中で、私たちはお茶の持つ “香り” を活かした「国産紅茶」の製造に取り組んでおります。
「国産紅茶」は日本茶に由来した甘みを特徴としております。この甘みをベースとしたフレーバーティーを作れないかとこれまで試行錯誤を繰り返してきました。様々な可能性を模索する中で、国産ウィスキー生産に使用された樽と出会い、その実験から魅力的な香りを引き出すことに成功しました。
その後も実験を繰り返し、ウィスキー樽の中で紅茶を熟成させることで独特の香りを着香させたウィスキー紅茶を開発しました。
TeaRoom『ウィスキー紅茶』概要
産地:静岡
製法:樽熟成
品種:ブレンド
評価:旨味☆ 渋み☆☆ 香り☆☆☆
説明:国産ウィスキーの生産に使用した樽の中でじっくりと熟成した国産紅茶。ベースとなる国産紅茶の持つしっとりとした甘みの上に、樽に染み込んだ豊潤でフルーティーな香りがフワッと広がります。酔うようで酔わない新感覚の紅茶体験をお楽しみ頂けます。
”酔うようで酔わない”、いいですよね~。フワ~っとしながら、この「ウイスキー紅茶」を楽しんでみたいですね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。